夜宵 の商品レビュー
夜市が好きで読んでみました。 夜市のパクリとか口コミがあったものの、夜市とはうさんくさい怪しい市場という世界観が同じなだけで全く違うお話なのでパクリではなかった。 これはこれで面白かった。 このうさんくさい世界で楽しんでる人もいれば、宿命というかここでしか生きられない人もいたり。...
夜市が好きで読んでみました。 夜市のパクリとか口コミがあったものの、夜市とはうさんくさい怪しい市場という世界観が同じなだけで全く違うお話なのでパクリではなかった。 これはこれで面白かった。 このうさんくさい世界で楽しんでる人もいれば、宿命というかここでしか生きられない人もいたり。 私は好きなので今度は続編の宵鳴を読んでみようと思う
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「大事なことはただ一つ。まともな一生を送りたければ、あの市に近づくべきでは無い」 帯にもある通り、人に言えぬもの全て揃います。 ただ一つだけ置いてないものがあります。 人間が迷い込んでしまえば容赦なく切り落とされ、犬に噛みちぎられ、売り物にされる細蟹の市。 柴村さんの作品はぬ...
「大事なことはただ一つ。まともな一生を送りたければ、あの市に近づくべきでは無い」 帯にもある通り、人に言えぬもの全て揃います。 ただ一つだけ置いてないものがあります。 人間が迷い込んでしまえば容赦なく切り落とされ、犬に噛みちぎられ、売り物にされる細蟹の市。 柴村さんの作品はぬるっとどんでん返しがあるので、衝撃っていうよりもなんか嫌な感じになるミステリーってところが面白いです 人間がいくべき市ではないけど、なぜか魅力的で美しくて 行ってはダメだけど この作品を読んだ人は誰でも細蟹の市に一回は行ってみたいと思うのではないでしょうか
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タイトル怪しくて読んでみようかと。 ファンタジック・ホラーとか言うジャンルみたい。(あんまり気にして読んだことないけどね) 日が沈んでいる間だけの何とも怪しい感じの市。手に入らないものはなし!人でも何でも売ってて…でも許される…この市では… (でも、どっかの国の人身売買的な怖い感...
タイトル怪しくて読んでみようかと。 ファンタジック・ホラーとか言うジャンルみたい。(あんまり気にして読んだことないけどね) 日が沈んでいる間だけの何とも怪しい感じの市。手に入らないものはなし!人でも何でも売ってて…でも許される…この市では… (でも、どっかの国の人身売買的な怖い感じではないで!) こういう世界観は、好きやな。市にはお面被って、人ではないという事で成り立ってる。 魑魅魍魎の中での非現実的な感じが、日常を忘れさせてくれる〜 最後にどんでん返し的なのもあって、なかなかやった! 続編もあるみたい。読もう! 溜まってる本全部読んでからやけど(^^;;
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街のお祭りから始まり大晦までの間、日が落ちると開かれる市がある。湖の小島で、面つけた人なのかすらも怪しい者たちが跋扈する市では、人には言えないものが全て揃うという。 って和ホラー好きには刺さりまくるような話。刺さったよ…。千と千尋の雰囲気や恒川光太郎さんの夜市が好きな人間に刺さ...
街のお祭りから始まり大晦までの間、日が落ちると開かれる市がある。湖の小島で、面つけた人なのかすらも怪しい者たちが跋扈する市では、人には言えないものが全て揃うという。 って和ホラー好きには刺さりまくるような話。刺さったよ…。千と千尋の雰囲気や恒川光太郎さんの夜市が好きな人間に刺さらないわけがないじゃない…。 市を警邏するサザを縦糸に織りなされる、物々しいのに余韻が切ない短篇連作集。優しいサザ。 思いがけずにヤンデレ男が出てきたのはびっくりした(性癖なのでありがてぇ〜!!) わたしは鈍い方なので、読み終わった後に一息ついて、最初から何気なく読み返してから「そういうことか!」ってやっと気がついた。面白かった!!!!!続編も買います!!!!!!!
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最近で1番良かった…。こんなどんでん返しは想像してなかったし、涙するほど切なかったし、完璧に色々と騙された…‼︎‼︎ 先が気になりすぎて歩きながら読んでしまうほどでした笑(危ないので良くないですけど…) 柴村さんの作品、初めて読んだけど他のも読んでみたいと思いました。
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ほんのりホラーテイストのファンタジーで、読みやすかった。一気に読んでしまったので伏線全然気付かなかったところも多い。 サザとかナキとかキャラクターがたっていて、だからこその叙述トリックなんだなぁ。 世界観が好きだったので続編も読みたい。 読みやすさとキャラクターの設定とかが漫画...
ほんのりホラーテイストのファンタジーで、読みやすかった。一気に読んでしまったので伏線全然気付かなかったところも多い。 サザとかナキとかキャラクターがたっていて、だからこその叙述トリックなんだなぁ。 世界観が好きだったので続編も読みたい。 読みやすさとキャラクターの設定とかが漫画的でそこも好きだった。 続編を読むときにもう一回読み直してみようかな。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
恒川光太郎さんの「夜市」を少し若者向けにしたような感じがする。基本的にこういう余韻が残る話は好きです。チョコレートスープはいまいちだったけど、その後は良かった。 サザが女性だったのに驚いたのは絶対私だけではないはず!
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湖に浮かぶ小島で毎年開催される細蟹の市は、何でも売っていて手に入らぬものはない、という舞台設定のダークファンタジー。 ホラー的要素の中に感情に訴えるストーリーはそれなりに魅力があるものの、世界観をもう少し深く作り込んで欲しかったかな。 ある意味で本書の肝である叙述トリックには、ま...
湖に浮かぶ小島で毎年開催される細蟹の市は、何でも売っていて手に入らぬものはない、という舞台設定のダークファンタジー。 ホラー的要素の中に感情に訴えるストーリーはそれなりに魅力があるものの、世界観をもう少し深く作り込んで欲しかったかな。 ある意味で本書の肝である叙述トリックには、まんまとしてやられました。 まだ続きがあるようなので、この先に期待して読んでみよう。
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「チョコレートスープ」 毎晩聞こえた唄の意味は。 素直に甘い食べ物の事を指していないという事は途中で分かったが予想外すぎる物だった…。 病院で出会った彼女は何故この市の事やチョコレートスープの事を知っていたのだろう。 「マドウジ」 過去を忘れ目覚めた彼。 容姿にあれだけ特徴があ...
「チョコレートスープ」 毎晩聞こえた唄の意味は。 素直に甘い食べ物の事を指していないという事は途中で分かったが予想外すぎる物だった…。 病院で出会った彼女は何故この市の事やチョコレートスープの事を知っていたのだろう。 「マドウジ」 過去を忘れ目覚めた彼。 容姿にあれだけ特徴があるというのに、一切彼の情報は見つかっていないのだろうか。 水の匂いがするという言葉は何を意味しているのだろう…。 「ヒナちゃん」 探し続けた少女の行方は。 彼女と遊んでいる様子から勝手に作り上げた彼の姿に騙されてしまっていた…。 狂ってしまい何も分からず行動する人よりも、自分のやってきた事を理解したうえで行動する人の方が恐ろしいな…。 「エフェメラの苗床」 彼が市に居た理由。 彼の場合、拾われた相手もあるが廃棄されるまでの記憶が無い事が救いになったのかもな。 生きる意味も無く廃棄されるぐらいなら、少しでも希望を持ち市で売買される方がマシかもしれないからな…。 「雪客衆」 助っ人に伝える情報は。 やっと彼らについて詳しい事が少しわかったような…。 こんな摩訶不思議な場所で行う仕事を頼める人というのはどの様な人なのだろう。 「曼殊沙華」 隠されていた現実。 自分の生い立ちだけでなく、どれだけ多くの事を知らず彼は生きてきたのだろう。 知っていた所で変わることのない現実でも、後悔する事は少し減るかもしれないよな…。 「サザ」 赤腹衆になれなかった訳は。 どれだけ努力しようが技術を会得しようが、これだけは変えようがないもんな。 彼も信念がありやったことなんだろうが、関係のない人まで無差別に巻き込むのはな…。 「カンナ」 全てが終わり彼が選んだ道は。 どんな事があろうが、彼女たちが居る限りあの市が終わる事はないのだろうか。 彼の答えは分かったが、間違わず進むには困難な道だろうな…。
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最初のチョコレートスープから一気に世界観に引き込まれた。 和洋混ざった不思議な世界に浸れるだけでなく、最後のトリックが明かされてから、もう一度初めから読み返すと同じ文章が全く違うように感じられ面白かった。 しかしまだ、細蟹(=蜘蛛の糸)の市というだけあって、もやもやすること、気づ...
最初のチョコレートスープから一気に世界観に引き込まれた。 和洋混ざった不思議な世界に浸れるだけでなく、最後のトリックが明かされてから、もう一度初めから読み返すと同じ文章が全く違うように感じられ面白かった。 しかしまだ、細蟹(=蜘蛛の糸)の市というだけあって、もやもやすること、気づいていない伏線がありそうな雰囲気。 そこがまた、この世界観と合わさって妙な後味がある。 続編があることをさっき知ったので、読んでみたい。
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