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青い鳥 の商品レビュー

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2024/07/26

オチを知っていても物語は知らなかったので、読んでみることにした。 幻想的ながら脳裏にイメージが浮かぶ描写に『ポールのミラクル大作戦』をやっていたころのタツノコ作品を思い出すとか。 教訓話をやろうとして失敗している風味を感じるとか。 精霊的存在の設定に『チェンソーマン』味を感じて...

オチを知っていても物語は知らなかったので、読んでみることにした。 幻想的ながら脳裏にイメージが浮かぶ描写に『ポールのミラクル大作戦』をやっていたころのタツノコ作品を思い出すとか。 教訓話をやろうとして失敗している風味を感じるとか。 精霊的存在の設定に『チェンソーマン』味を感じてしまうとか。 妄想はだいぶはかどった。 エンディングはまあ感動的ではあるのだが、狂気やホラーと見ることもできる。挿絵がオインゴボインゴ風味であった(宇野亜喜良氏のほうが先駆であることは承知している)ので、そんなことを思ったり思わなかったりしたのだろう。 オチを知っていても印象は変わるものだ。

Posted byブクログ

2014/06/04

いまは読書の楽しさを知り貪るように本を読んでいますが子どもの頃はちっとも本を読まない子だったので、青い鳥のなんとなくのあらすじとかティルティルとミティルの存在は知っていたけれど多分ちゃんと読んだのはこれがはじめて。 きっかけは江國香織×宇野亜喜良のタッグだったこと、ただそれだけ。...

いまは読書の楽しさを知り貪るように本を読んでいますが子どもの頃はちっとも本を読まない子だったので、青い鳥のなんとなくのあらすじとかティルティルとミティルの存在は知っていたけれど多分ちゃんと読んだのはこれがはじめて。 きっかけは江國香織×宇野亜喜良のタッグだったこと、ただそれだけ。 子ども向けのものに翻訳したものと比べて読み直したいな。 大人向けのこちらはほんと溜息がこぼれる、江國香織ワールド全開の翻訳でした。そこに狂気的な美しさの宇野亜喜良さんの絵があわさるもんだから、ファンにとっては嬉しい仕上がり。 身近な幸せを、ただそこにあるだけの幸せを大切にしていきたいですね。

Posted byブクログ

2014/04/06

ちゃんと読んだことあったかな、と考えたら不安になったので、改めて読む気になった。 なんでこんなに怖い絵なんだろうと思ったら、怖い話だった。冒頭から繰り返される死、貧しさ、病気、老い、裏切りのイメージ。幸せの象徴である青い鳥ですら、それから自由とはいえない。もちろん、そういったも...

ちゃんと読んだことあったかな、と考えたら不安になったので、改めて読む気になった。 なんでこんなに怖い絵なんだろうと思ったら、怖い話だった。冒頭から繰り返される死、貧しさ、病気、老い、裏切りのイメージ。幸せの象徴である青い鳥ですら、それから自由とはいえない。もちろん、そういったものと無縁である青い鳥がいたとすれば、偽物にすぎないのだけれど。 妙に明るいラストはわかるような気もするが、釈然としない気もする。これ、子供のときに読んだらどう思ったんだろう? 

Posted byブクログ