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胃がんは「ピロリ菌除菌」でなくせる の商品レビュー

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2013/12/03

私の心の兄、秋野公造さんと浅香 正博さんの対談形式で進んでいく本です。 正直な話をすると「ピロリ菌除菌の保険適用」がどれだけすごいかが、最初はピンとこなかったのです。 身近に胃がんを患った人がいないからかもしれません(過去患っていた人、はいるけど)。 胃がんのメカニズムとか、...

私の心の兄、秋野公造さんと浅香 正博さんの対談形式で進んでいく本です。 正直な話をすると「ピロリ菌除菌の保険適用」がどれだけすごいかが、最初はピンとこなかったのです。 身近に胃がんを患った人がいないからかもしれません(過去患っていた人、はいるけど)。 胃がんのメカニズムとか、わかりやすかったのだけど…まあ途中しゃーっと斜め読みしちゃうとこもあったけど(笑)…やっぱり「知らないからわからない」んだなーと思いました。 そして本編とは関係ないと思うのですが… バリウム検査と内視鏡検査とのちがいについて、やっぱ内視鏡の方が「一般的」には有効らしくて(ベテランだったらバリウムでもその異変に気づけるんだけど、経験値の少ない若手のお医者さんには難しいらしい)語られたところの最後で、浅香先生が言った「静脈麻酔や経鼻内視鏡によって、内視鏡検査の負担を少なくして、一般の方が内視鏡検査を気軽に受けられるようにすることがわれわれ医師の使命と思います」の言葉に、感動。 麻酔を専門に勉強したお医者様も言われるんですけど、苦痛を除きたいって、思った上で仕事に臨んでいるんですよね。 最近よくがん治療について「医者に殺される」みたいな表現する人がいるけど、私は、良心に従って医療に携わっている人を見ているから、簡単に医者をひとからげにして営利目的のためなら患者のことは二の次のような書き方をする論には腹が立つのですだ。 全員がそうじゃないかもしれないけれど、でも多くの医師は、医療従事者は、誰かを助けたいと思って必死にやってるのだ。だ。だ。 --- あとは、官僚ってとても頑張ってるんだなーってことも感じました。 ピロリ菌除菌が保険適用となるまでの簡単なプロセスが書いてあったんだけど、質問状を送って一週間で帰ってくるというのは私の中では「速い」んだよね。 だって、自分の管轄の立場でものを言うんじゃなくて、各省庁全体の統一見解を持って回答をするわけだから、かなり調整が大変だと思うんですよね。 官僚の中には確かに、ズルをしている人も存在するかもしれないけれど、大多数の人たちは本当に頑張ってるんだと思います。はい。 --- あとは、秋野さんが、…私が気軽に秋野さんと呼んでいるけれど、とってもすごい人なのだと再認識してしまいました。あわわわわ。 気さくに接して下さるのでうっかりしてましたけど、本来であればたぶんとても簡単に声をかけられるような人じゃないんだなーと思っちゃったり。 でも、とても、優しいんですーーーー。気さくなんですーーーー。なんででしょうね。

Posted byブクログ