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DON'T TRUST OVER 30 の商品レビュー

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2013/11/06

30を過ぎてかつて自分が十代の時に感じていた大人というものはいないというかいるにはいるが僕自身はそれになれていないし、なんだか不思議な感じはある。でも、30以上を信じなくてもいいけど十代の頃よりもなんだか今のほうが楽だ、未来を思えば完全にお先真っ暗で救いのない不良債権のような僕で...

30を過ぎてかつて自分が十代の時に感じていた大人というものはいないというかいるにはいるが僕自身はそれになれていないし、なんだか不思議な感じはある。でも、30以上を信じなくてもいいけど十代の頃よりもなんだか今のほうが楽だ、未来を思えば完全にお先真っ暗で救いのない不良債権のような僕ですらそれなりに自分の意志でなにかをしたりどこかにいけるというそれなりに楽しい自由とその責任がある。 ただ、そういうことを教えてくれる大人はいなかったし、時代の移り変わりの中でその基準みたいなものは崩壊というか家父長制度みたいにもはや昭和の幻想でしかないのかもしれない。新しい家族像というか今の現状にあったものと違うものが保守な人に求められるような、そんなものに。 私小説だったり、この作品のように自分の人生の一部を描く時にそれはやはり強く、儚い。ただ、あとがきを読んで惹かれて読んだけど響く作品だったよ、ということ。

Posted byブクログ

2013/09/30

僕たちは、良い大人になんか、なれない。異才・TAGRO、ゼロ年代の輝きがここに──。大人になれない大人たちのめくるめく葛藤、それは青春の残照──。表題作をはじめ、ゼロ年代に文芸誌『ファウスト』を中心に発表された珠玉の名品を収めた傑作短編集、待望の文庫化。新たに、著者によるあとがき...

僕たちは、良い大人になんか、なれない。異才・TAGRO、ゼロ年代の輝きがここに──。大人になれない大人たちのめくるめく葛藤、それは青春の残照──。表題作をはじめ、ゼロ年代に文芸誌『ファウスト』を中心に発表された珠玉の名品を収めた傑作短編集、待望の文庫化。新たに、著者によるあとがきと、同級生として若き日を共有したライター・志田英邦による解説を収録。

Posted byブクログ