未決 の商品レビュー
お上の権力に屈したことに対し、吉原会所の面々が見せる悔しさと諦めがこの当時の世相を表してる。 久しぶりの師匠の活躍も良かったです。また桑平同心が徐々存在感を上げてきているので、今後はもっと活躍しそうな予感がする。
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千惷楼の売れっ子女郎莉紅が心中に偽装されて殺されたところから物語が始まる。調べれば調べるほど不思議なことばかりが見えてきて、最後は大奥が絡む展開で探索が中断される。吉原の存続までも危ぶまれる事態に四郎兵衛も仙右衛門も幹次郎も悔し涙を飲む。そんな中、禿6人が伊勢参りという名目で行方...
千惷楼の売れっ子女郎莉紅が心中に偽装されて殺されたところから物語が始まる。調べれば調べるほど不思議なことばかりが見えてきて、最後は大奥が絡む展開で探索が中断される。吉原の存続までも危ぶまれる事態に四郎兵衛も仙右衛門も幹次郎も悔し涙を飲む。そんな中、禿6人が伊勢参りという名目で行方不明になる。こちらも耐震旗本が絡む事件であるじょとが徐々に明らかになる。さて、決着は?
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理不尽がまかり通る世の中は、今も昔も変わらないって事なのかねぇ。嫌だねぇ。吉原裏同心シリーズにモヤモヤは似合わないって事がよくわかった。
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心中に見せかけて殺された女郎、使い走りをしていた按摩、入れ代わりを承知していた岡っ引、通っていた客まで、全てが殺され、その謎を追いかけていた幹次郎たちも振り回されるばかり。 最終的には武家の横やりで無理矢理事件から外され、タイトル通り未決のままに。 禿達がお陰参りに連れ出され、そ...
心中に見せかけて殺された女郎、使い走りをしていた按摩、入れ代わりを承知していた岡っ引、通っていた客まで、全てが殺され、その謎を追いかけていた幹次郎たちも振り回されるばかり。 最終的には武家の横やりで無理矢理事件から外され、タイトル通り未決のままに。 禿達がお陰参りに連れ出され、それを追っていくうちにまたもや武家の一つに行き当たり…。 男色もお稚児趣味も少女趣味も昔から変わらずどこにでも変態はいる、という二話目。 今も昔も大きな権力には逆らえない。暴かれては困る秘密がたくさんあるということですね。
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とうとう19巻目。一つ目の話、未決なんだね、既決にこの先もならないんだろうか・・・ 現実じゃないんだから、小説くらいすっきりさせてほしいなあ~
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商品の説明 内容(「BOOK」データベースより) 吉原にある老舗妓楼「千惷楼」で人気の女郎が客と心中した。知らせを受けた吉原裏同心の神守幹次郎と会所の番方・仙右衛門は、その死に方に疑いを抱く。真相を究明せんと探索する二人だったが、その前には常に大きな影がつきまとう。そして、...
商品の説明 内容(「BOOK」データベースより) 吉原にある老舗妓楼「千惷楼」で人気の女郎が客と心中した。知らせを受けた吉原裏同心の神守幹次郎と会所の番方・仙右衛門は、その死に方に疑いを抱く。真相を究明せんと探索する二人だったが、その前には常に大きな影がつきまとう。そして、吉原自体の存在を脅かす危機が訪れる。幹次郎、そして吉原の運命は―。快進撃の人気シリーズ、一気読み必至の第十九弾。 9月28日~30日
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L 吉原裏同心19 なんだか文字が滑って全然話に入れず。 引き込まれるなにかがなかったように感じるんだけど。 おお!とかうわ!とかなかったような。 要再読だな。
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第十九弾 今回は奇妙な事件心中に見せかけた殺人、背後に御広敷番が、そして次は御側用人が? 吉原に敵対して次々と?
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
心中に見せかけて殺害された女郎・莉紅は何を目的に吉原へ入り込んできたのか。何故殺害されなければならなかったのか?謎はすべて闇の中。まさにタイトル通り事件は「未決」となる。この謎は明らかになるのか?「未決」のままで終了では、全くすっきりしない。近いうちに是非「解決」編を読みたいものだ。
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吉原裏同心19~老舗妓楼で人気の女郎が客と心中したが,神守と番方は殺しと判断し,畳の下から証文3通を発見した。この女の父を思わせる男からの起請文だ。二つは堅い商売の油問屋と勘定奉行の物だが,もう一つは知れない。出入りしてた按摩は殺されており,深川で入れ替わりを黙認した岡っ引きも殺...
吉原裏同心19~老舗妓楼で人気の女郎が客と心中したが,神守と番方は殺しと判断し,畳の下から証文3通を発見した。この女の父を思わせる男からの起請文だ。二つは堅い商売の油問屋と勘定奉行の物だが,もう一つは知れない。出入りしてた按摩は殺されており,深川で入れ替わりを黙認した岡っ引きも殺された。陰供を連れている城内の頭は,馴染み客から広敷番之頭・古坂玄堪と知れ,正面突破を図ったが,はぐらされるばかりで,帰り道を襲われると判断した神守と番方は屋敷で夜を明かした。一方の四郎兵衛は勘定奉行が正直に白状して起請文を渡した後に奉行所に呼び出され,3通目の起請文は盗まれ,未決のままに事件は終わった。小火騒ぎのどさくさ紛れに,禿6人が伊勢への陰参りに抜け出したと聞き及び,訝しんで騒いだ男を捜した結果,菓子屋に出入りして,女郎たちの会に顔を出していた使い走りが浮かび上がり,惨殺体を発見する。趣味は闘鶏だと聞いて隅田村の胴元を訪ねると,しょうげんの殿様といわれる旗本が,幼い娘を趣味とすることが分かった。手引きをしたのは会所を牛耳る四郎兵衛に敵愾心を燃やす,茶屋の主人であった。下谷の屋敷に乗り込んで,闘鶏の刃で旗本と居合いの女達人を倒し,浅草裏山では,読売で広敷番之頭の殺し屋たちをおびき寄せて,打ち倒して溜飲を下げるのであった~神守は仕返しをされないのだろうか。まあ,されないだろうな。大きな力が働いて探索が中止されるのは本当に嫌だろう,お察しします
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