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ハイブリッドアジャイルの実践 の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2017/07/05

大規模システム開発にアジャイルを適用する一例として関西電力の例を挙げ、WFとの融合を図る。 一般的なアジャイルで用いられる手法の紹介もあり。 日本の大企業でよくある、委託開発に対応するため WFの上流設計以前&統合テスト以降はWFのまま、 詳細設計~実装~結合テストはアジャイル...

大規模システム開発にアジャイルを適用する一例として関西電力の例を挙げ、WFとの融合を図る。 一般的なアジャイルで用いられる手法の紹介もあり。 日本の大企業でよくある、委託開発に対応するため WFの上流設計以前&統合テスト以降はWFのまま、 詳細設計~実装~結合テストはアジャイルを適用する 【再認識】 ・アジャイルに向いているのは、  上流~下流まで自社開発  スキルのある人材  ツール環境構築 【気づき】 ・アジャイルは手段であり、目的ではない  目的はプロセス改善による品質&生産性向上 ・テスト駆動開発を適用すると、単体テストの品質指標が使えない→カバレッジで評価 ・アジャイル導入の改善効果を予測する  →改善効果がないなら、適用は無意味 ・イテレーション開発時、計画に2日ほど割き  タスク分割を行うが、このタスク管理するには  機能を詳細まで検討しておかなければならない。  とりあえず作り始める、はNGで  計画をしっかり立てることが重要という  アジャイルの一般的な感覚とは異なる  →むしろアジャイルこそ、計画が重要

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2016/03/09

ずっとモヤモヤしていたことの解決にはならなかったが,多少「まあ,こんなもんでいいか」程度に気が楽にはなった気もする. 普遍的な話はやはり無理ということなのだろうか. 汎化しようと意識すればするほど,逆に特化がクローズアップされると言うか.

Posted byブクログ

2014/11/24

【目的】 アジャイルの方法論やプラクティスを基にして、基幹システム開発などエンタープライズ領域におけるソフトウェア開発の「プロセス改善」の方法を伝える。 【収穫】 ハイブリッドアジャイルの方法論と、その概要を説明できるだけの理解が得られた。 【概要】 本書は、日本の諸事情を考...

【目的】 アジャイルの方法論やプラクティスを基にして、基幹システム開発などエンタープライズ領域におけるソフトウェア開発の「プロセス改善」の方法を伝える。 【収穫】 ハイブリッドアジャイルの方法論と、その概要を説明できるだけの理解が得られた。 【概要】 本書は、日本の諸事情を考慮しながら、アジャイルプロセスを導入するための解説と、実際の国内プロジェクトの実践報告の紹介の2部に分かれている。 [解説編のポイント]: 日本での大規模開発への導入においては、変更受け入れのルールや契約の仕方など考慮すべき事項が存在する。例えば、あらかじめ変更要望に対応するためにコストやスケジュールにゆとりを持たせることを合意したり、請負契約に限らず変更分は準委任契約とするなど工夫が必要。アジャイルプロセスの導入検討においては、まず現行プロセスの課題を明確にし、解決策と具体的な改善方法の検討、改善効果の予測、そして事後評価という手順を踏む。実際にプロジェクト計画を策定する場面では、管理方法やどのプラクティスを導入するかを決定する。進捗管理では、WBSとバーンダウンチャートを併用すると効果的。また必要最低限のドキュメントに抑えるなどして作業量を減らすが、アジャイルプロセス特有の作業も発生するため、その分は必ずスケジュールに含める。 [実践編のポイント]: 実際のプロジェクトでは、WFモデルの詳細設計・製造工程をアジャイル化するハイブリッドアジャイル方式を適用。イテレーション毎に発注側含めて仕様確認レビューを行い、変更要望を早期に発見。また、変更要望コストのゆとりを基本設計完了後の20%としてその枠内で完成。プラクティスは、チケット型タスク管理や、CI、TDD、ペアプロなどを導入。実績としては、タスク管理やCIのおかげでリスク低減につながった。また、変更要望を早期に取り入れることで、初回リリースからユーザー満足度の高いシステムを提供。一方課題としては、開発コストの低減と短期リリースの効果があまりあらわれなかった。 【感想】 具体的な大規模開発向けのアジャイル適用事例を知りたくて購入。WFかアジャイルかという単純な区分ではなく、プロジェクトにおいて重視する部分を明確にして、その目的に合った開発手法を取り入れようという考え方が参考になった。一方、本書で紹介されている事例では、複数チームでの開発実績はなく(体制の組み方などは紹介されているが)、オフショア先との分散開発時の管理手法など、個人的に気になる部分までは明確にされていなかったため、そこは今後に期待したい。

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2013/11/04

要件定義までと、結合テストはウォーターフォール型、詳細設計と製造、単体テストをアジャイル型でやる、というハイブリッドアジャイルについて。 実践した事例は比較的(そーいうシステム的な分野では)小規模な事例だが、適用した中でのメリットや問題点などがまとめられており、参考になると思う...

要件定義までと、結合テストはウォーターフォール型、詳細設計と製造、単体テストをアジャイル型でやる、というハイブリッドアジャイルについて。 実践した事例は比較的(そーいうシステム的な分野では)小規模な事例だが、適用した中でのメリットや問題点などがまとめられており、参考になると思う。 やはり日本人著作の書籍。日本の SI の契約慣習などを前提とした話もあったのは◎だった。

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2013/12/02

SI業態(ウォーターフォール開発を主とする企業)に向けたアジャイル導入本。普段ウォーターフォール型開発に携わっており、プロジェクトを計画・リードするポジションのPM/SEにオススメできる良書。 本書では、日本のSI事情を考慮したウォーターフォール + アジャイル型(ハイブリット...

SI業態(ウォーターフォール開発を主とする企業)に向けたアジャイル導入本。普段ウォーターフォール型開発に携わっており、プロジェクトを計画・リードするポジションのPM/SEにオススメできる良書。 本書では、日本のSI事情を考慮したウォーターフォール + アジャイル型(ハイブリットアジャイル)がまとめられており、アジャイルプラクティスを取り入れるかは別として、様々な点が参考になる。(TDD/CIの効果など) 前半で開発手法に関する説明が一通り行われ、その後に関西電力の中規模開発(20人月くらい?)における実例が記載されており、実際の運用がイメージしやすい。 全体を通して感じられるのは、アジャイルプラクティスに対する理解と、理解の上で計画/実践することの大切さ。 大規模SIでは契約形態等で問題になることが多いが、ハイブリッドアジャイルの場合、ベンダ側の知識レベルやコントロールの方が重要に思える。 例えばTDDを採用する場合、テストコードの妥当性をチェックする必要があり、また、CIを採用する場合には、CIを実現するための実務経験が必要である。 これまで伝統的なシステム開発を行ってきた会社にとっては、実施の妥当性が大きな壁になるだろう。(そこに投資できるかどうかが、企業体質を改善できるかどうかの差になると思われる)

Posted byブクログ