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美しい子ども の商品レビュー

3.3

11件のお客様レビュー

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2023/05/09

個性豊かな短編集。アンソニードーア目当てで読んだけど、全く思い出せない。表題作の美しい子ども、アメリカに住むインド系の人々の話を覚えている

Posted byブクログ

2022/12/26

家族、友人、恋人、人生を軽妙に切り取った珠玉の短編集。高齢な教育者との温かい交流が思わぬ形で幕切れとなる「自然現象」床に置いたボウルで泳ぎのレッスンを受ける「水泳チーム」貧困家庭の生活をありありと描く「美しい子ども」そしてあとがきとなる「ほんとうの話」が秀逸。

Posted byブクログ

2020/12/26

クレストブックス苦手なんですよ。 「あたしってアンニュイだから。。。」って言う雰囲気がして飛び蹴りしたくなるの。でも気になる作家もいて、こういういろんな人寄せ集め短編集借りてみたの。そしたらほとんど読んでた。気になってたインド系のジュンパ・ラヒリ、駄目だった。ベトナム系のナム・リ...

クレストブックス苦手なんですよ。 「あたしってアンニュイだから。。。」って言う雰囲気がして飛び蹴りしたくなるの。でも気になる作家もいて、こういういろんな人寄せ集め短編集借りてみたの。そしたらほとんど読んでた。気になってたインド系のジュンパ・ラヒリ、駄目だった。ベトナム系のナム・リーは下品ですごく好みだった。アンソニー・ドーアは良かった。私上品が駄目なのね。既読の作品のうちで何故この作品を収録したのか?と疑問に思うのもあり、やっぱり一冊まるごと作者の本を読まないことには苦手とか言っちゃ駄目だな。

Posted byブクログ

2020/06/25

「新潮クレスト・ブックス」は、海外の小説、自伝、エッセイなどを取り上げた、1998年に始まったシリーズである。作品は、編集者でも翻訳者でも、ともかく誰かが惚れ込んだ作品であること、そして、日本では初紹介の作家、或いは紹介されていてもまだ読者にうまく浸透していないことを条件に選ばれ...

「新潮クレスト・ブックス」は、海外の小説、自伝、エッセイなどを取り上げた、1998年に始まったシリーズである。作品は、編集者でも翻訳者でも、ともかく誰かが惚れ込んだ作品であること、そして、日本では初紹介の作家、或いは紹介されていてもまだ読者にうまく浸透していないことを条件に選ばれており、ほとんどすべてがこのシリーズでしか出会えない作家たち、掘り出し物の作品で、これまでにドイツのベルンハルト・シュリンク、インド系米国人のジュンパ・ラヒリなどのベストセラー作家を生み出してきた。 私は読書が好きであるが、普段はノンフィクション、エッセイなどを読むことが多く、今般のコロナ禍の中で在宅時間が増えたことから、従前から気になっていたクレスト・ブックスの中からいずれかを読もうと思い、シリーズ創刊15周年を記念して本シリーズの短編集から選ばれたアンソロジーで、シリーズのコンセプトである各国の作家の作品に触れられる本書を手に取った。 本書に収められた作家は、米国人のアンソニー・ドーア、ジュンパ・ラヒリ、ベトナム系のナム・リー、ロシア人のリュドミラ・ウリツカヤ、米国人のミランダ・ジュライ、ドイツ人のクレメンス・マイヤー、ベルギー人(オランダ語圏)のディミトリ・フェルフルスト、カナダ人のウェルズ・タワー、ユダヤ系米国人のネイサン・イングランダー、ベルンハルト・シュリンク、カナダ人のアリス・マンローと実に多様で、ノーベル文学賞、フランク・オコナー国際短編賞などの受賞作も含まれている。 が、残念ながら私は、最後まで読み通すことができなかった。なぜか。。。? 上手く説明するのは難しいのだが、いずれの作品も(と言っても半分ほどしか読んでいないが)、フィクションとしては何となく地味で、ノンフィクションと比べると何となく現実感に乏しく、ページをめくるワクワク感が持続しなかったのだ。 巻末で編者の松家仁之氏は、映画が始まると、隣に座っている夫に、その映画が本当の話かと尋ね、「作り物だ」と聞いたとたんに興味を失って眠ってしまう妻がいるのだが、松島氏だったら本書の作品は「本当の話だ」と答えるだろうと書いているのだが、私はその妻の感性に近いということか。。。 (自分にとって)面白くない本は無理して読む必要はない、とはいうものの、世界レベルで評価された複数の作品を味わえないというのは、なかなか複雑な心境でもある。時を経て、読み直すことはあるだろうか。。。 (私は基本的に、ポジティブな印象を持った本以外のレビューは書かないのだが、本書については、今の自分はそのように感じたという記憶のためにも敢えて残すことにした)

Posted byブクログ

2018/11/14

新潮クレスト・ブックス 短編小説ベスト・コレクション 11人中6人読んだことがあった。 次になにを読むかの参考になるのでは。 一番残っているのは、わかりやすい作品で『水泳チーム』かな。 『自然現象』も2度ともトゲのようなものが残った。自然現象か。。。 アンソニー・ドーア 非武...

新潮クレスト・ブックス 短編小説ベスト・コレクション 11人中6人読んだことがあった。 次になにを読むかの参考になるのでは。 一番残っているのは、わかりやすい作品で『水泳チーム』かな。 『自然現象』も2度ともトゲのようなものが残った。自然現象か。。。 アンソニー・ドーア 非武装地帯 ジュンパ・ラヒリ 地獄/天国 ナム・リー エリーゼに会う リュドミラ・ウリツカヤ 自然現象 ミランダ・ジュライ 水泳チーム、階段の男 クレメンス・マイヤー 老人が動物たちを葬る ディミトリ・フェルフルスト 美しい子ども ウェルズ・タワー ヒョウ ネイサン・イングランダー 若い寡婦たちには果物をただで ベルンハルト・シュリンク リューゲン島のヨハン・セバスティアン・バッハ アリス・マンロー 女たち

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2014/05/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

非武装地帯 アンソニー・ドーア 岩本正恵訳 たんたんと言えばいいのか 地獄/天国 ジュンパ・ラヒリ 小川高義訳 まったく表現しているのにつまらなくない。女というものだなぁ。 エリーゼに会う ナム・リー 小川高義訳 エリーゼはどういうつもりだったんだろう 周りの力にまかせてしまったのか 自然現象 リュドミラ・ウリツカヤ 沼野恭子訳 詩人は 本物の詩人は 他人の評価なんて気にしない 反応があるかないかだ と思う 水泳チーム 階段の男 ミランダ・ジュライ 岸本佐知子訳 想像を共有することで こんなにも毎日は変わる それで十分だ 老人が動物たちを葬る クレメンス・マイヤー 杵渕博樹訳 重い毎日 いつまでも続き いつかは終わる 美しい子ども ディミトリ・フェルフルスト 長山さき訳 美人のロージーの子どものシルヴィーが 陰部の歌を歌う ヒョウ ウェルズ・タワー 藤井光訳 あぁ、何が起ころうと 見つめてしまう 静かな心 期待しない いや、ある意味、非常に期待した心 若い寡婦たちには果物をただで ネイサン・イングランダー 小竹由美子訳 ワルシャワ出身のテンドラーは昨日まで同じ隊だったエジプト人の特殊部隊らを殺した やっと自宅に帰ってきたユダヤ人のテンドラーは隣人のドイツ人一家を殺す 青果店のシミーはテンドラーから1リラも受け取らない 「誰が死ぬべきか決めるだなんて、俺たちはいったい何様なんだ」 あぁ、あぁ。 リューゲン島のヨハン・セバスティアン・バッハ ベルンハルト・シュリンク 松永美穂訳 至極普通に恵まれた家庭に思う。 お互いがわかり合わなくちゃいけないっていうのを 諦めずこなしていく。 お互いに思いやりつつも侵害し理解していくのはすばらしいと思う。 うざいと思わずに。 女たち アリス・マンロー 小竹由美子訳 死の淵にある男と妻と 母親と小間使いと母親のマッサージ師。 みな、少し違うものに惹かれることもあるし、気に入られたいのだ。 一番じゃなくても、すぐに諦めるかもしれないけど やはりどんなときにも、はっきりと決断をすべきで それが最低限のマナーなのかな。 ほんとうの話 松家仁之

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2014/03/01

ものすごく素敵な作家ばかりを集めたアンソロジー短編集。 どれも秀逸な作品だけれど個性が強くてこうして一冊にまとめると、それぞれの印象が薄くなるというか頭に入ってこないというか… 贅沢な一冊になるはずが、国籍も性別も生い立ちもあまりに違うものを集めすぎて残念な結果になってるきがする...

ものすごく素敵な作家ばかりを集めたアンソロジー短編集。 どれも秀逸な作品だけれど個性が強くてこうして一冊にまとめると、それぞれの印象が薄くなるというか頭に入ってこないというか… 贅沢な一冊になるはずが、国籍も性別も生い立ちもあまりに違うものを集めすぎて残念な結果になってるきがする。 ばらばらに読むのがいい。

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2014/02/10

松家さんセレクトの短編集。洗練された短編たち。突出した作品は感じられないが、それぞれに感慨のある作品でした。

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2014/01/27

アリス・マンローの何かを読みたくて、でも外国人の書いたものは苦手なことも多いので、アンソロジーにしてみた。 苦手なものもあり、世界に入り込んだものもある。 ミランダ・ジュライ「水泳チーム」(『いちばんここに似合う人』より) ベルンハルト・シュリンク「リューゲン島のヨハン・セバス...

アリス・マンローの何かを読みたくて、でも外国人の書いたものは苦手なことも多いので、アンソロジーにしてみた。 苦手なものもあり、世界に入り込んだものもある。 ミランダ・ジュライ「水泳チーム」(『いちばんここに似合う人』より) ベルンハルト・シュリンク「リューゲン島のヨハン・セバスティアン・バッハ(『夏の嘘』より) この2作が特に好みでした。

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2014/01/15

非武装地帯 アンソニー・ドーア 地獄/天国 ジュンパ・ラヒリ エリーゼに会う ナム・リー 自然現象 リュドミラ・ウリツカヤ 水泳チーム、階段の男 ミランダ・ジュライ 老人が動物たちを葬る クレメンス・マイヤー 美しい子ども ディミトリ・フェルフルスト ヒョウ ウェルズ・タワー 若...

非武装地帯 アンソニー・ドーア 地獄/天国 ジュンパ・ラヒリ エリーゼに会う ナム・リー 自然現象 リュドミラ・ウリツカヤ 水泳チーム、階段の男 ミランダ・ジュライ 老人が動物たちを葬る クレメンス・マイヤー 美しい子ども ディミトリ・フェルフルスト ヒョウ ウェルズ・タワー 若い寡婦たちには果物をただで ネイサン・イングランダー リューゲン島のヨハン・セバスティアン・バッハ ベルンハルト・シュリンク 女たち アリスマンロー ほんとうの話 松家仁之

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