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5年後働く自分の姿が見えますか? の商品レビュー

3.6

17件のお客様レビュー

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2014/01/19

ほとんどは近年メディアを賑わせていて私でも知っている人々ですが、田端信太郎さんという方は、寡聞にして知りませんでした。略歴を見ると、NTTデータからリクルート→ライブドア→コンデナスト・デジタル→LINEと有名企業を渡り歩いていて、私の一番嫌いなタイプ(笑)。しかもタイトルが「サ...

ほとんどは近年メディアを賑わせていて私でも知っている人々ですが、田端信太郎さんという方は、寡聞にして知りませんでした。略歴を見ると、NTTデータからリクルート→ライブドア→コンデナスト・デジタル→LINEと有名企業を渡り歩いていて、私の一番嫌いなタイプ(笑)。しかもタイトルが「サラリーマンは『損失限定』の宝くじ」なんて、何か一般のサラリーマンを小馬鹿にしたようないやな感じでしょ~? と思ったら、一番いい事書いておられました。単なる第一印象とは言えども、経歴やタイトルで判断してごめんなさい。。。(ちなみにタイトルは逆説的な物言いだったのです) 書いている本人だけが気持ち良くて、読む若者のためには一文にもならない一般論を避け、ご自身の得意分野である「情報・コミュニケーション」という切り口で、具体的なアドバイスを書いておられます。著者が意図的にそういう文章を書いておられるということが次の文章で分ります。 「いま、ネット越しに世界を見ると、とても面白いことをやっている個人が世界中に沢山います。(中略)そういう個人をダイレクトに見られる開かれた窓があるのに、テレビでは『これからの日本人は海外に出るべきだ』など、著名な論客が東京のスタジオで自分がリスクを取るでもなく、総論のみでしゃべっている。そんな『べき論』ばかり聞いてもしょうがないと思うのです。」 全くその通り。かと言って田端氏のアドバイスはマニアックな狭い範囲の話ではなく、具体的なノウハウでありながらも汎用性の高い考え方も含むものです。例えば、 ・プロのビジネスパーソンなら元ネタをあたれ;メディアを経由する情報は必ず歪みやバイアスが含まれていて、それを元に自分の人生のリスクなど考えられない。 ・自分が発信元となってみる、リタラシーを磨くには有効;メディアが発する情報の編集・加工が見えてくる。 ・量をこなして考える訓練が大事;慣れるとパッと見ただけで引っかかりが出てくる;量を重ねるとスタイルが持てる。 ・起業するか組織にいるかは問題ではない;むしろ組織内にいるリスクは最大でクビなのだから、どんどんチャレンジせよ;悪名は無名に勝る、失敗と批判を恐れるな。 いかがでしょうか?若い方はピンときたでしょうか?ベテランの方は思い当たるところがあったでしょうか?私は胸にストンと落ちました。 他の著者については、読むべきところがあるとすれば、駒崎氏のと岩瀬氏のでしょう。駒崎さんの主張は非常に正しいのでこれから社会に出る方には読んでいただきたいですが、ワークライフバランスや男女共同参画社会について真面目に考えたことがある方なら、すでにいろんなところで聞いたことがある話です。 岩瀬氏のは、ほとんどはどうでもいい上から目線の抽象論ですが、ご本人の体験に基づく「いいからやれ、黙ってやれ、できるまでやれ」というのと、「50点で構わないから早く出せ」というアドバイスは非常に大事だと思います。 為末氏の文章は、トップスポーツ選手から社会活動家に転身された方ということで興味を持って読みましたが、そのアドバイスは残念ながら能力に恵まれた方が言うことで、多くの読者にとって有益ではないなと思いました。 非常に残念ながら、他の著者のものは読む価値なしです。飯田氏、古市氏のものは、さすが学者さんらしく抽象論・机上の空論のオンパレードで、時代を上手に切り取っているおつもりなのでしょうが、それを踏まえたご自分の頭で考えたらしいアドバイスは、全く役に立たなそうなものです。 また、唯一の女性である経沢氏の文章は自分の自慢と陳腐なアドバイスのオンパレードでため息が出ました。経歴詐称の加藤嘉一氏のは論外です。この二人を入れていることと、女性が1/8しかいないことで、読む前から編集者の残念さに気づくべきであったかもしれません。 しかし、田端氏の文章を読むためだけでも買う価値はあるかもしれません。氏の考え方だけでなく、発信の仕方も味わい深いと思います。

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2013/12/09
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※このレビューにはネタバレを含みます

○岩瀬大輔 飯田泰之 古市憲寿 経沢香保子 田端信太郎 加藤嘉一 為末大 駒崎弘樹の8名による、それぞれが考える「仕事感」について、各々の考えをまとめたもの。 ○対談やパネルという訳ではないため、本全体としてはバラバラの論調であるが、著者それぞれの考え方が分かりやすく現れていた。

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2013/11/01

著名人が「自分はこうやってきた」というのをベースとして語っている部分が多い。そのため、具体例が著名人自身ということになり、そういうことができるのは一握りの人間だけだ、という思いを抱いてしまった。さらっと難しいことを言ってるな、という感じ。

Posted byブクログ

2013/10/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最近、いろいろなところで名前を目にする8人、それぞれがこれからの働き方について持論を展開している本。私はもともとこの8人のうち7人ことは本やテレビで知っていて、そこで知った同じようなことも書いてはあるが、そうではない情報が、なんか日常会話のような感じで読めて面白かった。 最近よく聞く方々なので、それぞれがどういう人かつかむのに、適した本かもしれません。

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2013/10/14

5年後の自分や社会をイメージしたくて購入。でも実際には、割と若い人向けに働く価値観の変化を促すような論調の内容だった。日本に固執せずに残りの人生を考えるのには、とっても共感したけど、それが前提となった社会が5年後かと言われると、少々疑問。

Posted byブクログ

2013/10/07

メンバーで買いだなと判断。加藤、岩瀬、経沢あたりのイケイケも脱力古市もまあそうかなと思うが、特に田端、飯田、駒崎あたりの具体性を伴った話がやはり良いと思ったあたり、そういう好みなのだなあ。中でも田端さんは老獪というか、したたかなことで、大いに参考にしたいものです。

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2013/10/03

一晩で読めた。 最初の部分にも書いてあるけど、英語の勉強を例として、同じトピックスに対してひとつの本で切り口や意見が違ってます。自分的には目新しい部分でした。読者に考えさせるという意味では有効だと思います。 多分本を読んだことがあるからだと思うけど、個人的には飯田さん・為末さん・...

一晩で読めた。 最初の部分にも書いてあるけど、英語の勉強を例として、同じトピックスに対してひとつの本で切り口や意見が違ってます。自分的には目新しい部分でした。読者に考えさせるという意味では有効だと思います。 多分本を読んだことがあるからだと思うけど、個人的には飯田さん・為末さん・田端さん部分が好き。岩瀬さんもぶれない。参考にさせてもらってます。 田端さんの「この本を読むということは、リスクテイカーになろうとしてるんだろう?だったら、何もしないより飛び込んでみろ。」っていうのがそのとおりすぎた。踊らなきゃ損だよね。今のところ踊ってる日が限られてる自分がいる。 自分にとって楽にできることを1万時間鍛錬して、それを身につけて発信することで生きていきたいですね。

Posted byブクログ