アーティストになれる人、なれない人 の商品レビュー
作り続けるっていうのがすごいことだな。 アーティストはそれを自然にやっているような印象があるけれど。 いろいろあったり、なかったり、考えたり、不安に思ったりする中で作り続ける。それが出来るか出来ないか。
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どうしてこの本を借りようと思ったのか、まったく覚えていないのだが、図書館で予約した本の中に紛れていた。 タイトルにはあまり惹かれない、というか、タイトルから連想したのは、「俺たちはこうしてアーティストになった」っていう、くだらない思想本というニュアンスだったので、あまり期待しな...
どうしてこの本を借りようと思ったのか、まったく覚えていないのだが、図書館で予約した本の中に紛れていた。 タイトルにはあまり惹かれない、というか、タイトルから連想したのは、「俺たちはこうしてアーティストになった」っていう、くだらない思想本というニュアンスだったので、あまり期待しないで読み始めたのだが、案外面白かった。 それぞれの立場から、アート、デザインというものに対して昨今の教育事情を懸念し、どうすべきかということを謳っている。 また、アート、デザインというもののクリエイティビティそのものに焦点を当てているのではなく、人がアート、デザインとどのように向き合うのか、どのように接触していくのがよいのかという部分が、世の中を生きる人達、さらには将来を担う子ども達にとって、いかに大事かということを強調していた。 それは何も、芸術の世界だけでなく、広く一般社会に生きる全ての人達に対しても、同じように大事であるということ。 というわけで、やはり、タイトルはよくないな。
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せっかくこれだけの人の発言集なのに、あれ?という感じ。書籍化する必要があったのか。タイトルも安易。読み易いが内容に厚みがないような。 佐藤さんの縄文時代、大竹さんの理不尽さ、宇和島にいること、宮島さんの作るか作らないか、 茂木さんの批評性への言及は示唆的だが、掘り下げが欲しかっ...
せっかくこれだけの人の発言集なのに、あれ?という感じ。書籍化する必要があったのか。タイトルも安易。読み易いが内容に厚みがないような。 佐藤さんの縄文時代、大竹さんの理不尽さ、宇和島にいること、宮島さんの作るか作らないか、 茂木さんの批評性への言及は示唆的だが、掘り下げが欲しかった。
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タイトルが下衆でよくないが、 内容は面白かった。 トップレベルのクリエーターや芸術家を学校で育てることができるのか、 もしくは教育はどこまでできるのか、 というテーマ。 今のような小中学校の美術教育なら、やらないほうがマシかもしれない。好きになる・興味を持つ子どもよりも、嫌い...
タイトルが下衆でよくないが、 内容は面白かった。 トップレベルのクリエーターや芸術家を学校で育てることができるのか、 もしくは教育はどこまでできるのか、 というテーマ。 今のような小中学校の美術教育なら、やらないほうがマシかもしれない。好きになる・興味を持つ子どもよりも、嫌いになる子どものほうが多いかもしれない。 東京芸大を頂点にした美術教育ヒエラルキーの閉鎖性と弊害。 「やっぱり一番何かが起こり得るのは“偶然”なんだよ。偶然ほど強いものはないっていう感じはある」(大竹伸朗) 「引きこもりの期間があったほうが、作家としては何か一つのものができるかもしれない」(やなぎみわ) アートはもっと自由なものだろう。
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大竹伸朗さんの対談がとても良かったです。 全アーティストに共通する「壁抜け」の恐怖と、 その大事な部分を実体験から語ってくれています。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
アメリカではわからないということが前提。 現代美術も言葉で説明できないといけない。 自分の言葉で。 日本では説明したら野暮だよっていう、感覚がある。(杉本博司) 「作らないデザイン」 どこまでやらないか、やらないで済ますか。 自分が置かれた環境をできるだけ客観的に、自分のことではなくて、どういう環境なのかということを見ていくと、自分のやるべきことが浮かび上がってくる。(佐藤卓) 創作は、自分がこの世から消えないための方法。どんどん作るしかない。 持って生まれたものがなかったとしても、それを50年続けたら、才能のあるやつが2年で行き着いた域とは違う場所に行き着く。(大竹伸朗)
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宮島達男が7人の賢人と対談した本。佐藤卓、杉本博司、大竹伸朗、茂木健一郎、やなぎみわ、名和晃平、西沢立衛と豪華なメンバー!杉本さんの相変わらずシュールな感じ、大竹さんの力強さ、西沢さんのアートとまた違う視点、どれもすごく魅力的でワクワク読み進められました^ ^ 一流の人たちの魅力...
宮島達男が7人の賢人と対談した本。佐藤卓、杉本博司、大竹伸朗、茂木健一郎、やなぎみわ、名和晃平、西沢立衛と豪華なメンバー!杉本さんの相変わらずシュールな感じ、大竹さんの力強さ、西沢さんのアートとまた違う視点、どれもすごく魅力的でワクワク読み進められました^ ^ 一流の人たちの魅力がつまった1冊。読んで良かった!
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どうだろう、間の取り方と大切さ、各個人の並みではない行動力。 人との出会いの方法とその価値観、歴史と自己、批判性。 まだ面白かった話はあるけど、自分らしくとかチャンスを見極めるとか目的を持って行動するとかかな、全体の話は。 実はもっと凄い話が聞けると思った。それがどんなものっ...
どうだろう、間の取り方と大切さ、各個人の並みではない行動力。 人との出会いの方法とその価値観、歴史と自己、批判性。 まだ面白かった話はあるけど、自分らしくとかチャンスを見極めるとか目的を持って行動するとかかな、全体の話は。 実はもっと凄い話が聞けると思った。それがどんなものって、映画監督のリンチとか物理学者のファインマンの様な流暢なクレイジーさ(?)えっ?、あーうん。なるほど。の最初の驚きがもの足りなかったです。 トップアーティストとはこんな感じですよと言われて、何を感じるか、うーん、、、強いですね。
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現代美術家宮島達男をホストとした、トップアーティスト7名による対談集。「アーティストを育てるには?」という問いのもと、様々な意見が出てきて面白い。
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人との出会い、環境の重要性。強いメンタルと辞めないでやり続けること。想像力と創造力。批判性vs正解を求める。ー王道はなく、信念が頼り。昔と違うのは社会が効率的を要請すること。この方向性でいいのか?と。色々な可能性が消えてしまっていないだろうか。
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