バットマン:ハッシュ完全版 の商品レビュー
新たな敵“ハッシュ"の手によって、次々と現れた宿敵たちがバットマンを付け狙う。謎が謎を呼ぶ悪夢の饗宴の結末は――!? キラークロック、ポイズン・アイビー、ハーレイ・クイン、ジョーカー、スケアクロウ、ラーズ・アル・グール―かつての宿敵たちが次々とバットマンを狙いはじめる。...
新たな敵“ハッシュ"の手によって、次々と現れた宿敵たちがバットマンを付け狙う。謎が謎を呼ぶ悪夢の饗宴の結末は――!? キラークロック、ポイズン・アイビー、ハーレイ・クイン、ジョーカー、スケアクロウ、ラーズ・アル・グール―かつての宿敵たちが次々とバットマンを狙いはじめる。 その裏側にいるのは、ゴッサムシティに現れた謎の男“ハッシュ"だった。 ナイトウィングやロビン、オラクルらの仲間たちとともに立ち向かい、ハッシュの謎を追うバットマンだが……。敵か味方か、バットマンに力を貸そうとするキャットウーマンとのロマンスの行方は? そして、ハッシュの正体とは? シリーズを代表する宿敵たちとバットマンファミリーが総登場する豪華作品が完全版で登場!! キラークロックがポイズン・アイビーと組んで起こした誘拐事件に始まり、ハーレイ・クインやジョーカーやスーパーマンまで利用してバットマンの命を狙うためにジグソーパズルのように錬られた犯罪ゲームを仕掛けるHUSHの正体を追うバットマンとキャットウーマンとロビンの活躍を、ブルース・ウェインの過去に絡んだ緻密に組み立てられた良質なミステリーに満ちたストーリー、バットマンとキラークロックやジョーカーやスーパーマンなどとの壮絶なバトルの連続、バットマンとキャットウーマンのねじれた複雑なロマンスを絡めて描いていて、バットマン初心者からコアなファンまで大満足の傑作コミックです。 HUSHの正体が、2代目ロビンからトゥーフェイスそしてある人物に二転三転する優れた謎解きの展開とバットマンとキャットウーマンのフィルムノワール的なラブストーリーにグイグイ惹き込まれました。 クリストファー・ノーラン監督で実写化して欲しいです。
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バットマンの敵役特盛のお祭りみたいなお話でした。表題になってる『ハッシュ』さんは最後までひっそりとこちらを窺うだけで、誰なんだ!とワクワクしてました。
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アメコミは好きなんだけれども、アメコミ原作のハリウッド映画と違って、アメコミ自体はかなり読みづらい。バットマンならバットマンの、スーパーマンならスーパーマンの文脈を知っていないといけないし、知っていたとしても「今何の話をしているのか?」とか「なにがどうなっているのか?」という流...
アメコミは好きなんだけれども、アメコミ原作のハリウッド映画と違って、アメコミ自体はかなり読みづらい。バットマンならバットマンの、スーパーマンならスーパーマンの文脈を知っていないといけないし、知っていたとしても「今何の話をしているのか?」とか「なにがどうなっているのか?」という流れが分からなくなるときが多々ある。 この辺りの問題って、私固有のものなのかな~と思ったりするが、アメリカのほうでもアメコミは読まれていないとのことなので、同じ感覚があるのかもしれない。長い間に積み重ねられてきた「お約束」を一つ踏み違えると展開が分からなくなる……という問題。それに対処するために、ゼロからはじめるということを繰り返してもいるのだけれど。 でも、『ダークナイト・リターンズ』や『スーパーマン:レッドサン』とかは超面白かった。やはり世間的に評価されているアメコミというのは、誰が読んでも一定の面白さを保証するものなのだろうなぁと。それはこの『バットマン・ハッシュ』も同じで、この作品は私の中では「こういうバットマンが読みたかった!」という満足度の高い作品だった。謎の敵ハッシュの計画によって、様々なヴィラン(スーパーマンまでが)がバットマンに襲い掛かるオールスター展開は、バットマン初心者にも楽しめるものだと思う。 バットマンの長編シリーズは、新しい敵をどう設定するかが一番難しいところだ。あまりに長く続いて、悪役にも一定の蓄積があるために、新しい敵役が出ても「うーん、あんまり強そうじゃない……」という印象に落ち着いてしまう。そういう意味で、今作のように「ヴィランを操る黒幕」や「黒幕の後ろにまた黒幕が」みたな構造が、一番スマートだと思う。 アートワークはとても美しい。アメコミはこれを観るだけで価値がある。さらに、ストーリーも良く、文句なしの一冊だった。リドラーが好きなので、リドラーが重要な役で出ているというだけでも大満足。それにバットマンとスーパーマンの関係もバディ感があって良かったし、バットマンとキャットウーマンの関係が一気に密接になって、こちらも面白かった。
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