てつぞうはね の商品レビュー
「てつぞうはね」、「てつぞうはね」って畳み掛けるようにしゃべる女の子が目に浮かびます。かわいくてかわいくてしかたない様子、これがまたパワフルな絵とマッチしてます。とっても素敵です。
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雑誌MOEでしたか、雑誌で紹介されているのを見て気になっていました。しかし何となく内容的に泣かされるような予感がして手に取るのを躊躇していました。 絵がダイナミックでいいですね。猫のふくふくとした感じがどこからでも伝わってきます。特に洗面台一杯のてつぞうには笑わされてしまいます。「てつぞうはね」という語り口も優しく、てつぞうを描く人のてつぞうへの愛情を感じられます。 前半のふくふくとしたてつぞうの絵があるからこそ、たった一ページの小さくなったてつぞうの姿が胸に迫ってきます。 それからあたらしい「家族」がやってきて、かつて彼と眺めた花咲く季節が巡ってきます。新しい家族と観る桜に、かつて彼と観た桜を重ねる…。 大切な「家族」大切な「人」がいなくなっても、変わらず訪れるもの、巡ってくるものがあるということが大きな慰めになるということを改めて感じさせられる絵本です。
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「てつぞうはね・・・」で語りかけるような話がよい。 くりかえし出てくる「てつぞうはね・・・」もとてもよい。 じ~んとくるおはなし。
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でたよ、なかなかの猫絵本が。 猫と暮らす愉しさ、猫を亡くす切なさ、そしてその名残りを感じながら新しい猫との出会いを描いた絵本。てつぞうと、ソトとボウは違う猫。だけどいっしょだね…。 帯の絵本も素敵じゃ。
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情熱大陸にミロコさんが出演した際に製作していた絵本。 消えていく命・新しい命へのあたたかい眼差しに溢れていました。 吸引力のある絵と文章のバランスが絶妙で、誰かに語りかけたくなる絵本でした。
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愛猫てつぞうのことを思い出し、泣きながら描いていたドキュメントが印象的で、出版が待ち遠しかった絵本。 ペットロスの人にはちょっと切なすぎるかもしれないけれど、てつぞうへの愛情が伝わってくるエピソードには、ネコを飼った人の共感を得るはず。歯磨き粉が好きというのは珍しいかな。 そんな...
愛猫てつぞうのことを思い出し、泣きながら描いていたドキュメントが印象的で、出版が待ち遠しかった絵本。 ペットロスの人にはちょっと切なすぎるかもしれないけれど、てつぞうへの愛情が伝わってくるエピソードには、ネコを飼った人の共感を得るはず。歯磨き粉が好きというのは珍しいかな。 そんな愛しい思い出があるからこそ、ででーんと大きなおにぎりだったてつぞうが、こねこみたいに小さくなってというシーンはウルウルしてしまうけど、新しい出会いに受け継がれている愛情を、裏表紙にも感じとれるのが救われた。 原画展があるらしいのでぜひ行きたい。
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てつぞうくんを、作者さん(?)がどんなに愛していたか。が痛いほど伝わってきます。 自由な、力強ささえ感じるてつぞうくん。 だから、思いがけなくて。 う。泣いてしまった……
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