クロネコヤマト「感動する企業」の秘密 の商品レビュー
クロネコヤマトの事業を通じて、社会貢献していく姿勢が本を通じて伝わった。 誇りを持って仕事をするマインドは非常に素敵だと思うが、その中でそういった気持ちやマインドだけで乗り越えられない問題・課題もある。 そういった気持ちやマインドでは乗り越えられないものをどう対処しているかがも...
クロネコヤマトの事業を通じて、社会貢献していく姿勢が本を通じて伝わった。 誇りを持って仕事をするマインドは非常に素敵だと思うが、その中でそういった気持ちやマインドだけで乗り越えられない問題・課題もある。 そういった気持ちやマインドでは乗り越えられないものをどう対処しているかがもっと気になりました。
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1919年(大正8)に創業された「大和運輸」が、その代名詞とも呼ばれる宅急便を日本で始めたのが1976年。個人向け小口貨物という当時の社長の提案に全役員が反対し、スタート初日はたったの「2個」だった荷物が、やがて20億個に迫るほどにまで成長した(2016年度実績)。本書は2011...
1919年(大正8)に創業された「大和運輸」が、その代名詞とも呼ばれる宅急便を日本で始めたのが1976年。個人向け小口貨物という当時の社長の提案に全役員が反対し、スタート初日はたったの「2個」だった荷物が、やがて20億個に迫るほどにまで成長した(2016年度実績)。本書は2011年の東日本大震災に際して、迅速かつ最高の判断によって被災地の物流を救ったヤマト社員たちの「神対応」を皮切りに、社員全員が時代を超えて世のため・人のために尽くそうという「ヤマト魂」を育てた企業の秘密にスポットを当てる。著者の石島氏の本業は会計士で、『決算書がおもしろいほど分かる本』というベストセラーを書いているのだが、ヤマトホールディングスの社長・会長を務めた瀬戸薫氏と高校時代からの親友という事情からなのか、100%の「ヤマト礼賛本」となっていて辛口の意見が無いのが少し物足りないが、「感動する」のは間違いない一冊。
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いいことばかり書いてあるけれど、その体質なのにどうして残業代の未払いが起きたりそれが問題になったりするのかがよくわからない。ビジネス書だから、読者層に見合った視点からなのかな。
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宅急便を送る行為。 そこから発生する価値を大切にする会社なんだなーと清々しいような気持ちになりました。 ファンが多いのも頷けます。 風土、哲学、しっかりと浸透できている証ですね。 勉強になりました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
チェック項目3箇所。ヤマトの車はなぜ背が高い? 運転席側から出ると、車の走行の関係で危険が伴う、だから、背を高くしたウォークスルー車を使って、助手席から出やすくしたというわけだ、もっと大きな理由が、セールスドライバーの腰痛防止だという、かがんで荷物をとることで、腰痛を起こしやすい、その点、かがまないで移動できるウォークスルー車は、荷台まで運転席から行くこともできるし、かがむ必要がないのだ。女性セールスドライバーだと留守率が下がる……女性が化粧前だったり寝間着姿だったりして、玄関先に出ることに抵抗がある場合があるからだ、留守というのは、宅配ビジネスの天敵である、それがなくなれば、効率は大幅にアップすることになるのだ。「社員が『全員経営』の精神に則って頑張ってきた。そうした精神がヤマトの風土をつくり、宅急便の品質を高めてきた。しかし、今の若い人は違うと思います。生まれたときには、もうすでに品質の高い宅急便はあったのですから、その会社に入ってくるのに、宅急便の品質を落とそうなんて考えないでしょう」。
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物流業界の優良企業クロネコヤマトの感動する話を紹介してくれる本。 震災後、宅急便1個あたり10円の寄付を決めた時の経緯などが書かれているが、株主代表訴訟も覚悟の上だと答える社長は度胸が座っててかっこいい。 常日頃から、ヤマトが一番信頼できる運送会社と思ってたけど、こういう...
物流業界の優良企業クロネコヤマトの感動する話を紹介してくれる本。 震災後、宅急便1個あたり10円の寄付を決めた時の経緯などが書かれているが、株主代表訴訟も覚悟の上だと答える社長は度胸が座っててかっこいい。 常日頃から、ヤマトが一番信頼できる運送会社と思ってたけど、こういう企業文化が末端の社員まで根付いているのかと納得した。 第一章だけ読めば十分に伝わる。全てが詰まってる気がする。
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