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ガリヴァーの帽子 の商品レビュー

3.4

17件のお客様レビュー

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2024/08/12

あとがき代わりの最終話で「少しというか、かなり毛色の変わった」と吉田篤弘ならぬヨシダアツヒロさんが言うくらい、いろんなテイストの可笑しなお話が8話。ストーリーの整合性とか頭で考えることはほっぽり出して楽しみましょうよ。 私は「イヤリング」と「名前のないトースターの話のつづき」が好...

あとがき代わりの最終話で「少しというか、かなり毛色の変わった」と吉田篤弘ならぬヨシダアツヒロさんが言うくらい、いろんなテイストの可笑しなお話が8話。ストーリーの整合性とか頭で考えることはほっぽり出して楽しみましょうよ。 私は「イヤリング」と「名前のないトースターの話のつづき」が好き! 十文字氏にはまた会いたいなぁ。

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2020/12/19

短篇集。表題作は虚構と現実の境界線がどことなく曖昧で、ふわっとした読後感でした。好きな短篇は『ものすごく手のふるえるギャルソンの話』で、ギャルソンに接する人たちがとにかく優しいです。叱るのではなく諭し、勇気づける店長や恋人が好印象でした。もうひとつ好きな作品は『かくかく、しかじか...

短篇集。表題作は虚構と現実の境界線がどことなく曖昧で、ふわっとした読後感でした。好きな短篇は『ものすごく手のふるえるギャルソンの話』で、ギャルソンに接する人たちがとにかく優しいです。叱るのではなく諭し、勇気づける店長や恋人が好印象でした。もうひとつ好きな作品は『かくかく、しかじか――あるいは、彗星をみるということ』で、最初、句点の話かと思いきや意外なものがつらつらと語っています。メタフィクションのような最後のあとがきも、個人的にはおススメです。いつか『話のつづき』が読みたいですね。

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2019/05/11

・ガリヴァーの帽子 ○ ・イヤリング ・ものすごく手のふるえるギャルソンの話 ○ ・かくかく、しかじかーあるいは、彗星を見るということ ◎ ・ゴセンシ ・御両人、鰻川下り ⇨吉田健一のマネ?出来のあまり良くないコピーのよう ...

・ガリヴァーの帽子 ○ ・イヤリング ・ものすごく手のふるえるギャルソンの話 ○ ・かくかく、しかじかーあるいは、彗星を見るということ ◎ ・ゴセンシ ・御両人、鰻川下り ⇨吉田健一のマネ?出来のあまり良くないコピーのよう な印象 ・名前のないトースターの話のつづき ○ ・孔雀パイ △

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2018/08/13

長編かと思っていたら、短編集でした。 「かくかく、しかじか」と「ゴセンシ」が好みだった。短編だが、書きかけのようにも感じられてしまい、物足りなさはある。

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2015/10/07

短編集だと言うのに あたまが朦朧としてくる。 ほんの一瞬でも気を抜くと、 ぽーんと思考は物語の端っこへ飛ばされ、 ながぁ~く続く道のど真ん中で佇む事となる… 用意のいい著者は アスファルトの中にキラキラ光る石を埋め込み、 下を向かせて歩む様、巧みな仕掛けをしている。 風の様な...

短編集だと言うのに あたまが朦朧としてくる。 ほんの一瞬でも気を抜くと、 ぽーんと思考は物語の端っこへ飛ばされ、 ながぁ~く続く道のど真ん中で佇む事となる… 用意のいい著者は アスファルトの中にキラキラ光る石を埋め込み、 下を向かせて歩む様、巧みな仕掛けをしている。 風の様な物語の続きを遠くに聞きながら <光る石>を掘り出したくてたまらない私は 目を凝らしてうーんと近寄ってみたのだが… あ、そうか。 気がつけば、アスファルトを覗き込んでいるのは う~んと幼い頃の私か。 (ダイヤモンド…) と、でも思っているのだろう。 ふっ、と顔を上げれば 手の中のキラキラの正体はおそらく人それぞれ。 ただ、道の先はまだ遠くどこまでも<何かで>輝き続けている… 物語から思考が逸れる事は私にとって珍しい事じゃない。 (ひとつも頭にはいってこねぇ~~) と、悲鳴を上げた脳がぶらり、どっかへ行っちゃうのはいつもの事。 ただ、魂のふらふら散歩が妙に楽しかったな… と、感じた奇妙な短編集。

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2014/09/10

【もういちど、ガリヴァーを呼び戻すために--。】名手・吉田篤弘が贈る、おかしくく哀しく奇妙で美しい、色とりどりのおもちゃ箱のような短編集。

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2014/08/26

不思議な雰囲気を持つ短編集。 「?」と云う気持ちになる物が多いのですが、 「美しく歳を取る」がテーマだったとか、 そう云われるとストンと落ちてくるものがありました。 兎に角、そーっと深呼吸をするような文章です。 少しずつ読み進めたくなる一冊。

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2014/06/17

【ものすごく手のふるえるギャルソンのはなし】 ぜひ! 物語の続きを! ギャルソンのその後が気になります!

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2014/03/06

スタイルさまざまに料理された9つのお話。あっさり。あるようで無かった捉えどころが味、なのかも? それをあじわうように読む。全体的に軽やかで、美味しくいただきました。ごちそうさまでした。

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2014/01/27

待ってて良かった。 篤弘さんとは楽しいことのベクトルが同じ方向を向いている気がします。 お畏れながらm(__)m

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