あいしてくれて、ありがとう の商品レビュー
台風のように急にやってくるおじいちゃん(タイフーン)と孫達の話。 孫が可愛くてよく遊びに来てたおじいちゃんは孫を愛した。 祖父との思い出を通して感謝の気持ちを乗せて風船に手紙をくくって送って終わるが 故人を思う気持ちを持ち続けることの大切さを物語っていた。 タイフーンみたい...
台風のように急にやってくるおじいちゃん(タイフーン)と孫達の話。 孫が可愛くてよく遊びに来てたおじいちゃんは孫を愛した。 祖父との思い出を通して感謝の気持ちを乗せて風船に手紙をくくって送って終わるが 故人を思う気持ちを持ち続けることの大切さを物語っていた。 タイフーンみたいなおじいちゃんになるのも良いですね
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いまこどもたちの読書感想文の添削のため、かなりのスピードで本を読んでいる。こどもたち、読書感想文の書き方、、、酷い。(笑) これは私の責任だな。きちんと読解とか、読書の楽しさとか、なにを目的にしてるかとか、教えなさいってことだ。 その中で、この一冊、すごく感動した。同タイトル名...
いまこどもたちの読書感想文の添削のため、かなりのスピードで本を読んでいる。こどもたち、読書感想文の書き方、、、酷い。(笑) これは私の責任だな。きちんと読解とか、読書の楽しさとか、なにを目的にしてるかとか、教えなさいってことだ。 その中で、この一冊、すごく感動した。同タイトル名の宮西達也さんの絵本は知っていたけれど、この本はすごく考えさせられた。 家族について考えるとき、子供にありがとうって言うよりも、子供にありがとうって言わせてあげる方が、ずっと尊いように感じる。「ありがとう」って言える親がいない、親族がいない子どもって、どこかかわいそうな気がする。家族との思い出は、なによりも大切にしなくちゃいけない。それが言えるから、自分の子供にもやさしくできるし、人を大切にできる。なにより自分自身に確かな幸せのようなものが見つけらえる気がする。 「あたし、ずっとこどもから大切にしてもらえる親は幸せだなあって思ってたの。だから、あたしも、おじいちゃんを大切にして、幸せにしてあげようって思ってた・・・・・でも、ちがう。親が亡くなってしまったとき、やれることはやった、じゅうぶん親を大切にしたって思わせてもらえるこどもこそが、ほんとは幸せなんだって、あたし、いま、わかったの。いまごろ、わかった・・・・・・!」 これは、こういう気持ちは、こういう幸せは、そうなってみないとわからないよ。言って伝わるものじゃないし。こどもたちの読書感想文には、こんなこと一つも書かれていないけれど、私は号泣した一冊になった。これまでたくさん後悔した、突然の別れもあった、どうしようもないこともいっぱい経験した。ほんとうに辛いこと、痛みってのは、なにもできないことだから。幸せはそっと、ゆっくりと沁みてくるんだと思う。
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