アジア未知動物紀行 の商品レビュー
アジア(ベトナム、奄美、アフガニスタン)で未知の動物、UMAを探すノンフィクション。終始真剣に探索を行い、命の危険もあるような国にまで行き、探すために現地の人と交流し、色んな場所をたらい回しされ、なんなら銃まで向けられるような経験をしているのに、それを面白く書けるところがすごい。...
アジア(ベトナム、奄美、アフガニスタン)で未知の動物、UMAを探すノンフィクション。終始真剣に探索を行い、命の危険もあるような国にまで行き、探すために現地の人と交流し、色んな場所をたらい回しされ、なんなら銃まで向けられるような経験をしているのに、それを面白く書けるところがすごい。そしてUMAについてだけではなく、訪れた国の内情やその国の抱える矛盾まで考えさせられる深い内容でした。
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ずっと気になりつつ未読だった高野秀行さんの本、1冊目。めちゃくちゃ面白かったのですが、他の方のレビューでは「刺激控えめ」と書かれたりなどしていて「こ、これで?」と思いました(笑)。他著もこれから読んでみます。 奄美のケンモンの話が特に好きです。オチが秀逸。三篇どれもUMAに対する現地の方の捉え方が面白いなと思って読んでいたのですが、自分が日本人だからか、ケンモンの存在はなんとなくしっくりくるものがありました。 ―私たちの存在にも気づかず、謎の言葉で話しこむ媼二人。寄せ打つ波と、入り江を取り囲む切り立った崖。白いヤギ。ケンモンがほんとうにすぐそこにいるような気がして、ゾクッと鳥肌が立ったのである。(180P)
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ベトナム、奄美大島、アフガニスタン。三ヶ所の土地への発作的な旅と、未知動物の調査について。 奄美大島の集落で聞いた不思議な話がオカルトめいていて、好奇心をくすぐられた。こういう話をずっと聞いていたい。 土地に赴き人に出会うことの温かみ、そして別れのしんみりとした味わい。相棒のカメラマン森清氏の写真がまた良いのだ。
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短編、と言うべきか。ベトナム、奄美、アフガニスタンでのUMA探索が集積され、比較して読みながら楽しむ機会を与えてくれた。奄美のケンモンは『神に頼って走れ!』でその一端を読んでいたので、一粒で二度おいしいと言ったところか? 本書のカバーは、それを思うと笑ってしまう。9・11後のアフ...
短編、と言うべきか。ベトナム、奄美、アフガニスタンでのUMA探索が集積され、比較して読みながら楽しむ機会を与えてくれた。奄美のケンモンは『神に頼って走れ!』でその一端を読んでいたので、一粒で二度おいしいと言ったところか? 本書のカバーは、それを思うと笑ってしまう。9・11後のアフガニスタンと言えば命の危険が伴う場所だ。無事に帰国できたことは本書を読めば判るのだが、ホッとする。ペシャクパラングの考察もなかなか面白い。
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嘗て、TBS「クレイジー・ジャーニー」アヘン王国の回の出演で著者を知り、その独特のキャラクター性に惹かれ本屋に向かう。アヘン本を買う予定が手にしたのがこっち。UMA好きの僕としては『未知動物』という単語に無条件に反応してしまうのだ。本の内容は端的言うとUMA探しのドタバタ珍道記。...
嘗て、TBS「クレイジー・ジャーニー」アヘン王国の回の出演で著者を知り、その独特のキャラクター性に惹かれ本屋に向かう。アヘン本を買う予定が手にしたのがこっち。UMA好きの僕としては『未知動物』という単語に無条件に反応してしまうのだ。本の内容は端的言うとUMA探しのドタバタ珍道記。勿論、未知動物の発見はしてないが(笑)その未知動物を求める行動力と考察力に敬服すらする。正直ヤバイ危険地帯にも果敢に向かうので読んでて結構ヒヤヒヤする。他の著書も面白そうなのがあるので気になるライターさんではある。
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今回も面白かった!フイハイとケンモン探しに関してはもはや妖怪探し!?といった感があるが、地元の人になんの疑いもなく「いる」とされていて目撃者もたくさんいるのが楽しい、なんか夢がある。アフガニスタンのペシャクパラングに関しては正体がなんとなく見当がついてきているのに何度も米軍陰謀説...
今回も面白かった!フイハイとケンモン探しに関してはもはや妖怪探し!?といった感があるが、地元の人になんの疑いもなく「いる」とされていて目撃者もたくさんいるのが楽しい、なんか夢がある。アフガニスタンのペシャクパラングに関しては正体がなんとなく見当がついてきているのに何度も米軍陰謀説にたどりついてしまうのが笑えた。それにしてもあれだけの政情不安な国にUMA探しだけのために飛び込んでしまうなんて、すごい度胸。。。
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未知の動物を探して世界中のどこにでも行ってしまう高野さん。「もう危ないからやめて」という気持ちと「面白いからもっと行って!」という気持ちが入り混じって複雑です。UMAあるところに米軍ありってエピソードが興味深い。
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やっぱり高野さんの本は面白い!!今冊はアフガニスタンの凶獣『ペシャクパランダ』の話に尽きる。外務省ホームページで危険度最高の危険度4の「退避を勧告します」で真っ赤っかの地域にUMAを探しに行く。これで事故でもあったら…、大丈夫なのかな?と思ったりもするけれど、いつもの高野さんどお...
やっぱり高野さんの本は面白い!!今冊はアフガニスタンの凶獣『ペシャクパランダ』の話に尽きる。外務省ホームページで危険度最高の危険度4の「退避を勧告します」で真っ赤っかの地域にUMAを探しに行く。これで事故でもあったら…、大丈夫なのかな?と思ったりもするけれど、いつもの高野さんどおり現地に密着しているので、アフガニスタンのおもてなし(客人が国際的にはテロリストと言われていようが変わらないらしい)の習慣が実感できたりするのは、著者ならではかと。
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ベトナムで猿人「フイハイ」を、奄美で妖怪「ケンモン」、アフガニスタンで凶獣「ペシャクパラング」を探しに出掛けて出会った物は・・・・ 高野秀行らしい一冊。
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表題にもあるように、著者の天職ともいうべきUMAものである。しかし、今回は少し味付けが違う。目撃者や伝承者の話など分析して、かなり民俗学的なアプローチでその正体に迫ろうという内容になっている。勿論アプローチがそうだというだけで、学問的な分析が行われているわけではないのだが、単なる...
表題にもあるように、著者の天職ともいうべきUMAものである。しかし、今回は少し味付けが違う。目撃者や伝承者の話など分析して、かなり民俗学的なアプローチでその正体に迫ろうという内容になっている。勿論アプローチがそうだというだけで、学問的な分析が行われているわけではないのだが、単なるドタバタ紀行ではなく、興味深い仮説がなされていて面白いと思った。
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