都会のアリス の商品レビュー
両親を無条件に信じられなくなり、でも無条件に甘えてもいたい。そんな過渡期の中学2年生の少女の不安定な心の揺らぎが、不思議の国のアリスや植田真の絵と重なり合い、夢想と現実のあわいの中で描かれる。 成長し変化する心を愛おしく見守る作者の想いに包まれる。
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一時間くらいで読み終わりました。石井睦美さんの小説は主人公が学生の方が好きだなと思った。アリスちゃんも、もう少し大人になったら、名前がアリスじゃなくてよかったと思うんじゃないか・・・。植田真さんの挿絵も可愛くてよかったです。
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中学二年生の佐知子。進路を考えることをキッカケに自分の心と向き合うお話。 アリスの文章に擬えて進んでいく物語です。 空想の世界に浸る佐知子は少し自分と似ているのかも(笑) 特に大きな出来事が起こるでもなく、自分が持っているウサギのぬいぐるみと空想の世界で自分を探す。 多感な思春期...
中学二年生の佐知子。進路を考えることをキッカケに自分の心と向き合うお話。 アリスの文章に擬えて進んでいく物語です。 空想の世界に浸る佐知子は少し自分と似ているのかも(笑) 特に大きな出来事が起こるでもなく、自分が持っているウサギのぬいぐるみと空想の世界で自分を探す。 多感な思春期の気持ちをうまく表現しているなぁと思ったものの。 物語としてはつまらなかったかなぁ。 同年代の頃に読んだとして共感できるとか、私もがんばろうとか、そういった気持ちにはならなさそうな・・・ 終わり方も思春期さながらのぼんやりとした曖昧な終わり方でした。 挿絵がものすごくかわいかったです^^
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[ 内容 ] 商社勤めで海外出張の多い母、父は家で芝居の稽古ばかり、わたしは、「おうちの人」と、将来の相談をしたいのに―大人たちの生き方を見つめながら、13歳の少女が人生の選択にむきあう姿を名作『不思議の国のアリス』に重ねてあざやかに描いた応援譚! すべての女の子に贈るリリカル・ファンタジー。 [ 目次 ] [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
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『ふしぎの国のアリス』になぞらえて、 中学2年生の佐知子の日常に起こる問題(進路とか、母親が「自分を見つめたいから」とのメーを残して3日間旅にでてしまう、とか)を考える話。 不思議の国のアリスとのリンクも中途半端な感じだし、 親の説明不足な行動が中2の子供にはショッキングすぎてかわいそう。 母親の親友曰く「彼女ははずっと「良い子」でやってきたから立ち止まって旅に出たくなったんだろう」って…。それはわかるけどせめてメールじゃなくて面と向かって伝えましょうよお母さん。「良い子」を演じて生きてきたことを後悔してるんだとしても、子供を産む決断をしたのは自分。子供に自分の「流され人生」のツケを払わせないでください…。
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中学生の女の子が主人公。自分のことをアリスになぞらえて話が進む。劇的なことが起こるわけではなく、流れていくようなお話。 2014/7/1
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不思議な話でした。 後半に行くにつれの、あべこべの、すとんな、収束感。 挿し絵がとにかく、かわいかったです。 シンプルなのに、気になる。飾っておきたい。
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商社に働くママと、演劇に打ち込むパパ。普通の両親とちょっと違う二人のもと、佐和子は自分の名前がイヤデみずからアリスと名乗る。アリスと同じように、ぬいぐるみの白ウサギに導かれる。 香港出張から帰ってこないママを機会に、ママの生き方・自分の人生を考える。 悪かないけど、ベタだなあ。
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