さみしかった本 の商品レビュー
同じ本でも一冊一冊それぞれの本。 出会いも別れもそれぞれなんやよな。 すべての本が愛おしく思えてくる。
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一冊の本と少女の恋物語です。といっても過言ではないでしょう。 切なくて、何となく懐かしい匂いのする絵本でした。 仕事上多くの本と接する人間としては、ツッコみ所もありつつ、本当に考えさせられるお話でした。 この本は「さみしかった本」であって、今はさみしくないんです。 でも実際...
一冊の本と少女の恋物語です。といっても過言ではないでしょう。 切なくて、何となく懐かしい匂いのする絵本でした。 仕事上多くの本と接する人間としては、ツッコみ所もありつつ、本当に考えさせられるお話でした。 この本は「さみしかった本」であって、今はさみしくないんです。 でも実際の公共の書架には「さみしい本」がたくさんいます。 「しあわせな本」「いそがしい本」「疲れはてた本」「満身創痍の本」いろいろいますが、やっぱり本として一番悲しいのは「さみしい本」でしょう。 そして、人の意識の外にあるから気づかないけど 「さみしい本」は思っているより多いということ。 中には自分が生まれるよりも前に入ってきているのに、一度も開かれた形跡のない本にもよく会います。もう「さみしかった本」のように人を恋しく想う「心」も失ってしまうだろうな。 子どもはもちろん、大人にも、書籍とふれあう機会の多い人にも読んでほしい絵本でした。
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パステルの優しい画風で、深く濃い色合いの表紙に惹かれます。 本と女の子の出会い、別れ、再開。 どんなに面白くて素敵な本なのか、想像を掻き立てられます。本当に好きになった本は、こうやって恋い焦がれる。 家の本棚の本たちが、より愛おしく感じられます。
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すてき。私がどの本を読もうか、本にワクワクするように、本もどんな人に手に取られるのかドキドキ待っているんだね。本を大事にしてあげよう。
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図書館の本 たくさん読まれて 古びて 忘れられていく だれかの大切な一冊になれる それがしあわせかなあ 本をさみしがらせてるかな 私も ≪ あの出会い 心ときめき いつまでも ≫
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
本は私たちを幸せにするけど、では本が幸せになるには?というところにスポットをあてた絵本。 やっぱり誰かの特別な一冊になること、ずっと覚えてもらえることが一番だと思う。 報われるラストになっていてよかっった。
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日曜日の新聞、図書紹介のページは毎週の楽しみです。様々な分野の本の紹介、レビューアーのコメントがあり、次はこれを読んでみようと毎週楽しみにしています。そんな記事で紹介されていた本です。 本の紹介より 「ある日図書館に新しい本が1冊入りました。 本は大勢の子供たちに読んでも...
日曜日の新聞、図書紹介のページは毎週の楽しみです。様々な分野の本の紹介、レビューアーのコメントがあり、次はこれを読んでみようと毎週楽しみにしています。そんな記事で紹介されていた本です。 本の紹介より 「ある日図書館に新しい本が1冊入りました。 本は大勢の子供たちに読んでもらって幸せでした。 でも、何年もたって古ぼけてしまうと、 本はもう誰にも読まれず、さみしくてしてたまり せんでした。 一人の女の子が、本を見つけてページをめくって くれるまでは。」 読んでくれる人を待ち続ける本と、本が大好きな 女の子との出会いを優しく描いた絵本です。 古くなり最後のページが無くなった本も、少女にとっては宝物で、最後のシーンに想像をめぐらせていました。閉架エリアに移されて、出会うことのなくなった本を少女は探します。やがてバザーに出される本との再会。 司書さんのやさしい一言「私も小さいころ、この本が大好きだったのよ」初めて図書館に入った本を囲んでいた少女の一人は、後の司書さんでしょうか。 翻訳者の福本友美子さんの別作品「としょかんライオン」も楽しいエピソードです。
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本が嫌いな人でも、こんなに大切にできる何かを持ったことがあるって素敵なこと。こどもの頃に経験してほしいなぁ。 素敵な絵でした。
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