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幕末志士の死亡診断書 の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2023/07/04

幕末の偉人の生活ぶり、健康への取り組み、死因をつらつらと書いている一冊。 脚気や胃潰瘍がひと昔は死に至らしめる病だったのが、ちょっと驚きだった。 あと長生きしている人は散歩を日課にしている場合が多い気がした。参考にせねば!

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2023/06/24
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読友さんの感想で興味を持ち一気に図書館予約。この手の内容は学部・大学院の授業の知識として知っておいた方が面白いかも!というノリ。所々に出てくる「ベルツ博士」。明治時代に日本に招かれたお雇い外国人のひとりらしい。岩倉具視が我国で始めて「がん告知」を受けた患者さんだったとは知りませんでした。医療が発展していない幕末、脚気、感染症、脳卒中、がん、今だったら絶対に助かったよね、というものばかり。井伊直弼の病名には何となく納得。それが影響して桜田門外の変で殺害されたんだ。首がない西郷隆盛の遺体同定にはびっくり。④

Posted byブクログ

2020/03/10
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幕末志士ってそりゃほとんど殺されてるのが死因じゃないのかとツッコミつつ手に取ったけど大変興味深かった。まあ、実際死因というより持病を通して幕末志士の人となりを知るという視点のガイド、というかんじ。 そもそもしょっぱなから西郷どんとか龍馬とか、その死にざまはいくらでも描かれこすり倒されてきた二人から幕開けで 西郷隆盛→(象皮病)、坂本龍馬→(ADHD)、、 死亡診断書のタイトルはまあこの時点でどうなのというところだけれど、いろんな文献や記録の残っている時代の人物を、体の不調にフォーカスして浚い直してる視点と解説によって、新しい気づきも多い。こうだったかもなあの妄想が広がる1冊。 紹介されているのは33名、以下備忘録めも (それにしても皆、なにかしら歴史に名を残す活躍をした偉人たちばかりなのに持病まで掘り起こされて本出版されるなんて思ってもいなかったろうな、いちばん余計なお世話じゃと怒っているのは大久保どん(慢性下痢と脱毛症)では、、、 西郷隆盛/坂本龍馬/高杉晋作/勝海舟/木戸孝允/徳川慶喜/大久保利通/松平容保/井伊直弼 島津斉彬/大隈重信/山県有朋/板垣退助/大村益次郎/黒田清隆/陸奥宗光/井上馨/松方正義/ 徳川家茂/徳川家定/天璋院篤姫/斎藤一/永倉新八/山岡鉄舟/阿部正弘/川路聖謨/榎本武揚/ 孝明天皇/明治天皇/岩倉具視/三条実美/和宮親子/有栖川宮熾仁

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2015/05/09
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これを言っても仕方がないけれど、今の時代だったら薬や医療で助かった人もいたかもしれない・・・。幕末の有名人がどんなことを成したのかはもちろん興味はあるけれど、普段どんな生活をしていたのか、健康面や生活パターン、死亡原因から歴史を見ていくのもけっこう面白くて、不摂生な人や健康オタクもいたりで親近感持った。マネしたくない健康法もあったけど・・・。こういう本も好きです。

Posted byブクログ

2014/07/27
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興味深い幕末の志士たちがどんな病気を持っていて、どんな健康法を実践していて、どんな亡くなり方をしたのかを一人一人見ていくと、当時の医療事情がわかっておもしろい。 勝海舟サマはひょっとして今でいうヒートショックじゃないの?とか、この時代にクラッシュ症候群で亡くなった方がいた!(儒学者藤田東湖)とか新たな発見や想像もまた楽しい。 ただ、気になるのが精神系についての記述。 坂本竜馬→ADHDはけっこう有名な話ですが、井伊直弼→自己愛型パーソナリティ障害っていうのはどうなん?って思います。対面したわけでもないのにそういうこと言うのってまともな精神科の医師ならそういうことはしないと思うんだけどなー。

Posted byブクログ