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四月は君の嘘(7) の商品レビュー

4.4

33件のお客様レビュー

  1. 5つ

    18

  2. 4つ

    5

  3. 3つ

    6

  4. 2つ

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2021/05/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

公生がステージで渾身の演奏を披露して、母の亡霊と訣別した場面は切なくて涙が出てしまった。やはり、かをりは「愛の悲しみ」が公生と母の思い出の曲と知って選曲した模様。公生のお母さんと病院で知り合ったのか?

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2020/02/24

この巻では、10代の人が必ずぶつかって、20代になってもよく分からないことに対して1つの向き合い方をしっかり描いていて、やっぱこの作者は凄いなあと感じます。 この漫画の特徴は、単なるスポ根漫画のように、結果が出るまでの努力が描かれるのではなくて、親子関係、ライバル関係、恋愛関係...

この巻では、10代の人が必ずぶつかって、20代になってもよく分からないことに対して1つの向き合い方をしっかり描いていて、やっぱこの作者は凄いなあと感じます。 この漫画の特徴は、単なるスポ根漫画のように、結果が出るまでの努力が描かれるのではなくて、親子関係、ライバル関係、恋愛関係、といったように人間関係が色濃く描かれているところなんだなとやっとわかってきました。7巻では特にその辺が詰め込まれているので、密度が濃いなと感じます。 公生が親との向き合い方に結論を出したかと思ったら、椿の恋愛で「好きと嫌いじゃないの間には幾万光年の距離がある」なんて言葉を出していて、どういう人生経験をしたらこんな話が出てくるでしょうね。単に私の経験が浅すぎるのかもしれませんが。。 続きが気になって、ついこの後の巻も連続で読んでしまいました。

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2020/01/18

巻数を追うごとに、 作品や、主人公が生き生きとしているのが、感じられました。 まだ、読んでいない方には、是非オススメしたいですね

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2019/02/21

初読。母は決して、自分の幸せを子どもに押し付けてはならない。公生を縛り付けていた糸なんてものはなく、将来も生きてゆくために拠ることのできるように、母子2人で撚った絆だった。悲しみに慣れておくため、と言ったシーンは込み上げるものがあった。子はいつか親から「旅」立たなければならない。...

初読。母は決して、自分の幸せを子どもに押し付けてはならない。公生を縛り付けていた糸なんてものはなく、将来も生きてゆくために拠ることのできるように、母子2人で撚った絆だった。悲しみに慣れておくため、と言ったシーンは込み上げるものがあった。子はいつか親から「旅」立たなければならない。途上の公生は、1つの通過点を通った。はるか遠くから見守る母も、きっと喜んでいることだろう。 しかし、2人の人間が居たとして、進む方向が一致するとは限らない。進んでいくことは離れていくことでもある。次巻も楽しみ。

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2018/05/28

藤和ホール・ガラコンサートに招待された宮園かをりと有馬公生。しかし、ガラコンサート当日かをりは姿を現さなかった。出番を遅らせてもらおうと交渉にいった場で語られた、かをりへの批判。公生は彼女の凄さを示すため、一人で舞台に上がる。怒りにまかせ弾き始められた「愛の悲しみ」。だが音の消え...

藤和ホール・ガラコンサートに招待された宮園かをりと有馬公生。しかし、ガラコンサート当日かをりは姿を現さなかった。出番を遅らせてもらおうと交渉にいった場で語られた、かをりへの批判。公生は彼女の凄さを示すため、一人で舞台に上がる。怒りにまかせ弾き始められた「愛の悲しみ」。だが音の消えた世界に没入した公生は次第に思い出してゆく。母の好きだった曲を……そして演奏は様変わりを見せる!(Amazon紹介より)

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2018/04/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今まで公生が見てきた母親の影から、もう公生の母親=恐怖でしかなかったんだけど、今回の公生の母親に向けた演奏と、紘子さんが思い出す早希、母親が抱えていた不安と愛情が見れて涙が出た。こーゆうところはやっぱり親目線で見ちゃう。有馬公生は音で人を高める事ができる演奏家なのね。小池くんもまた高められたその1人。絵見と武士も。ガラコンに来なかったかをりは入院していた。かをりが母親のように突然いなくなるんじゃないかと不安になる公生。最後は公生への気持ちを自覚する椿。みーんな一方通行の片思いなのかな。

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2017/08/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【あらすじ】 藤和(とうわ)ホール・ガラコンサートに招待された宮園(みやぞの)かをりと有馬公生(ありま・こうせい)。しかし、ガラコンサート当日かをりは姿を現さなかった。出番を遅らせてもらおうと交渉にいった場で語られた、かをりへの批判。公生は彼女の凄さを示すため、一人で舞台に上がる。怒りにまかせ弾き始められた「愛の悲しみ」。だが音の消えた世界に没入した公生は次第に思い出してゆく。母の好きだった曲を……そして演奏は様変わりを見せる! 【感想】

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2017/01/23
  • ネタバレ

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 「親になって初めてわかる親の心」「親の心、子知らず」。これを真正面から問いかける本巻。親は願う、子の幸せを。しかし、その幸せとは何か。魚の釣り方を教えるのが教育だ、と判っていても、世の中における「魚の釣り方」自体が難しい。親の生きてきた過程とも密接に結びつく我が子への想いが痛切に唄われる。かをりとの出会いが、早希との繋がりを負の面を相対化し、母との暖かな思い出を想起させ、公正自身、自ら呪縛を解き得たのだろう。ただ、公生にとって無くてはならぬかをり自身が風前の灯火の様相を。嗚呼、人の道はまゝならない。 椿。些か酷だが、気付くのが遅すぎる。大切なものは失って初めて、その大切さに気付くのだとしても…。人生において、素直であることの貴重さは言い過ぎても言い過ぎることはなさそうである。 さらに…。公生の記憶下にある過去描写が全てではないかもれしないし、どこまで事実かも判然としないとしても、虐待も想起させる早希の行動は、決して褒められたもの、許容されるべきものではないのは勿論。…とはいうものの、命が尽きる恐怖に苛まれた人間に、子供を残すことの悲しみを満ちた人間に、冷静かつ正しい行動を求め続けるのも酷のようにも感じてしまう。なかなか奥が深い。 PS.公生父はどこにいるのか?。公生は父と別居関係にある私生児のような気もしないではないが、深読みしすぎか…。

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2016/10/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

4巻~7巻をまとめ読み。 公生にピアノを指導した母親の想いや、それに反発した過去も含めて自分の中の母の存在を受け容れ、独り立ちしようすする主人公の成長が頼もしい。 椿の想い、そしてかをりの健康、この先も気になる。 16-187

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2016/09/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

母の呪縛から解き放たれた主人公にうるる。。。。 ヴァイオリンの彼女、やっぱり重い病気なんだね。死亡フラグがちらつく。 これ、もしかして、最後は泣くやつ?

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