1,800円以上の注文で送料無料

ユニクロ監査役が書いた伸びる会社をつくる起業の教科書 の商品レビュー

3.7

13件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    3

  3. 3つ

    4

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2013/11/28

冒頭の柳井さんとの会談から始まり、終始起業家の目線で書かれている。 前著『強い会社をつくる会計の教科書』が実務面の教科書なら本書は起業の精神面の教科書。ユニクロ/アスクル/UBICで監査役という客観的な立場であった安本さんならではの、「成長業の壁」を冷静沈着に分析し解説している...

冒頭の柳井さんとの会談から始まり、終始起業家の目線で書かれている。 前著『強い会社をつくる会計の教科書』が実務面の教科書なら本書は起業の精神面の教科書。ユニクロ/アスクル/UBICで監査役という客観的な立場であった安本さんならではの、「成長業の壁」を冷静沈着に分析し解説している。特に資金繰りや調達は、疎かにする起業家も多いため、非常に参考になるであろう。 他方で内部統制について「初期段階では規律と自由のバランス」と述べているが、そうした現実主義的なバランス感覚も好感が持てる。

Posted byブクログ

2013/11/10

ユニクロの上場準備コンサルタント、監査役を務める安本隆晴氏による起業する為に必要な考え方、起業の手順、起業を成長させるためのノウハウをまとめた本。 本書は以下の5章に分かれている。 ■起業のステップ まずは起業とは何か? 起業家としての心構え。ビジネスのネタやビジネスプランの考...

ユニクロの上場準備コンサルタント、監査役を務める安本隆晴氏による起業する為に必要な考え方、起業の手順、起業を成長させるためのノウハウをまとめた本。 本書は以下の5章に分かれている。 ■起業のステップ まずは起業とは何か? 起業家としての心構え。ビジネスのネタやビジネスプランの考え方に始まり、起業で行き詰まるケースの説明。 ■ビジネスプランと資金繰り ビジネスプランとは何か。会計思考で会社の資金管理。事業推進のために必要な資金の調達方法(公的金融機関の活用、ベンチャーキャピタル、投資家からの資金調達など) ■雇用とチームワーク力 会社は「仕事」と感情有る「人」との集合体。企業の成長のためには人材は不可欠。「手足」だけとして人材を雇うのではなく、後々「頭脳」になってくれる人材を雇う。 ■会社の成長 会社の成長段階において経営課題は変わる。 会社の規模が大きくなるにつれ仕事の標準化、会計思考の経営管理、内部統制機能の確立が必要となる。 ■株式上場 株式を上場することにより、市場からの資金調達や会社の信用度向上を得ることが出来る。 ただ株式上場のプロセスを経ることにより会社は確実に強くなれる。 積極的に事業展開している有名社長の口からもしばしば聞かれるのが昨今の日本企業の閉塞感、日本経済の衰退に対する懸念。 現状に危機感を持った人々が色々な手段・メディアで発言しているが、安本氏も同様の危機感を共有する人のうちの一人だ。 本来、商売に対する勘所と会社経営の勘所はそれぞれ異なっている。 経営コンサルタントが関わる部分は主に後者の部分であるから、一般的に進言内容は往々にして単なる起業ノウハウの羅列に留まるものが多いと感じる。 ただ、安本氏の場合は本書を通して、起業とはなにか?という本質的な部分に焦点を当て、心構えや気持ちの持ち方という部分にも踏み込んで情報を提供している。 本の構成としては「教科書」の様な体裁ではないので本気で起業を勉強するには他の起業本も必要かと思うが、起業に対する心構えも含めた導入本としては十分有用と思う。

Posted byブクログ

2013/10/06

ユニクロの監査役が書いた、起業にまつわるイロハ(ビジネスモデルとビジネスプランの作り方/資金繰り/経営理念とビジョン/人材採用と育成/成長するための変化/会計)。まさに「教科書」のような本。

Posted byブクログ