戦略参謀 の商品レビュー
主人公である高山が紳士服店(おそらくモデルは青山)に新設される経営企画室に配属され、外部のコンサルタントの力を借りながら経営者の視点に立ったさまざまな戦略を実行し成長していく物語。 戦略を考える、実行する際の注意点や企業が成長するためにあるべき姿、リーダーシップの発揮する方法など...
主人公である高山が紳士服店(おそらくモデルは青山)に新設される経営企画室に配属され、外部のコンサルタントの力を借りながら経営者の視点に立ったさまざまな戦略を実行し成長していく物語。 戦略を考える、実行する際の注意点や企業が成長するためにあるべき姿、リーダーシップの発揮する方法などを物語形式で学べる。また各章末にはまとめがあるので考え方を整理できて非常によい。本を読み終わってからまとめだけでも読み返すとさらによさそう。 残念な点は、次作の経営参謀と内容が似ている点。物語としては楽しめるが著者が言いたいことはほぼ同じようにみえた。
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元マッキンゼーが著者。おそらく元はアオキ。トップの分身となる経営企画の仕事が小説立てて書かれており、分量はかなり多いが一気に読むことが出来た。新聞広告で気になって図書館で借りた。スーツを生業とする小売業の二代目社長、会長は創業者、インセンティブ制度で疲弊している現場、チャレンジマ...
元マッキンゼーが著者。おそらく元はアオキ。トップの分身となる経営企画の仕事が小説立てて書かれており、分量はかなり多いが一気に読むことが出来た。新聞広告で気になって図書館で借りた。スーツを生業とする小売業の二代目社長、会長は創業者、インセンティブ制度で疲弊している現場、チャレンジマインドを失った社風など具体的な設定がリアル。主人公とコンサルタントの妹の年の差が気になったり、経営企画部長より結局敏腕コンサルタントかい、とツッコミどころはあるが面白かった。 以下メモ ⚫︎企画を行う人間は二つの要素が必要。「目的達成のための効果的な企画をアウトプットする能力」「PDCAを回すこと」 ⚫︎才能とは、ある程度の感性のよさの上に、努力によって培われ、後天的に開花する ⚫︎社長の判断の精度を高めるため、あるいは現部門の担当にできないことを行うために、社長と課題の議論をし、必要なことは社長の代行として動き、プロジェクトを回すのが、経営企画。 ⚫︎トップまわりがしっかり機能すれば、あとはトップ次第でスティーブジョブズにもなれる。 ⚫︎フレームワークは物事を整理したりわかりやすくなる。ただしバケツはよくとも、中身が伴わないと意味がない。 ⚫︎今は忙しい、なんて言い訳をしていたら、永遠に進歩しない。PDCAが回る体制づくりは、そういう言い訳を押してでも取り組まない限り、実現などしない。 ⚫︎失敗を賞賛する文化づくり。失敗はいいことではないが、失敗から多くのことを学べるという事実を受け入れるのが大切。 ⚫︎新しいことに挑戦する。失敗がつきまとうが受け入れる。この文化づくりをトップとともに推進するのが、経営企画の大きな使命でもある。 ⚫︎組織論は上手な分業推進の技術論。マネジメントはその分業体制の運営技術。 ⚫︎ビジネスプロセスリエンジニアリング。業務の流れの再構築。 ⚫︎号令をかけて睨みを利かせたら経費が下がり利益が出たというのは、管理が甘いからいろいろなものがダダ漏れ状態だったというだけの話。 ⚫︎トヨタ系の会社は歴史の中で蓄積された、経費の効果効能を最大化していくノウハウを持っている。ノウハウを理解していない者たちからは、ただのケチケチ会社と同一視されている ⚫︎経営不振の時にやることは、当たり前のことをキチンとやる。
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1)「戦略参謀」稲田将人 ・元Mckの稲田さんの実話を参考にした物語 ・戦略コンサル及び経営企画室の仕事を追体験できる ・「人、性善なれど、性怠惰なり」がキーワード
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オーディオブックで読了。小説仕立てで、理解しやすかった。現代の企業が抱える問題をリアルに捉えている。
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物語になっていて先が楽しみになるくらい面白かったです。 経営企画室の仕事はどういうものかや、企業が大きくなった時に抱える問題などが描かれていました。
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【選んだ理由】 雑誌でおすすめされてたから 【読んだ感想】 企業変革のリアルが描かれていて、非常に楽しく読めた。
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三枝三部作を読んだのはもうはるか昔だけど、そのときの感動再来、といった感慨ある本だった。続編も即購入。
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260527読了。 一般的なビジネス本と違い、ストーリー仕立てで分かりやすい。ストーリーとしても面白い。いろいろな気付きがあった。
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上司から薦められて読んだ本。 物語形式で企業成長のための考え方、会社員の人事模様を描いている。 ・成功した創業者はPDCAを回している。ユニクロの柳井社長が1勝9敗という著書を書いているように、優れた経営者であっても事業が計画通りにうまくいくことはなかなかない。しかし成功した創業者は事業を振り返り修正することで成功に繋げている。 うちの会社は振り返りをしていない。だから同じ失敗を繰返す。 ・経費削減ではなく経費低減。優れた企業は急に経費をバッサリ切るのではなく、日頃から費用対効果を見たり相見積もりをとったり、細かな工夫を重ねて経費低減に努めている。 ・人事制度、組織はモチベーション。全ては役割は創業者の分業であり、各自のベクトルが一致していないと企業はバラバラの方向を向いてしまう。
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•企業の経営企画、事業計画などに携わっている人には非常に有効な本であると思われる。 •少し冗長にすぎるところが有るが、我慢して読んでまとめ、日々の業務へ落とし込めれば得られるものは有る 問題解決のステップ ①現状把握 ②真因の追求 ③解の方向性 ④具体策の比較検討 ⑤実行計画の...
•企業の経営企画、事業計画などに携わっている人には非常に有効な本であると思われる。 •少し冗長にすぎるところが有るが、我慢して読んでまとめ、日々の業務へ落とし込めれば得られるものは有る 問題解決のステップ ①現状把握 ②真因の追求 ③解の方向性 ④具体策の比較検討 ⑤実行計画の明示
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