不平等と再分配の新しい経済学 の商品レビュー
面白い。たまに直訳のようなところがありわかりづらい個所があったのと、門外漢なので当然のように数式記号には慣れず、文章以外はグラフでなんとか追う形になってしまったのが残念だが、それをさっぴいても読んでよかったと思える本だった。図書館で借りた物の、おそらく他の経済学の本をよんでから数...
面白い。たまに直訳のようなところがありわかりづらい個所があったのと、門外漢なので当然のように数式記号には慣れず、文章以外はグラフでなんとか追う形になってしまったのが残念だが、それをさっぴいても読んでよかったと思える本だった。図書館で借りた物の、おそらく他の経済学の本をよんでから数式を追うためにもう一度読むと思うので購入検討中。
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不平等や再分配の経済学の本はいくつかあるが、それらとは異なり、本書は著者のボウルズ独自の視点から書いたものであって、網羅的な内容ではない。しかしながら、所々勉強になる箇所が多々あったため、不平等や再分配の経済学の副読本として適していると思う。内容的には、やや社会学寄りの経済学とい...
不平等や再分配の経済学の本はいくつかあるが、それらとは異なり、本書は著者のボウルズ独自の視点から書いたものであって、網羅的な内容ではない。しかしながら、所々勉強になる箇所が多々あったため、不平等や再分配の経済学の副読本として適していると思う。内容的には、やや社会学寄りの経済学といった印象である。 また、表紙がとっつきやすい本であるかのように見せかけて、意外と数式がバリバリ出てくる専門書であった。もっとも、数式を読み飛ばしても本書の主張はある程度わかるが、よりコアな主張を知りたいのであれば、数式も一つ一つ追っていく必要がある。とはいえ、数学はさほど難しくはなく、ミクロ経済学と偏微分が分かっていれば理解できる内容であり、高度な数学の知識を求めるものではない。
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