内澤旬子のこの人を見よ の商品レビュー

内澤旬子【著】

2017/12/17

人間を観察し、メモして本に。自ら変態と称する開き直りの内澤旬子さんです。「この人を見よ」（２０１３．８）、１０１人の方々を観察されていますｗ。通勤電車、昔も今も、間違いなく「おそるべし」でしょう(^-^)　通勤されてる方はご参考にｗ。猫耳女豹、六十代女子、防寒女史、読み寝、読み食い、犬ベビーカー～～～！

2014/10/10

内澤旬子さんの本を読むのは『身体のいいなり』ぶりの、２冊目。
市井のちょっと変わった、目を引く人たちの観察記なのだけれど、私もひとりで出かけた折には大抵、同じ空間に偶然居合わせた人たちを観察するのが好きなので、おぉ、こんな猛者に遭遇してるのかとか、この間谷中に行ってきたばかりなので、文京区・台東区あたりで遭遇されたちょっと変わった人たちの話が沁みた（笑）
人間観察あるあるが詰まっていて、面白い。女子高生のブラが透けて見えていて、しかもホックがひとつはずれているのまで観ているとか、凄すぎる。
私も女子就活生は好物ー。そして読み終えた今、巣鴨に対する興味が止まらない。行きたい！！←行った事がない

2014/08/06

『おやじがき』と同じ視点で、おやじだけでなく老若男女、様々な人を描いていて、そこそこ面白いのだが、『おやじがき』ほどではない。思うに、連載なので、「これ」という人が見つからなくても書かざるを得ず、そこまで個性が強すぎない人も入っているせいかな。
夜ウォーキングするおばちゃんなんて、普通だし。
内澤さんの文章も着眼点もいいのだが、『おやじがき』に比べると薄い、薄すぎる。
今度はもっと時間をかけて、匂うくらい濃厚なのをお願いしたい。

2014/02/13

みんな人間観察が好きなんだ。著者もそれに触れている。そして観察のツボはみな違うのだろう、と。僕も観察が好きだけど、それは事実を読み解くというよりも、もはや妄想のレベルである。本書はそれに比べるとずいぶん現実的で、そして完全な傍観的観察ではなくて、少しコミットしていたりする所とイラストが売りなのであろう。妄想する身でナンだけど、考え過ぎ・作り過ぎですよ、といいたくなるような話もあるが、でもやっぱり観察モノは愉しいなあ。アダ名とかつけたいよね。僕もつけられてると思うし。