人生に座右の銘はいらない の商品レビュー
くだらない質問から、哲学的なお悩みまで、その質問の数々に松尾さんのゆるーく、深く頷ける回答が手を差し伸べます。メルマガ読者ですが、あらためて読むとまた違った味わいが体験できます。ほんと人生に座右の銘なんかいりません。
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人生相談モノを読むのが好きです。もちろんこたえる人がどんな人かが重要です。参考にするしないは別として、名言を見つけるとひとり密かにかみしめてしまう。本書も名言が多数ありましたが、その中でも個人的には「ゆとり世代の性格ブスにつける薬はありません」がヒットかな。ずばり。
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人生相談本って、割と読んでしまうほうかも。答えている人に興味がある場合に限り、ですが。松尾スズキさんの解答は、シリアスになりすぎず、煙に巻く感じでもなく、小気味良い感じでした。最後まで読んでみて思ったのは、心が腐りそうなときは、演じるように生きてみようということ。それでもダメなら...
人生相談本って、割と読んでしまうほうかも。答えている人に興味がある場合に限り、ですが。松尾スズキさんの解答は、シリアスになりすぎず、煙に巻く感じでもなく、小気味良い感じでした。最後まで読んでみて思ったのは、心が腐りそうなときは、演じるように生きてみようということ。それでもダメなら、さっさとケミカルに頼ろう。てこと。
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自分が何かの壁にぶつかっている時ほど、周りが見えていなくて狭い世界で生きているように感じる。まさにそんな状況の時にこの本に出合えて良かった! 鳥の目で自分を見ているようでした。 考え方って大事だな。 松尾先生の潔いお返事に、自分も悩みに対するもやもやがふっきれた気がする。
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「知らねぇーよ!そんなこと俺に聞いてくんじゃねぇーよ!」と、松尾スズキ氏演じる、まほろ駅前のシンちゃんが言ってたけど、まさにそんな感じの人生相談(氏のメルマガのコーナーに寄せられたもの)に対する回答集。 世の中には、月に525円も払ってメルマガ購読して、人生相談に時間費やすパワー...
「知らねぇーよ!そんなこと俺に聞いてくんじゃねぇーよ!」と、松尾スズキ氏演じる、まほろ駅前のシンちゃんが言ってたけど、まさにそんな感じの人生相談(氏のメルマガのコーナーに寄せられたもの)に対する回答集。 世の中には、月に525円も払ってメルマガ購読して、人生相談に時間費やすパワーがある人がいることに改めて感心する。 読破まで1時間ちょいなんで、暇つぶしにはもってこいです。 人生は「暇つぶし」だそうです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
大人計画の舞台、実は見たことがない。 松尾スズキは「クワイエットルームにようこそ」と、俳優としての姿しか知らない。あまちゃんで大人計画軍団が席巻したのもあって、サクッと読めるメルマガ人生相談を読んでみた。 読者の相談に対する短い答えの中に、随所に本質的なことがある。 「風俗はお祭り、お祭りの良い所は、祭りを開催するまでの無駄遣いの我慢と待ち時間にあります」「料理上手は床上手、生殖器と舌、どちらも粘膜勝負です」んー、しびれますわ。 表現にメッセージを込めるような上から目線さはなく、常にエンターテイメント性は意識するという。絵やマンガ、笑いを混ぜこぜにするというところにオリジナリティを見出す一方で、演出家は医者のような気持ちで俳優に接する必要があるんだという気配りの繊細さにちょっとびっくり。 あとがきで触れられたような、人間の動物性に対し、父という他者がもたらす人間性の問題はまさにフロイト的な視点であるが、こういう視点をエッセイでさらっと書けるということにこの人の凄みがあると思った。基本、愛に溢れた人なんだろうなあ。
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失礼ながら、まずふつうにちゃんと相談に乗っているところがおもしろい。ずいぶんまともなこと言うんだな、と。それゆえに最後の大人計画メンバーへの投げやり感が引き立っていた。
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うん、面白い。 小説『宗教が往く』を再読したくなった。 というか大人計画の舞台ずっと観てないから行こうと思うのでした。
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いかにも痛快な人生相談Q&A。別れたほうがいい場合にはそのように伝え、答えられない質問には答えられないと言い、悲惨な状況にはせめてものねぎらいを示す。どの答えもやさしさと経験に基づく根拠に裏打ちされている。深刻にならずに、しかしマジメに返答していて(著者自身が外面の良さの...
いかにも痛快な人生相談Q&A。別れたほうがいい場合にはそのように伝え、答えられない質問には答えられないと言い、悲惨な状況にはせめてものねぎらいを示す。どの答えもやさしさと経験に基づく根拠に裏打ちされている。深刻にならずに、しかしマジメに返答していて(著者自身が外面の良さの追求を肯定している。その体現?)、それが自然とユーモアを生んでいる。ワクワクしながら一気読みした。 それぞれの相手の温度や問題の根深さに合わせて返答する態度や、「イライラや不機嫌な時期は誰にもある。時間が経つのを待とう。ソラナックスを頓服するのも手」といった助言まで、精神科にたずさわる者としても、感服した。
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