小学館版学習まんが 西田幾多郎 の商品レビュー
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子ども向けの伝記のせいか、ご家族が次々に亡くなったり、といった「生活」の部分が多く、思想について学べる本ではなかったのが残念だった。(描かれてないわけではないけど)
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何気なく手にしたのですが、大変おもしろい本でした。 西田幾多郎が偉大な哲学者なのは知っていましたが、どのような考えをもっていたのかは、ほとんど知らずにいました。 大切なことを知り逃しているような気がしていたのですが、この本を読んで彼の生い立ちと業績がわかり、心の仕えが取れました(...
何気なく手にしたのですが、大変おもしろい本でした。 西田幾多郎が偉大な哲学者なのは知っていましたが、どのような考えをもっていたのかは、ほとんど知らずにいました。 大切なことを知り逃しているような気がしていたのですが、この本を読んで彼の生い立ちと業績がわかり、心の仕えが取れました(笑)。 早速、青空文庫で『善の研究』をダウンロードしました。読もうと思います。 鈴木大拙と友人だったと知り、びっくりしました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
小学生向けの漫画とは思えない、西田哲学初心者向けののガイドにもなる。 表紙から、粋のあるエリート学者に見えるが、その実人生は苦難の連続。教師に反発して高等中学を中退、実家は破綻、結婚しても父の反対で離縁され、40歳でやっと京都帝大の職を得るも、妻子に先立たれてしまう。 このような不幸の多い人生のなかで、西田は西洋哲学にはない東洋哲学の良さ、他者と自分を区別せず、自分と宇宙とが一体になることの<無>の境地に気づく。 「世界に影響を与えた」とあるが、これはおそらく近年のことであろう。個人的には鈴木大拙のほうが有名ではないだろうか。その鈴木も西田と同じ苦難がある。 冒頭に父の事業が失敗して荒れる子どもたちを登場させており、なかなかリアリティがあるなと思わせる。子どもの頃にこういう本を読んでおきたかった。
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最近は西田幾多郎なんていうちょっとマイナーな人の学習漫画まであるんですね。びっくりしました。私も昔”善の研究”など読んで感銘してました。その一方、西田幾多郎の生涯は知らなかったので、漫画で簡単に読めてよかったです。また、知らなかったことも多かった。
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まさか、日本の哲学者がこのような形で学習漫画になるとは、と、興味深く読ませていただきました。 中学生くらいでも、自己の本質は突き詰めると無であるということがわかりやすく書いてありました。 生まれる前に自分はいなかったとも言えるし、両親の中にいた。それを突き詰めて遡れば、アミノ酸、...
まさか、日本の哲学者がこのような形で学習漫画になるとは、と、興味深く読ませていただきました。 中学生くらいでも、自己の本質は突き詰めると無であるということがわかりやすく書いてありました。 生まれる前に自分はいなかったとも言えるし、両親の中にいた。それを突き詰めて遡れば、アミノ酸、星、宇宙エネルギーになる。 その宇宙もつまるところ、ビッグバンという無から発生したものに過ぎない。 全ては一つに繋がっている。 仏教哲学との接点を感じたりする。 これからの世界に無の哲学は必要。
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