こうしてお前は彼女にフラれる の商品レビュー
作者が6歳の時に ドミニカ共和国から家族揃って移住。言葉の壁、人種の壁、大変。やっぱ付き合う連中ってのは黒人、ラティーノばっかで結構皆だらしない。 そういうのは充分わかったよ。 だけどさー何かー新鮮さ、面白さがないんだよね。 あれすかね余りに「おけつオパイ」表記が多すぎてひいてし...
作者が6歳の時に ドミニカ共和国から家族揃って移住。言葉の壁、人種の壁、大変。やっぱ付き合う連中ってのは黒人、ラティーノばっかで結構皆だらしない。 そういうのは充分わかったよ。 だけどさー何かー新鮮さ、面白さがないんだよね。 あれすかね余りに「おけつオパイ」表記が多すぎてひいてしまったのかしら。 ほんとに「おけつオパイ」しか見てないならこんなに楽なことあらせんが、余りにも女性にも頭や心があるってことに触れない本で怖いわ。 難しいなあ。けしてエッチな本じゃないんだけどな。 ドミニカ風ってのに甘えすぎてる。
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主人公ユニオールの女性遍歴。 ほんとうの浮気男(スシオ)は彼の兄であって彼じゃない。 なのになぜユニオールは浮気がやめられないのか。 ドミニカ人だから、という簡単な話ではない。 太陽と月と星々 The Sun,the Moon,the Stars ニルダ Nilda アルマ A...
主人公ユニオールの女性遍歴。 ほんとうの浮気男(スシオ)は彼の兄であって彼じゃない。 なのになぜユニオールは浮気がやめられないのか。 ドミニカ人だから、という簡単な話ではない。 太陽と月と星々 The Sun,the Moon,the Stars ニルダ Nilda アルマ Alma もう一つの人生を、もう一度 Otravida,Otravez フラカ Flaca プラの信条 The Pura Principle インビエルノ Invierno ミス・ロラ Miss Lora 浮気者のための恋愛入門 The Cheater's Guide to Love
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全部同じ主人公の連作短編集だとしばらく気付かず、ユニオールってどういう意味だろう?と思っていた。 表紙の絵の女性のはるか後ろにぽつんとしてるのが振られた男だとわかった時が一番面白かった。
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嫌なタイトルだなぁ・・・!(笑)前作「オスカー・ワオの短く凄まじい人生」にも登場したらしい、ユニオールとその家族を中心とした短編集は前作に比べてテーマが絞られた印象があって、読みやすくて面白かった。
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図書館で。 ん~と。女性の立場からこういう小説を読むと何でこんなダメ男(達)に女が引っかかるんだろう?と首を傾げるのですが…。きちんとした教育と働ける環境が無いと厳しいんだろうなぁとも思ったり。男女ともにそれは言えることなんだとは思うけれども周囲の環境を跳ね除けてその場から飛び出...
図書館で。 ん~と。女性の立場からこういう小説を読むと何でこんなダメ男(達)に女が引っかかるんだろう?と首を傾げるのですが…。きちんとした教育と働ける環境が無いと厳しいんだろうなぁとも思ったり。男女ともにそれは言えることなんだとは思うけれども周囲の環境を跳ね除けてその場から飛び出すのは物凄い努力と運と才能が必要なのかな。 とは言え。女性が妊娠をコントロール出来たら世の中は大分変るだろうなぁ。何でこの本に出てくる女性たちはそれでも男性を求めるのだろうか。一人で生きていけないからか。まあそれもあるだろうけれども。そして男も何故浮気を繰り返すのか。妻子が居てもなお。 人種的なモノとも言いきれないなんとなく哀切な小説でした。そんなにも傷つくならやめたら良いのになんて思いますが止められるぐらいなら浮気なんてしないのかな? 関係を希薄にするために浮気するならオトコはオンナの浮気も容認すべきだよな。でもこういう男どもは自分の恋人や妻が浮気したら当たり前のように暴力を振るんだろうなぁ。どう考えても男性本位な辺りが鼻に付く感じはありますな。
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スペイン語のリズムや言い回し、翻訳されていてもそうしたものが感じられる。 『オスカーワオの〜』に登場した人をめぐる物語。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
プレイボーイって実は、自分の心を他人に開くのが怖くてたまらない。 それをわかった上で読むと、この本は理解しやすいかもしれない。私はプレイボーイではないけれど、つい逃げ出したくなる気持ちはよくわかる。
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『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』の主人公の友達であったユニオールが主役。浮気をしては彼女に発覚してフラれることを散々繰り返すユニオールだけど、どうしても憎めない。それは一見軽薄な立ち居振舞いの中に、亡き兄への潜在的な憧れや愛への渇望、孤独感が垣間見れるからだと思う。なので著...
『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』の主人公の友達であったユニオールが主役。浮気をしては彼女に発覚してフラれることを散々繰り返すユニオールだけど、どうしても憎めない。それは一見軽薄な立ち居振舞いの中に、亡き兄への潜在的な憧れや愛への渇望、孤独感が垣間見れるからだと思う。なので著者の軽快な筆致とストーリー展開は読んでいて楽しいのだけど、どことなく、なんとなく寂しいような読後感。それも含めてとっても好きな作品。
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前作に登場した、オスカーの友達のユニオールの話。オスカーとはまた違うタイプの恋愛下手。しかもかなり浮気者。救いようのないやつだな、と思いつつも、前作を合わせて読むと悪い奴じゃないからな…と変に共感してしまう。日本では中々日常で味わえない、恋愛を築く上での文化・格差・価値観の違い。...
前作に登場した、オスカーの友達のユニオールの話。オスカーとはまた違うタイプの恋愛下手。しかもかなり浮気者。救いようのないやつだな、と思いつつも、前作を合わせて読むと悪い奴じゃないからな…と変に共感してしまう。日本では中々日常で味わえない、恋愛を築く上での文化・格差・価値観の違い。多人種国家のアメリカ、ましてやドミニカ系の登場人物の視点で描かれているため、日本の読者にはとっつきにくいかなという印象を受けた。個人的にそれがJunot Diazが書く物語の最大の魅力だと思う。
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二人称なんてやり方がこんなに面白いことを知らなかった。 お前はーだ、と自己が分裂したところから始まる話。ということはだ、二人称は非難する形式がよく当てはまるのかもしれない。過去の自分を責めるために分裂するのか、それとも耐えきれない現実のために分裂するのか。いずれも同じことか。 ち...
二人称なんてやり方がこんなに面白いことを知らなかった。 お前はーだ、と自己が分裂したところから始まる話。ということはだ、二人称は非難する形式がよく当てはまるのかもしれない。過去の自分を責めるために分裂するのか、それとも耐えきれない現実のために分裂するのか。いずれも同じことか。 ちょっとずつユニオールの過去と断片的に。時系列を無視して辿りながら、おまえ、ことユニオールという人生を知る旅。軽快で吸引力のある文体なのに、どこまでも悲しい。 お前、と分裂する理由は、第三に、自分がわからないからなのかもしれない。他者として非難するしかできないほどに、浮気へ掻き立てる要因がわからないのだろう。毎回、浮気がバレるところからスタートするし。ギャグか。 この世界はどう生きようと幸せになれないのかもしれない。
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