まんがと図解でわかるニーチェ の商品レビュー
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わかりやすいのがとにかく良い。ニーチェの考えの基本的な部分はよくわかった。難しい解説をされても自分のレベルでは理解できないと思うので、レベル感的にとてもちょうどよかった。マンガ部分が思ったより少なかったのが残念。おもしろかったので正直もう少し読みたかった。
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nevさんのコミックがとってもかわいくてわかりやすいです。 女子大生まどかちゃんがとってもかわいくてツボ! 私服も部屋着もバイト姿も超かわいい♪ 彼女にニーチェの思想を説明してくれる彼も、素敵な眼鏡イケメンです。 哲学何それおいしいの? みたいな人がニーチェの思想に触れたら… そういうナチュラルな反応が、読者目線でわかりやすいです。 ちなみに私は、『起こる出来事に意味はない』というニーチェの思想には賛成です。 そこになんか意味を勝手にくっつけるのは人間の自由意思。 「つらい経験があったから、今の自分がある」とかね。 フランスの南にあるエズ村に、『ニーチェの道』という山中の散策路があります。 ニーチェはこの道を散策しながら『ツァラトストラ』の内容を練ったと言われてるんですが…… これがまあ考え事しながら歩いたら、即効すっころんで大けがしそうな、ろくに整備されてない山中のトレッキングコースなんすよ。 景色も別にいいわけじゃないし、足元にはゴツゴツした岩の段差がランダムに続いているし。 んー、でも人生も結局そんなものかも……という印象を受けました。
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ルサンチマン 力への意思 キリスト教をぶち壊す論理性に感服しました。 すごい切り込みでした。 とがってました。 あ~ざす。
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この本をぜひともおススメいたします☆☆☆。昨今の精神世界でみられる話などに、一筋のヒカリをもたらすことのできる内容だと思われます。 とても良質的なつくりで、本文のわかりやすさは“ぴかいち”だと思います。 一生に一度は読んでおかなくてはならない、人生の入門書だと思います。 ...
この本をぜひともおススメいたします☆☆☆。昨今の精神世界でみられる話などに、一筋のヒカリをもたらすことのできる内容だと思われます。 とても良質的なつくりで、本文のわかりやすさは“ぴかいち”だと思います。 一生に一度は読んでおかなくてはならない、人生の入門書だと思います。 皆がニーチェの偉大さに気づいてくれればうれしいです☆彡。 ボクはとてもためになりました☆☆☆。作られた方へ感謝です!!。
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たまたまウォーキングの途中に立ち寄った街の小さな本屋さんで見つけたムック本です。 立ち読み2時間あまりで出た結論は、例の『超訳 ニーチェの言葉』の半分以下の価格ですが内容の濃密度は十数倍、特に目新しい視点などは見当たりませんが、ニーチェが何を考えたかをわかり易くまとめていて、と...
たまたまウォーキングの途中に立ち寄った街の小さな本屋さんで見つけたムック本です。 立ち読み2時間あまりで出た結論は、例の『超訳 ニーチェの言葉』の半分以下の価格ですが内容の濃密度は十数倍、特に目新しい視点などは見当たりませんが、ニーチェが何を考えたかをわかり易くまとめていて、とてもいい企画だと思いました。 監修が・・あれっ、な、何とあの『超訳・・』の超訳者の白取春彦センセイではありませんか! この方、これまでに90冊以上の著作をさまざまな思想家の入門書というかたちで出されていますが、一般的にはまったく無名で、私は聞いたこともありませんでした。それにしても、あの1968年に学生運動が激しく起こった伝説のベルリン自由大学に留学という輝かしい経歴の持ち主ですが、独立した翻訳書や新しいアプローチの研究書を持たない哲学・思想に携わる人というのを初めて知りました。 あっ、そうか、どこどこ大学の哲学科教授というのはほとんどそうなのか、でした。 こういう本は、編集者が優れていたり、実際の原稿を書いた人が優秀だったりで、とかく監修者というのは、有名になった人の名前を借りるだけだという話を聞いたことがありそうですが、ともかく『超訳 ・・・』で犯した罪滅ぼしを最速で出した本で名誉挽回とは憎いあんちくしょうです。
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ニーチェの本を読むに当たって 入門編として読みました ザックリですがニーチェの思想や 人とななりが把握できました。 超訳本よりこっちのほうが いいような気がする。
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「価値など無い。あるのは解釈のみだ。」 「人は誰も遠近法的なものの見方をしている。」 近くのものははっきりと見えるから大事にするのに、遠くのものはぼやけてみえるせいか、大切なものとして捉えない。 「価値の無い世界でどう、希望を持って生きるか。」 「超人」である事。 簡単に言え...
「価値など無い。あるのは解釈のみだ。」 「人は誰も遠近法的なものの見方をしている。」 近くのものははっきりと見えるから大事にするのに、遠くのものはぼやけてみえるせいか、大切なものとして捉えない。 「価値の無い世界でどう、希望を持って生きるか。」 「超人」である事。 簡単に言えば、個人の生命を解放し輝かせる事ってとこかな。 なんだか岡本太郎みたいだな。 「芸術は爆発だ」でもそんな事を言っていた。 あるがままでみなぎる生命を解放するそのあり方はこれからどんどん進んでいくと思う。 それはみんな、その姿が人間らしいと気づいてきているから。 そのエネルギーが満ちた状態では他のエネルギーと干渉しない。 むしろ共鳴する。 それが共存なんじゃないかな? 痛みを癒しあう事も時には必要だ。 だけど、その先の満たされた状態で、生きている事を喜びあえる関係の方がとても素敵なものだと思う。
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友人が貸してくれた本 その中で、気になった文言を挙げてみた 人間は遠近法という枠の中でしかものを見ていないことになる (P.33) 我々は「意味がないこと」に耐えなくてはいけない(P.92) 「超人」とは大いなる正午に照らされながら、自らの足で歩き出せる人(P.104) *大いなる正午=差異がなく、何も目印がない状態 自分を愛せない人間に他者を愛することはできない(P.145) ニーチェを詳しく知らないけど、この本で何となく、さわりだけは分かった 「ニヒリズム」、「超人」・・・改めて考えると、納得させられることが多い この本を読んで、ニーチェの本を読んでみたくなった 「もしどら」→「マネジメント」と同じ流れだなw
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ニーチェ哲学の概略。 自分に重要なものは大きく見えるという遠近法的思考に視座を置き、君主道徳から奴隷道徳・畜群本能への転換、この価値観の転換を可能としたキリスト教のルサンチマン、科学の発展と神は死んだ、全ては無価値とするニヒリズムと大いなる正午、ニヒリズムを乗り越えて全てを肯定する超人、力への意志の存在といったニーチェ哲学の一連の流れをざっと理解できた。 前半は自身の経験や知見に基づいて共感することが多かったが、後半、特にニヒリズムの点はいまいちはっきり分からなかった。自分は世の中の全てには等価の価値があり、したがって個々の自由な価値観に基づいて自由に生きれば良いと感じるのですが。まぁ、等価の価値というのは、結局はそれぞれに価値がないということなのかもしれない。完全な素人考え。 そもそも道徳上の善悪とは、行為によって決められたのではなく、立場によって決められたのであり、絶対的な善悪というのはというの存在しないという考えは印象的だった。 昨今の日本はどことなく息苦しい感じを受けている自分にとっては、超人や力への意志という考えはとても前向きになれるように思い、ニーチェ哲学に対する興味が一層強くなった。
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超訳ニーチェの作者監修。わかりやすい!「哲学は、難しいんだよー。」で終わらせてはいけない。こういうわかりやすいところから理解を始めるべき。 ■人は絵画のように遠近法でものをみている。近いものは大切にして、遠いものは軽んじる。 ■清貧は、単なるルサンチマンである。自分の内なる声に耳...
超訳ニーチェの作者監修。わかりやすい!「哲学は、難しいんだよー。」で終わらせてはいけない。こういうわかりやすいところから理解を始めるべき。 ■人は絵画のように遠近法でものをみている。近いものは大切にして、遠いものは軽んじる。 ■清貧は、単なるルサンチマンである。自分の内なる声に耳を傾け、人生を謳歌すべき。 ■絶対的な価値観の神は死んだ。自分の価値観を作り出す超人を目指すべきだ。
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