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ロードムービー の商品レビュー

3.9

14件のお客様レビュー

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2024/11/03

児童書だからというのもあるだろうけど、辻村さんの中では心理描写とかが弱め。そこが1番好きなところだったからこの評価。

Posted byブクログ

2024/02/28

 トシやワタルがいじめられる描写が辛過ぎて、挫折しそうになった…。子供ってピュアで残酷。  後書を読んで知ったが、このお話は辻村深月さんのデビュー作品のスピンオフらしい。辻村深月さんの小説も好きだけど、後書も大好き。天才的な作家さんなのに、感覚は私にとってとても普通な方…という印...

 トシやワタルがいじめられる描写が辛過ぎて、挫折しそうになった…。子供ってピュアで残酷。  後書を読んで知ったが、このお話は辻村深月さんのデビュー作品のスピンオフらしい。辻村深月さんの小説も好きだけど、後書も大好き。天才的な作家さんなのに、感覚は私にとってとても普通な方…という印象。もちろんいい意味で。

Posted byブクログ

2023/11/01

小学6年生のトシちゃんが、大切な友達ワタルを守るため家出をするという物語。なぜ家出をすることが友達を守ることになるのかは、読むうち次第に明らかになっていく。 家出のシーン(現在)と、学校のシーン(過去)が交互に語られ、2つの時間軸が少しずつ進行していく。 家出の道中を描いた前...

小学6年生のトシちゃんが、大切な友達ワタルを守るため家出をするという物語。なぜ家出をすることが友達を守ることになるのかは、読むうち次第に明らかになっていく。 家出のシーン(現在)と、学校のシーン(過去)が交互に語られ、2つの時間軸が少しずつ進行していく。 家出の道中を描いた前者は文字通り「ロードムービー」だけれど、学校でのシーンも、トシとワタルの友情が育まれていく道中を描き出した二人の「ロードムービー」といえる。 リーダータイプのトシちゃんと、気弱なワタル。正反対の2人が友達となり、いじめを乗り越え友情を深めていく様子に心が震えた場面もあった。 「自分自身が何かされたわけじゃないのに、友達のために泣くんだ。それができるような人が、このなかに何人いると思う?」  

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2023/04/08

冷たい校舎の~を事前に読んでいるとより楽しめる作品。あとがきに心打たれて私も幼い頃に著者の作品に出会えてたらなと感じた。主人公が理科の原理を苦手に感じる理由が「夕焼けを見て感動するとき、あの赤い光がどこから来るかなんて知りたくない」が残った。

Posted byブクログ

2023/03/13

表題作は子供という存在の心細さがうまく描かれている。子供の社会も。 雪の降る道 は、冷たい校舎の時は止まるの前日譚。 小さいながらも、心温まる良品だった。

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2022/02/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読んでなくても作品として成立しているので楽しめますが、辻村深月さんのデビュー作「冷たい校舎の時は止まる」のスピンオフ的な作品。なお、小学校高学年向けの青い鳥文庫で読みましたが、講談社文庫バージョンもあるようで、そちらは5作品収録されているようです。  ※こちらは2作品のみ 表題の「ロードムービー」は、小学校高学年向けの青い鳥文庫で168ページと辻村深月さんにしては珍しい短編集ですが、ラストの児童会長演説が最高に良かったです♪また、辻村深月さんの作品らしく、ラストに至るまでの過程でところどころ違和感を感じるところがあり、それがきっちり回収されるところも読んでいて心地よかったです☆

Posted byブクログ

2021/10/09

#ロードムービー #読了 #辻村深月 #青い鳥文庫 学校で人気者のトシ。なのにいつしかいじめの対象となり孤立していく。トシに寄り添うワタル。若くて考えは浅い、でも一生懸命な二人のピュアな姿が良い。今から読む人はラストにご期待ください。

Posted byブクログ

2021/09/19

冷たい校舎をもう一度読みたくなります。 辻村さんの得意のミスリードもあり、作中にヒントを散りばめてくれているので最後に繋がっていくのが気持ちいいです。

Posted byブクログ

2019/02/26

「冷たい校舎の時は止まる」のスピンオフ短編。小学生の話。今や親目線で読まざるを得ないが小学生社会も大変だ。じんわりくる。間違えて青い鳥文庫を選んでしまい通常の文庫より掲載作品が少なかった。

Posted byブクログ

2018/03/17

図書館。本日の長風呂のお供に。 青い鳥文庫、主人公は小学生、ではあるけれど、大人が読んでもじんと心温まる、懐かしさを感じさせる素敵な旅路でした。子供がいたら読んでほしいな。こういう上質なジュブナイル小説はほんといいですね。 前半はトシとワタルの話。トシは文武両道、何でも優秀で周り...

図書館。本日の長風呂のお供に。 青い鳥文庫、主人公は小学生、ではあるけれど、大人が読んでもじんと心温まる、懐かしさを感じさせる素敵な旅路でした。子供がいたら読んでほしいな。こういう上質なジュブナイル小説はほんといいですね。 前半はトシとワタルの話。トシは文武両道、何でも優秀で周りから一目置かれる存在だったのが、ちょっとドジっぽいワタルと仲良くするようになったのがキッカケで、利発で意地悪なクラスメイトのアカリのイジメの標的にされる。トシは学級委員の座を奪われるだけでなく、長年の憧れだった児童会長への夢も阻まれそうになり、心挫けそうになるが、強く信念を持ち、ワタルもそんなトシを尊敬して決して友情を裏切らない。そんな2人の信頼関係がとても気高くて泣かされました。中盤までトシが男の子かのようにミスリーディングさせるところも上手いし、とてもいいと思いました。成長した2人の物語も読んでみたいな、妄想膨らみます。 後半は年若いカップルのおはなし。自分の気持ちに正直になれずに、自分を想ってくれる人にやつあたりしたりだとか、傷つけられて悲しいのにそれを伝えられない、相手に疎まれたくないとか思う気持ちだとか、若い頃ってありますよね。最後はハッピーエンドで良かった!あとがきによれば、これは辻村氏のデビュー作に繋がっているんだとか。冷たい校舎の〜、は昔読んだけど、ハマれなかった記憶が...。今読んだら違うかな?読んでみたい!

Posted byブクログ