ブリティッシュ・ロック の商品レビュー
ご自身が若い頃はロック大好きで、その頃のロックは今でも好きだけど、自分が年齢とともにロックから離れたのを、ロックのせいにしている感じ。
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副題にあるとおりブリティッシュ・ロックの変遷を社会科学的視点でとらえた意欲作。ポップカルチャーの代表的存在だと思われたロック音楽にショーペンハウアーやニーチェなどの19世紀の思想を見出し、歌詞についての章ではロック的な詩人として萩原朔太郎の名前が出てくるなど、知的思索力も求められ...
副題にあるとおりブリティッシュ・ロックの変遷を社会科学的視点でとらえた意欲作。ポップカルチャーの代表的存在だと思われたロック音楽にショーペンハウアーやニーチェなどの19世紀の思想を見出し、歌詞についての章ではロック的な詩人として萩原朔太郎の名前が出てくるなど、知的思索力も求められる。
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うーん,読まなきゃいけないかと思って読んだんだが,読み進むに従って,ロックってこんなふうに分析するべきものじゃない気が,だんだん強くなってきた.愛情と気合いが上滑りしている感があり.
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私のお気に入りラノベSF「スワロウテイル/初夜の果実を接なぐもの」から一つ引用。 『安易に哲学書と思想書に手を出して知識人ぶり、誰々によればああだの、彼の言っていたのはこうだのと、薄っぺらい自分の存在に箔をつけるために、安易に過去の著名人の言葉を引用して周囲の人間を黙らせて悦に浸...
私のお気に入りラノベSF「スワロウテイル/初夜の果実を接なぐもの」から一つ引用。 『安易に哲学書と思想書に手を出して知識人ぶり、誰々によればああだの、彼の言っていたのはこうだのと、薄っぺらい自分の存在に箔をつけるために、安易に過去の著名人の言葉を引用して周囲の人間を黙らせて悦に浸るド阿保どものようにお前もなりたいのか!この大馬鹿野郎!』 この言葉を捧げます。
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うーむ、いまいち。「思想としてのロック」を語ろうとした本書なのだけど、それが成功しているとは言えない。問いの立て方も、問いに対する分析も明らかに浅い。よくもまあ、これだけ哲学書を読みましたねと感心はするものの、いかんせん、無理な議論が多過ぎるし、素朴な結論の出し方が随所に散見され...
うーむ、いまいち。「思想としてのロック」を語ろうとした本書なのだけど、それが成功しているとは言えない。問いの立て方も、問いに対する分析も明らかに浅い。よくもまあ、これだけ哲学書を読みましたねと感心はするものの、いかんせん、無理な議論が多過ぎるし、素朴な結論の出し方が随所に散見されて興醒めする。なんでかねー。たぶん、歴史と社会と消費という文脈を考慮にいれず論じているからかなー。ロックは消費物だからこその良さもあるわけですよ。あるいはロックでも徹底的に技巧的なものもあるだろうし、別にいつも初期衝動でできてるわけじゃない。個人的にはそういうロックは好きじゃないし、もっと醒めた熱でもって現実を批評するいうなロックの魅力ってあるんじゃないだろうか。
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