最強の武道とは何か の商品レビュー
外国人武術家が様々な武道を体験し、自らの経験を踏まえて「武道とは何か」を模索する。 最終的には「みんな違ってみんないい」なのだが、武道をただのスポーツと捉えず、身体だけでなく心を成長させるものと捉えていた。 自分も武道を心得ている者であるが、筆者の考えには共感する部分が多くあった...
外国人武術家が様々な武道を体験し、自らの経験を踏まえて「武道とは何か」を模索する。 最終的には「みんな違ってみんないい」なのだが、武道をただのスポーツと捉えず、身体だけでなく心を成長させるものと捉えていた。 自分も武道を心得ている者であるが、筆者の考えには共感する部分が多くあった。
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全日本人、いや世界中の人間が知りたい永遠のテーマ、それは「最強の武道」――地上最強と謳われた極真空手の創設者、大山倍達の最後の内弟子にして「碧い目のサムライ」と呼ばれたK-1ファイター、著者が自分の肉体を的に実地に体験した結果を全報告! 極真、沖縄空手、柔道、相撲、合気道、剣道、...
全日本人、いや世界中の人間が知りたい永遠のテーマ、それは「最強の武道」――地上最強と謳われた極真空手の創設者、大山倍達の最後の内弟子にして「碧い目のサムライ」と呼ばれたK-1ファイター、著者が自分の肉体を的に実地に体験した結果を全報告! 極真、沖縄空手、柔道、相撲、合気道、剣道、弓道、あるいはK-1……最強の武道とは何か!?
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元 極真のペダスの日本武道 へのエッセイと言ったところ。 個人的には、合気道についてのペダスの捉え方、(体を鍛えパワーをつけていることが、合気道の技の習得の障害となる)が面白かった。
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青い目の侍、ニコラス・ペタスが種々の武道を体験する 描写が新鮮な感じが出ています。 沖縄空手の、全身凶器の感覚。 人を殺すための道具、だから使わない。 相撲の脅威。 白鴎の立ち合いの衝撃は、600キロ! そして弓道の八段の試験は、合格率1パーセント。 ただ的に当てるだけでは...
青い目の侍、ニコラス・ペタスが種々の武道を体験する 描写が新鮮な感じが出ています。 沖縄空手の、全身凶器の感覚。 人を殺すための道具、だから使わない。 相撲の脅威。 白鴎の立ち合いの衝撃は、600キロ! そして弓道の八段の試験は、合格率1パーセント。 ただ的に当てるだけでは駄目、と来た。神秘的なものが 弓道にもあったのですね。 武道を通じて世界平和は、今のこのギスギスした 対アジア関係にぴったり合うと思うのですが、 どうでしょうかね。
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これ、タイトルが悪いよ。「最強」の武道のことなんか触れてない。 そんな本じゃない。 こないだのベネットさんの本もそうだが、真面目に、日本武道を考えている外国人の、とても良い本。 ただ、内容は新書と言うこともあって、薄い。 一番良かったのは、極真空手の話かなあ。 現在の凋落振りは言...
これ、タイトルが悪いよ。「最強」の武道のことなんか触れてない。 そんな本じゃない。 こないだのベネットさんの本もそうだが、真面目に、日本武道を考えている外国人の、とても良い本。 ただ、内容は新書と言うこともあって、薄い。 一番良かったのは、極真空手の話かなあ。 現在の凋落振りは言うまでもないが、少なくとも大山総裁のいらっしゃった、総本部はそうではなかったことが判った。 勿論、沖縄手なんか含めて大山さんがどのくらいの位置にあったのか判らない。 柔道も何でも、メジャーになることと本質を失って行くことはバーターなんだろうな。 武道から格闘技、そしてスポーツへの移行は悪いことではないのだろうが、一方で残っていかなければいけないものもある。
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著者のことはまったく知らずに読んだのだけど、格闘家の方らしいです。 このシリーズの本は内容があまりない本が多い印象やったので、あまり期待してはいなかったのですが、いい本でした。 著者の武道に対する思いが真摯で、それを丁寧に文章にしていたように思えました。著者が格闘技をはじめたエピ...
著者のことはまったく知らずに読んだのだけど、格闘家の方らしいです。 このシリーズの本は内容があまりない本が多い印象やったので、あまり期待してはいなかったのですが、いい本でした。 著者の武道に対する思いが真摯で、それを丁寧に文章にしていたように思えました。著者が格闘技をはじめたエピソードもある。 とにかく、武道がやりたくなる。特に、合気道と弓道がいい。武道における精神性というものに、少しだけ触れられたように思います。
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2015年再読 空手、柔道、剣道、合気道、弓道など違いのある武道を、 心の視点から読み解いている 空手も流派で全く異なるようだ ニコラスペタスならではの視点が面白く、 武道を志す人は必読と言えよう
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『青い目のサムライ』『大山倍達最後の内弟子』の異名を持つ筆者が自らの肉体を的にして『最強の武道とは何か?』に挑戦した結果を報告したものです。筆者と本の中に出てくる武道修行者の真摯さに打たれました。 『青い目のサムライ』 『大山倍達最後の内弟子』などの異名を持つ筆者が自らの肉体を...
『青い目のサムライ』『大山倍達最後の内弟子』の異名を持つ筆者が自らの肉体を的にして『最強の武道とは何か?』に挑戦した結果を報告したものです。筆者と本の中に出てくる武道修行者の真摯さに打たれました。 『青い目のサムライ』 『大山倍達最後の内弟子』などの異名を持つ筆者が自らの肉体を持ってい実証する男なら誰もが疑問を持つ『最強の武道とは何か?』にチャレンジするものであります。これは本人が出演したテレビ番組が土台になっているのですが、『強さ』というものを真摯に追い求めてきた筆者ならではの視線と、極真、沖縄空手、柔道、相撲、合気道、剣道、弓道…と、自らのルーツであるフルコンタクト空手に始まり、畑違いともいえる弓道などにも挑戦しており、そこで見聞きしたことや感じたことを素直な筆致でつづられているなという印象を持ちました。 自身がいじめられたという過去から『強くなりたい』という一心で極真カラテの道場に弟子入りし、やがて、『マス大山直々の指導を受けたい』と思い立ち、故郷から何もかも棄てて単身来日。日本で『格子なき牢獄』といわれる過酷なうちで私生活を経て極真の世界大会で活躍した後にキックボクシング。K-1の世界に飛び込んでいくのです。そこで幾多の激闘を経て引退し、自らの武道を求めることになります。 本書で印象に残っているのは、これは動画でも僕は見ていて、筆者が沖縄空手の道場に行った際のこと。自らが今まで習ってきたカラテとは全く『異質』の技術体系が存在し、道場生と行った組手も全く動きが違い、同じ『カラテ』といわれる武道でもこんなに違うものなのか!という感想を持ちました。さらに、剣道の道場では若い者が必ずしも強いわけではなく、年を重ねた人間が若い人間を圧倒する姿を見て感動し、弓道ではその精神性に感動するのです。 ジャンルは違えど、どの武道にも科学的な合理性が確かに存在し、『強い人間は優しい』という結びの言葉がとても深い感動を呼び起こさせてくれるものでありました。
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海外向けNHK番組「SAMURAI SUPIRITTSU」を取材した際のペタスさんの感想と撮影裏話本だが彼が取材を通して触れた各武道への率直な驚きと感動が書かれている
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格闘家いや武道家のニコラスペタス氏による著者。格闘技ではなく武道についてということに要注意。 海外向けNHK番組の「SAMURAI SPIRIT 」の新書版とでも言う内容だが、映像の裏話を正直に語っている。 単なる武道の優劣をしているわけではなく、それぞれの武道の説明はもとより...
格闘家いや武道家のニコラスペタス氏による著者。格闘技ではなく武道についてということに要注意。 海外向けNHK番組の「SAMURAI SPIRIT 」の新書版とでも言う内容だが、映像の裏話を正直に語っている。 単なる武道の優劣をしているわけではなく、それぞれの武道の説明はもとより本質、目的、ルーツを説明している点が非常にためになった。 そこで共通しているのは武道とは道であることから人生に通じ、鍛練、修行で体を強くするのは当然として、心の修行につながっていく。 体と心が強くなれば、自信がもてるだけでなく、相手への配慮も大きくなる。真に強い人は穏やか、優しいと言われるのはそういうところだろう。 根幹を理解してこそ何事も応用ができ、自身に組み入れることができる。武道を知る、鍛練、修行について考える。人生観の一つとして読んでも有益であろう当著はオススメの一冊。
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