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航路(上) の商品レビュー

3.7

20件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

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  3. 3つ

    5

  4. 2つ

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2016/12/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

認知心理学者のジョアンナは神経内科医リチャードに共同研究をもちかけられ、二人は臨死体験を科学的に究明するプロジェクトに着手するのだけど、上巻だけで600ページを超えるボリュームな上、第一部の展開はゆるやかなのでちょっと長いなあって感じていました。ジョアンナ自身が被験者となり臨死体験の実験をするあたりから面白さに加速がついて、先が気になる展開に。迷路のような病院内部だとか、災害マニアの入院患者の少女、いつも閉まっているカフェテリア、アルツハイマー病の教師など、冗長に感じた部分が下巻で活きることを願い下巻へ。

Posted byブクログ

2016/04/30

とても長い。時たま、こんなに長い必要はあるのだろうか。アウトラインだけで考えると、もっとコンパクトになるはず…と思いつつ、読めてしまうという不思議。あら、上巻でほぼ解明された?!と思いつつも、下巻も同じような厚さ。ここからどう展開されていくのかを楽しみに読み進めようと思う。

Posted byブクログ

2014/08/31

うるさいwww が、面白い。 要らんとこ削ったら半分くらいになりそうなんだけど、でもこの長さが苦にならず気持ちいい。 感想は下巻で。

Posted byブクログ

2015/11/12

確かに650ページ超の(それも上巻だけで)は長い。 けど、深く知りたいと思いのめりこむ人たちと、 自分が信じたい(他人に刷り込まれた)ことに 飛びつく人たちとの対比や、病院内と病院外、 わかりやすいキャラ設定(ティッシュとか) リズムも彩りも豊かで読むのは苦にならない。 何より、...

確かに650ページ超の(それも上巻だけで)は長い。 けど、深く知りたいと思いのめりこむ人たちと、 自分が信じたい(他人に刷り込まれた)ことに 飛びつく人たちとの対比や、病院内と病院外、 わかりやすいキャラ設定(ティッシュとか) リズムも彩りも豊かで読むのは苦にならない。 何より、各章の冒頭にある最期の言葉のように 謎多く、ドタバタしながらも、しっとりと 落ち着き、詩的なムードが根底を支配している気がして どんな結末を迎えるのか楽しみ。

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2014/07/11

えーっと。 面白い、けど、引き延ばしの天才ね!ってお前のことだーっ!とか思っちゃう。 メタファーのお勉強になったなあ。

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2014/04/21

『犬は勘定にいれません〜』以来のコニーウィリス作品。2作目。 『犬は〜』のような登場人物が冗談を交えながらのんびりと話が進んでいくSFコメディを想像して読み始めたが、今作ではギャグの面白さもますます磨きがかかっており非常に読みやすかった。 病院内で臨死体験について調べている主...

『犬は勘定にいれません〜』以来のコニーウィリス作品。2作目。 『犬は〜』のような登場人物が冗談を交えながらのんびりと話が進んでいくSFコメディを想像して読み始めたが、今作ではギャグの面白さもますます磨きがかかっており非常に読みやすかった。 病院内で臨死体験について調べている主人公が神経学者のリチャードとともに疑似的に臨死体験を起こし科学的に解明しようとする一方で、「臨死体験は死者からのメッセージだ!」と言って譲らないトンデモノンフィクション作家との攻防(?)を中心に繰り広げられる物語は、総合病院の中という限られた舞台にも関わらず話のネタは尽きない。 あまり書いてしまうとネタバレになってしまうが下巻のある部分で衝撃的な展開を迎え、そこからラストまでは怒濤のクライマックスになる。 そこに込められた悲しくも素晴らしい作品のメッセージは、宗教や信心を超えた普遍的なものだ。

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2013/10/29

コニーウィリスの傑作。 臨死体験がテーマという風変わりさだけど、 登場人物たちがとても魅力的で、読みながらわくわくする! 後半でジョアンナの体験が何に基づくものが何か探る過程が ミステリーのようで、おもしろくて読むのをやめられない。

Posted byブクログ

2013/09/07

ベストSFにもランクインしたコニー・ウィリスの長編。 臨死体験がテーマのSFだが、ストーリーの構造は寧ろミステリに近いような……。 主人公がタイタニック号(らしきもの)の中に入ってからが本番だと思うのだが、そこに辿り着くまでがかなり長かった。 厚みの割に読み進めるのがあまり苦にな...

ベストSFにもランクインしたコニー・ウィリスの長編。 臨死体験がテーマのSFだが、ストーリーの構造は寧ろミステリに近いような……。 主人公がタイタニック号(らしきもの)の中に入ってからが本番だと思うのだが、そこに辿り着くまでがかなり長かった。 厚みの割に読み進めるのがあまり苦にならないのはいいのだが……。

Posted byブクログ

2013/09/07

それはタイタニックなのか?だけで永遠二冊分のボリュームがだらだら続く。大した展開もない。 場面の切り替わりが突然くるのも読みにくい。 なぜこんなに評価が高いのか?こんな長いの読んだぜ的な自己満足加点が+2ぐらいあるはず。

Posted byブクログ

2013/08/14

ヴィレッジブックス版の文庫が本棚の何処かに眠っていて、オールクリアもまだ読み終わっていないけど、買ってしまいました。 断言しますが自分の読書人生の中でベストテンの一位二位を争う本です。読みながら足踏みをした本は本書が始めてかも。そしてラスト・・・。これから読む人は幸せです。

Posted byブクログ