問題物件 の商品レビュー

大倉崇裕(著者)

2013/10/31

つまらない、というわけでもないんですが・・探偵がよくわからない力でうわーっと解決して・・という力技な展開は最初はそれなりにエンターテイメントな意味で楽しかったですが、ずっと続くと食傷気味な感じ。
最後まで読んで、結局先代社長の息子雅弘氏についてもその後の会社の話にしても（一応）犬頭探偵の正体についても進展なく終わってしまう。続編に期待ということなんだろうか？うーん・・・でもそんなに期待感を煽る感じの話じゃなかったしなあ。

2013/10/30

不思議な力を持つ犬頭さん。
扉を思いきり壊しまくるのは行き過ぎかと思うけど、この行け行けなカンジはとても好きです。

2013/10/18

陰陽師とか異能者が登場するコミックかライトノベルのような印象を受けた。

与えられるミッションや主人公が高校生じゃなく会社の業務であり、出来事が不動産に関わるトラブルのためそう感じさせないけど、設定としては神使が恩返しで主人公の苦境を助けるという、夏目友人帳、神さまはじめました、ぎんぎつね、あるいは犬夜叉と似たようなものだ。ただ、神使役の犬太は主人公に直接使えているわけではないため、かなり傍若無人な振る舞いもするのが異なる点といえる。

続編の可能性を十分残しつつ終わっているので続きがあるかも。

2013/10/10

こういうお話だったのね（笑）
最初、雅弘が解決策を恵美に伝える安楽椅子系かと思ったら、
まさかのそういう系とは（笑）

犬頭のキャラが楽しい。
シリーズ化してほしいかも～。

2013/10/09

ジャンルはファンタジーになるんだろうか!?
無理難題を押し付けられる若宮恵美子を颯爽と現れて問題解決していく犬頭のコンビが秀逸。
最終編が「誰もいない部屋」だったから、最後が気になったが、まだ犬頭の活躍が読めそうで一安心。
雅弘が元気となるまで読んでみたい。

2013/09/23

+++
大島不動産販売前社長の遺児で、難病に苦しむ大島雅弘の世話係を務めていた若宮恵美子は、派閥争いのあおりを受け、新設部署への異動を命じられた。雅弘をトップに、3名だけでクレーム対応をする部署らしい。現社長の高丸は、反高丸派の旗頭である雅弘に無理難題を押しつけ、責任を取らせて追い出したいのだ―。次から次へと問題物件を押しつけられ途方に暮れる恵美子の前に、「探偵」を名乗る奇妙な男が現れて…。前代未聞の名探偵(?)犬頭光太郎登場!!居座り、自殺、ゴミ屋敷、ポルターガイストに失踪まで。お部屋に関する問題を、人間離れした能力で華麗に無理矢理解決!破天荒極まりないミステリー!
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これがありだったらなんでもありだろう、と思われるような無理やりな設定なのだが、なんとなくほのぼのと愛情にあふれているし、こんなことがあってもいいなと思わせてくれるので、良しとすることにする。助手役でもある若宮恵美子は、実質的にはあまり役に立っているようには見えないが、探偵役の犬頭とは結構いいコンビである。雅弘を思う共通の気持ちがなせる業なのであろう。続きが気になる一冊でもある。