人類資金(Ⅰ) の商品レビュー
2024/8/2読了(再読) 再読。本書を読むまで、「M資金」なるものも、それを騙った詐欺が本当にあったことを知らなかった。一種の陰謀論みたいなものだと理解するが、それが本当にあって、その資金を利用して、今ある資本主義ルールを改変しようとするお話。 序幕~1幕途中。ことの発端で...
2024/8/2読了(再読) 再読。本書を読むまで、「M資金」なるものも、それを騙った詐欺が本当にあったことを知らなかった。一種の陰謀論みたいなものだと理解するが、それが本当にあって、その資金を利用して、今ある資本主義ルールを改変しようとするお話。 序幕~1幕途中。ことの発端である、終戦の日の出来事と、現在パートで、主要登場人物がボチボチ登場。 長い長~い前置きの、まだ途中という感じ。
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これはまた、壮大な話になりそうな予感。 話の結末が、全く見えて来なくて、予想がつかないところが、良い!
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長いシリーズものを読んみたいと手に取った。M資金(エムしきん)とか言われる秘密資金を融資すると持ちかける詐欺をテーマにした小説で、前半はよくわからない話が続き、半分を過ぎたあたりで詐欺師の話だとわかった。続きは読まないかな。
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詐欺師の界隈で伝説と化した「GHQから日本軍が隠した莫大な金塊を背景にした巨額融資」いわゆるM資金ネタ。 こいつがもし事実だとしたらー。 というお話の発端につながる序章。 おそらく後々伏線として回収されそうな時代時代の大規模詐欺の新聞記事や当時のゴシップ記事などが羅列され、読み...
詐欺師の界隈で伝説と化した「GHQから日本軍が隠した莫大な金塊を背景にした巨額融資」いわゆるM資金ネタ。 こいつがもし事実だとしたらー。 というお話の発端につながる序章。 おそらく後々伏線として回収されそうな時代時代の大規模詐欺の新聞記事や当時のゴシップ記事などが羅列され、読みづらいことこの上なく。 読み通せたのは後半やっと真舟雄一(詐欺師)という人間が動いてくれたからと、一冊がとっても薄かったから。 一冊が薄いことの効用が感じられた作品。 2巻以降が楽しみ。
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割と好きな作家(福井晴敏)の未読の長編があったのを図書館でたまたま見つけて、そこにあった4冊まとめて借りてきたが、「過去作よりパンチがない」と感じつつ時間かけてなんとか4冊目を読み切ったとき、「つづく」の文字が現れ、まだ3冊あることが判明した時の私の気持ちを答えよ。(140字) ...
割と好きな作家(福井晴敏)の未読の長編があったのを図書館でたまたま見つけて、そこにあった4冊まとめて借りてきたが、「過去作よりパンチがない」と感じつつ時間かけてなんとか4冊目を読み切ったとき、「つづく」の文字が現れ、まだ3冊あることが判明した時の私の気持ちを答えよ。(140字) 感想は最終巻に。
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ずっと気になっていたこのシリーズに手を出してしまった。一冊が薄いけど、7まであるのか。 一気読みしてしまいそうなので、じっくり読むことにする。 実際の国会答弁とかニュース原稿とか。ホンモノのような小道具で、というか、小道具はホンモノか。一気に戦後を現代まで駆け抜ける。 続きが気に...
ずっと気になっていたこのシリーズに手を出してしまった。一冊が薄いけど、7まであるのか。 一気読みしてしまいそうなので、じっくり読むことにする。 実際の国会答弁とかニュース原稿とか。ホンモノのような小道具で、というか、小道具はホンモノか。一気に戦後を現代まで駆け抜ける。 続きが気になる!
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M資金を扱う小説・漫画を最近読んで興味を持った。M資金を解説する書籍は、入手できない状況だ。M資金を引き継いだ財団があった……それはM資金が実在するという証。それを下敷きに、M資金詐欺という古典的な手法で詐欺を行なう真舟と、実在とエビデンスを与えられた財団が接触する! 東日本大震...
M資金を扱う小説・漫画を最近読んで興味を持った。M資金を解説する書籍は、入手できない状況だ。M資金を引き継いだ財団があった……それはM資金が実在するという証。それを下敷きに、M資金詐欺という古典的な手法で詐欺を行なう真舟と、実在とエビデンスを与えられた財団が接触する! 東日本大震災、アベノミクスという近世の出来事を織り交ぜて進む物語は、世界を救う展開となるのか?
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根底の考えに実はとてもリアリティーがあり面白い。特にこのテーマは私も共感する部分も多くある。 金融資産を増やす事を、カードゲームのカードを増やす事と同じ感覚でいる。生きる為や生き甲斐の為に稼いでいるのではなく、ただその「ルール」の中で人が生かされているから。という考えは今の日本...
根底の考えに実はとてもリアリティーがあり面白い。特にこのテーマは私も共感する部分も多くある。 金融資産を増やす事を、カードゲームのカードを増やす事と同じ感覚でいる。生きる為や生き甲斐の為に稼いでいるのではなく、ただその「ルール」の中で人が生かされているから。という考えは今の日本、時に若者の実態を如実に表している。
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7作中の第1作目。M資金の目的と、そのM資金を狙う謎のITベンチャー「M」と、M資金で詐欺を働く真舟が知り合うまでを描く。「震災後」から久しぶりの福井作品だけど、その後書かれた作品らしく、今まで時代物のイメージが強いだけに、現代を描く今作に最初は少し違和感も…
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序章がなんとも読みにくく挫折しそうになったが、第1章(幕)になると俄然面白くなる。ああ福井作品を読んでいるなあ、という福井節が確かにある。今のところ、僕にとって最も平井和正に近い作家だ。
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