ミストレス の商品レビュー
ミストレス やまね ライフガード 宮木 紅い蕎麦の実 の5編から成る短編集。 どれも非日常的な部分のある物語。
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短編作5作品。 全体的に大人っぽいというか、艶っぽい感じです。 個人的に好みだったのは、亡くした恋人の影を追う「ライフガード」とか天使のようなおばさんの過去にせまる「紅い蕎麦の実」かなと思います。
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この人の短編は初めて読んだが、なんだかどれもいまいち。表題作は、恩田陸の大人世界の感じがどこかにした。「宮木」の出だしは「インコは戻ってきたか」を思い出したけど、あちらのが遥かに好み。
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タイトルに惹かれて借りた。 すべてがミストレスかと思ったら違って、短編集だった。 女王の話かと思ったら、若干違った。 やまねとライフガードが好き。 露骨ではないが官能小説。
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官能的なホラー短編集。 前作ブラックボックスも興味深くおもしろい作品ではあったけれど こういった作風の方が好きだ。 表題作でもある一話のミストレスが特にいい。 篠田作品にはクラッシック音楽が、特にバイオリンがよく似合う。 現実と幻想が交錯する怖くて美しい一編。 読み終えて、も...
官能的なホラー短編集。 前作ブラックボックスも興味深くおもしろい作品ではあったけれど こういった作風の方が好きだ。 表題作でもある一話のミストレスが特にいい。 篠田作品にはクラッシック音楽が、特にバイオリンがよく似合う。 現実と幻想が交錯する怖くて美しい一編。 読み終えて、もっと読んでいたかったなぁ…と感じた。 次作にも期待。
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短篇集。 中でもタイトルになっている「ミストレス」が好み。 コンサート会場で幻を見る。それが自分の担当している女性患者の若い頃の姿だったというちょっとありそうな設定。 あとがきによると「小説宝石」の春の官能小説特集に寄稿されたものとのこと。 あぁ、だからいつもと違うんだ。 官能小...
短篇集。 中でもタイトルになっている「ミストレス」が好み。 コンサート会場で幻を見る。それが自分の担当している女性患者の若い頃の姿だったというちょっとありそうな設定。 あとがきによると「小説宝石」の春の官能小説特集に寄稿されたものとのこと。 あぁ、だからいつもと違うんだ。 官能小説って描写が難しいのだろうな。
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文芸誌の官能小説特集に掲載した短編とあって、珍しく性的な描写が盛り込まれている。とは言え、今までそうしたシーンが苦手であえて避けていたであろう作者だけに、生々しさはなく上品に匂い立つようなムードに仕上がっている。得意のホラー的要素を盛り込んだのが、成功している。
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覚書。 ミストレス・・・亡くなった愛人が医師に憑依して、彼女を見守る話。 やまね・・・温度の低い女に岡惚れした主人公。しかし彼女は冬眠する女だった。。アパート近くで火事があり助け出すも、冬眠から春の前なのに目覚めそうになった女は心臓発作で死亡。。 ライフガード・・・死んだ恋人が津波から主人公を違う姿を借りて助けてくれる話。 宮木・・・主人公ムカつくw。はからずも戦争のライターとなり戦争地帯を12年も放浪していた主人公は、恋人の死により日本に帰国。日本に置いてきた妻に会う。色々苦労した奥さんに勝手に嫉妬し、「売春婦め」とののしる。奥さんの恩人である宦官となっている金持ちの老人に諭されるも逆恨み。最後は向こうで病気を拾ってきてアボン。 紅い蕎麦の実・・・なぜか精神的に惹かれてしまうオバサンは、修道女ではなく革命家のなれの果て・・・という話。 基本ダメ男が多かったかな。。読んですがすがしくはならないww。
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小説宝石へ寄稿した官能小説の短編集。篠田節子がこういう作品を書かなくてもよいのに。 麻酔医の貴之は、妻と一緒に行ったコンサートで不思議な夢を見る。それは粛(おごそか)な悲しみをたたえながら演奏する女性―コンサートミストレスだった。夢のことが頭から離れず、彼女の手掛かりを求めるうちに、意外な事実を知ることになる。「ミストレス」 女がもっとも嫌う女に、男はなぜ引きつけられるのか。「やまね」 異国の地での思いがけない男との再会は現実なのか。 それとも幻なのか。「ライフガード」 ゲリラ活動を追っていた勝太郎は12年ぶりに日本へ戻った。音信不通にしていた妻のもとを訪れると、以前と変わらない態度で出迎えてくれたが、彼女には隠された秘密があった。「宮木」 アルコール依存症治療のために参加した農作業の会。そこで芸術家気取りの優男が出会った"中年天使"の正体は・・・。「紅い蕎麦の実」
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5編のうち4編が小説宝石の春の官能小説特集に寄稿したものというだけあって、そんな内容の小説だが、上品というか穏やかな文体が気持ちよかった。 女性視点からの男性の描き方がグッド!自分的には「やまね」が一番好き。
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