非常識な本質 の商品レビュー
ネガティブなサービスとポジティブなサービスの考えは、第三者にどう説明しようかと悩んでいた自分の考えを整理するヒントになりました。
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元日産GT-R開発責任者の手記。 人を工数という数で管理する仕事のやり方を否定し、「アウタースケール(顧客の期待水準)」を意識し続ける。 車の関する知識がかなり乏しいため難解な部分が多かった。 固定観念や"常識”と呼ばれるものが成功の足枷になる。まさに思考停止に陥ることが如何に危険か、警笛を鳴らすような一冊。
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日産GTRの新規パッケージ開発者、レーシングチーム監督などを歴任した水野和敏さんの考え方。 あえて少人数にして人と違う観点で物事を捉え直す。 非常識に見えるやり方で実績を出す。
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『GT-R』をどうやって作ったか?の指南書。 一見筋が通っているようだが、読み進めるうちに『あれ?さっき書いてたことと違うじゃん』という矛盾がどんどん出てきてモヤモヤした。これは『勝ってしまえばそのやり方が正解になる』ということと、水野氏がこの本だけでは全部を伝えられなかった(言葉が足りない)ということとの両方だろうと思う。 『水野だから出来たと思うでしょう?でも違うんです』と繰り返されるが、展開されるのは破天荒かつ非凡な考え方の連続で、おもてなし思想のジャパンメイドを良しとしながらも、ふつうの日本人にはやっぱり出来ないこと。奥ゆかしい『ふつうの日本人』は、『軽自動車やマーチが百均、GT-Rはシャネル』ってなかなか言えない(笑)。
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日産でGT-Rを開発していた水野さんという方のエッセイ的な書。 図書館でジャケ借りした。 自身のキャリアに基づき、本質をついた話が展開される。大企業にいながら、このような思想に至ったのはかなり特異であると思う。 特に耐久レースのタイムをあげるために、マシン性能をあげるのではなく、チームマネジメントにより短縮することや、単にスピードを追うのではなく、ブレーキを踏んだ時のスピードを追究するなど、ここはためになる視点であった。 また、国内ではスーパーカーを開発するのに法規制があるためにできない壁があり、国外で開発かつテストドライバーにも命を懸けて走行させるなどの内容もすばらしいと感じた。 しかし、徐々に自身の成功お披露目話ばかりになっていくような感じで、読み進めるのは鈍くなっていったようにも思う。 星は平均3つで。 目次 第1章 非常識な本質 第2章 はみ出し者が生きる道 第3章 「お客様は神様」の本当の意味 第4章 世界一を目指した型破りな開発 第5章 答えはいつも会社の外にある 第6章 ブランドの正体
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ピタリとくる部分、 ここなかなわないなという部分、 どちらも興味深かった。 GT-Rはこんな経緯があって世に出たということ。
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現代人が好きそうな行動形態なんだろうな。 多くは社畜を嫌う世の中になってきた。そこにこのような考え方を持って出てきた新しい人種をもてはやす。 考えていることはとても素晴らしいがだからといってすべてに適用できるわけではなく、本人もこの、その仕事を欲していたからできたこと多くの人はその仕事さえ好きになることができないでいる。 問題はいかに自分が気持ちよく仕事をし賃金を得るかでありそこに会社の都合や周囲の環境は何もないということだろう。 成功した人が成功論をかけるのは当たり前なわけでそれを読む人はそれをいかに自分の力に還元できるかを考えない限り何も生まれてはこない、いや大きな壁ができるだけだろう。 高級品を高級なままで提供するのは常識だ、しかし多くの技術力と高度な製品をなお低価格で提供できることがそれ以上に素晴らしい事だと思うそのような考え方を持てる企業人はいないのだろうか。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 人の能力というものは、自ら頭を働かせることにあります。決してメカニックに体や腕だけで働かせてはいけないのです。いわゆる自主性と選択権と、その結果に対する責任です。 40 日本は島国だ、ガラパゴスだと海外からバカにされていますが、その島国だからこそ日本人のほとんどが同じ義務教育を受け、似たような価値観を持ち、一緒になって未来図を描くことができる。 これができるのは、世界中探しても日本くらいのものです。 151 すべての答えは、「お客様のために」という視点に立つと明確に見えてきます。つねに自分が何をすべきなのかを教えてくれるのはお客様だということを忘れてはいけません 173 活動計画は決めたことを守るためにあるのではなく、当初の目標のギャップを確保するため、より良い状況でいい仕事をするためにあるからです。 186 僕には「できること」「できないこと」が明確にわかっていたから、失敗することもなく日産GT-Rを完成させることができたのです。 194
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■非常識な本質 A.失うものがない人の方が、新しいチャレンジができる B.製品をつくる際の視点には、お客様の夢のためにつくろうとする「アウタースケール」の視点と、会社や自分の利益のためにつくろうとする「インナースケール」の視点がある。お客様を感動させるものをつくるには、前者の...
■非常識な本質 A.失うものがない人の方が、新しいチャレンジができる B.製品をつくる際の視点には、お客様の夢のためにつくろうとする「アウタースケール」の視点と、会社や自分の利益のためにつくろうとする「インナースケール」の視点がある。お客様を感動させるものをつくるには、前者の視点が欠かせない。
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メイドインジャパンの「品質」とは何か。安くて壊れないというのが主要な評価軸で、ユーザーが感性から尊敬する製品はほとんど作れていないというのはショックでしたw。 カルロスゴーンをしてMr.GT-Rと呼ばれた著者。四十余年来の日産マンでありながら社内水準に迎合せず、常に自身の感性を...
メイドインジャパンの「品質」とは何か。安くて壊れないというのが主要な評価軸で、ユーザーが感性から尊敬する製品はほとんど作れていないというのはショックでしたw。 カルロスゴーンをしてMr.GT-Rと呼ばれた著者。四十余年来の日産マンでありながら社内水準に迎合せず、常に自身の感性を「アウタースケール(顧客の期待水準)」へと向け続けた思想に触れられる一冊。 レースでは当時、サーキットに来て日本人はサラリーマンの仕事をいていると揶揄された縦割りの仕事を変え、結果、デイトナ24時間で「ブッチギリで勝ってしまうと、きっとアメリカ人は日本人に対して、翌年にはレースの規定を変えてハンディキャップをつける(中略)そこは抑えて、2位との差が15ラップから一桁の9ラップになるまでピットで洗車をしていました」勝ち出来るようチューンナップした仕事に痺れました。 レースで勝つ、顧客の尊敬を得るという尖った場所で、ホンモノの結果を追求するためのチームに必要なのは、管理職や工数管理を廃し、結果のための仕事以外を削いでいく事だとしている点、腹に落ち、 ふと、スティーブ・ジョブズの仕事と比較して読んでいた事に気づきました。
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満たされたヒトモノカネ時間は組織を崩壊させる 効率のいい仕事をするには、それらを徹底的に絞り込むこと 思考の盲点 日頃こういうときにこうすべきという常識にそって仕事をしていると、仕事そのものの本質、やっていることの意味を見失ってしまう 一番出来る人間に作業をさせるな
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