出世の教科書 の商品レビュー

千田琢哉【著】

2013/08/26

千田本は綺麗な言葉ではないが、気持ちいい。いままで会った凄い上司や社長達は当たり前にしていることを書き連ねている。
この手の本の全てを真似るのはしんどいので、2つ、3つを手帳に書いて意識するだけで、少しは変われる。
真似る事を選択するか？
読み物として満足して本棚に並べるか？

2013/08/05

【読書メモ】

●出世する人は、依頼者の表情をよく観察する。窓際の人は、依頼者の言葉のみを聞く。

●出世する人は、後始末に命をかける。窓際の人は、後始末になると姿を消す。

●出世する人は、手柄を譲り続けて最後に際立つ。窓際の人は、手柄を奪い続けて最後に干される。

●出世する人は、まず相手を認める。窓際の人は、まず相手を貶す。

●出世する人は、いかなることがあっても上司には切れない。窓際の人は、上司に切れたと吹聴して武勇伝にする。

●出世する人は、退職者を丁寧に見送る。窓際の人は、退職者を裏切り者扱いする。

●出世する人は、掃除係のおばちゃんの顔を把握しているを窓際の人は、掃除係のおばちゃんの顔が判別できない。

●出世する人は、経理部からの評価が高い。窓際の人は、経理部からの評価が低い。

●出世する人は、一緒にエレベーターに乗ってみおくりする。窓際の人は、エレベーター前で消える。

●出世する人は、秘書に対して社長以上に丁寧に接する。窓際の人は、秘書を軽く見る。

●出世する人は、いかに相手に気を遣わせないかに腐心する。窓際の人は、いかに相手に一目置かれるかに腐心する。

●出世する人は、いつも自分が少し負けることを考える。窓際の人は、いつも自分が勝つことだけを考える。

●出世する人は、偉くなっても腕を組んで人の話を聞かない。窓際の人は、偉くもないのに腕を組んで人の話を聞く。

●出世する人は、会議を嫌い、できるだけ立ち話で済ませる。窓際の人は、会議がアイデンティティですぐ座り込む。

●出世する人は、楽しい結論になるように導く。窓際の人は、正しい結論になるように導く。

●出世する人は、部下の時代に納得力を磨く。窓際の人は、部下の時代に「納得できません」で逃げ切る。

●出世する人は、人間観察の偏差値を上げる。窓際の人は、なんとなく受験勉強の延長で英語の偏差値を上げる。

●出世する人は、「なるほど」が口癖。窓際の人は、「それは違う」が口癖。

●出世する人は、相手の話に「。」が出てくるまで話さない。窓際の人は、相手の話に「、」が出てきたら話し始める。

●出世する人は、いかに相手の話を膨らませるかを考える。窓際の人は、いかに自分の話を膨らませるかを考える。

●出世する人は、冒頭で結論と理由を一言ずつ述べる。窓際の人は、言い訳ばかりで最後まで結論が出てこない。

●出世する人は、上司の決断パターンを先読みする。窓際の人は、上司の決断に毎回振り回される。

●出世する人は、周囲が「えー⁉」と驚くほうを選ぶ。窓際の人は、周囲が「やっぱり」とため息をつくほうを選ぶ。

●出世する人は、「出世する」と決断した人。窓際の人は、「窓際でもいい」と決断した人。

●出世する人は、驚くほど口が堅い。窓際の人は、呆れるほど口ご軽い。口が堅い人は、言うべきことをきちんと言い、言ってはならないことをいわない。