ものづくり成長戦略 の商品レビュー

藤本隆宏,柴田孝【編著】

2018/11/04

定年を迎えるベテランを、インストラクターとして活躍してもらうための養成教育について述べたもの。著者が中心となって行っている教育プログラムの紹介であって、学術的でもなければ説得力のない記述が多い。あまり参考にならなかった。

2016/09/02

リタイヤした方々の技術や知見を活かし、地元企業のコンサルティングをしてもらう取組の紹介。
もう少し具体性が欲しかった･･･かと。

2014/07/06

成長戦略などと大上段に構えたタイトルに期待を持って読んだが肩すかし。単なるカイゼンコンサルタント育成の話。レイバーコストの安い団塊退職世代＋国・自治体補助金のフル活用というビジネスモデルは面白いが、こんなこと日本の最高学府でやることか？
成長戦略というにはスケールが小さすぎ。

2014/04/13

なんで借りたんだっけ？　ものづくり、地方、中小企業、産・金・官・学って経産省的キーワードがヒットしたのか？
読む暇なく返却。

2013/10/27

カイゼンのお話。
定年退職された団塊の世代といわれる方々のお話。

それらを組織的に取り組んだ筆者の実録報告書のような一冊です。

ただ、この活動は目の前のことに手一杯になりがちな中小企業では絶大な効果が上がると素人目でも感じれました。

やはり、先人の知恵はうまく活用して、うまく進化していかなければならないと感じました。

2013/09/27

東京大学ものづくり経営研究ｾﾝﾀｰ（ＭＭＲＣ）ものづくりｲﾝｽﾄﾗｸﾀｰ養成とスクール卒業生の改善活動報告
広義の「ものづくり」を「固有技術」と「設計情報の流れを作る技術」と捉える。（尚、藤本隆宏教授の「ものづくり」の考え方は、放送大学の講義「ｸﾞﾛｰﾊﾞﾙ化と日本のものづくり」をBSﾃﾞｼﾞﾀﾙ放送でテレビ視聴できます。）
正味作業時間比率は（停滞時間と付帯作業時間を減らし、ﾄﾖﾀ並みの50%まで）伸び代がある。
ﾄﾖﾀ問題解決8ｽﾃｯﾌﾟ(P136参照)
関連組織: 東京大学ものづくり経営研究ｾﾝﾀｰ, 山形大学国際事業化研究ｾﾝﾀｰ, 群馬ものづくり改善ｲﾝｽﾄﾗｸﾀｰｽｸｰﾙ,　野洲市ものづくり経営交流ｾﾝﾀｰ, 長岡・ものづくりｲﾝｽﾄﾗｸﾀｰ養成ｽｸｰﾙ,　ｶｲｾﾞﾝ･ﾏｲｽﾀｰ,　ものづくり改善ﾈｯﾄﾜｰｸ
参考図書: 「生産ﾏﾈｰｼﾞﾒﾝﾄ入門」（日本経済新聞社）
その他ｷｰﾜｰﾄﾞ: QCTF, QCDF, 3M, 3S, 5S, 3定（定位置, 定品, 定量）, ﾊﾞﾘｭｰ･ｽﾄﾘｰﾑﾏｯﾌﾟ,　

2013/08/28

地域の活性化の良い具体例だと思った。地域に眠る人材が持つ力を地域のために活用できるようにする。そういう場を自治体が設ける、やり方は大学の研究者、金融機関の協力。産業振興から地域の活性化。もう、企業を呼び込むとかではないのだね。自治体の役割がなんとなく分かった。何をやるにしても、職員も現場に行って体験しないと分からないね。

コンサルタントを雇ったり教育制度を考える余裕のない中小企業への支援として、有意義だと思う。やっぱり、お金がないとか、ちょっと弱い立場にあるところに対してもできるのが自治体だよね。企業はそこまではできない。

2013/08/21

シニアの知見を活かし、中小企業の再生を図ると。たしかに、トヨタやIBMの第一線で働いていた人が定年で埋もれてしまうのは惜しい。その経験を活かすための学校を作り、地方の中小企業のコンサルになると。今まではそのような知見が海外の企業に渡ってしまい、日本の産業に打撃を与えていたので、いいことだと思うし、本人のやる気のためにもそうあるべきだと思う。