会社の目的は利益じゃない の商品レビュー
「全社員を勝利者にする」 初めは、すごい言葉だなーと思ったけど、読み進めるうちにこの会社ならできるんだろうな、と納得させられた。 全体を通してすごく読みやすいし、実際に取り入れやすい、良書だと思った。 ちょうど「7つの習慣」を再読してるのもあって、つながりを感じさせられた。
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会社経営とは「質の向上」を地道に長期に行うこと 逆に「短期の改革・革新」は否定 →究極は、企業風土の革新 出版社は坂本光司「日本でいちばん大切にしたい会社」 1.「理念」の考え方 2.「人を育てる」ことの考え方 3.「サービス」の考え方
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フッと、今の私の姿が透けて見えました(≧∇≦) 数字、数字ではなく、頭で理解している会社の理念と社是が、、、、 コロナウィルスの影響で未来が見えない中でも、一番大切な「何のために」って事が見えました。 ありがとうございました
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トヨタの車販売台数が減少の一途をたどる不況の中、着実販売台数を伸ばし続けているネッツトヨタ南国株式会社の、元社長で現相談役の横田英毅氏の経営の神髄が詰まった一冊。 ネッツトヨタは全国のトヨタ販社300社中、2014年時点で12年連続顧客満足度NO1に選ばれている会社でもある。 ...
トヨタの車販売台数が減少の一途をたどる不況の中、着実販売台数を伸ばし続けているネッツトヨタ南国株式会社の、元社長で現相談役の横田英毅氏の経営の神髄が詰まった一冊。 ネッツトヨタは全国のトヨタ販社300社中、2014年時点で12年連続顧客満足度NO1に選ばれている会社でもある。 この会社のすごいところは、高知という他県に比べて人口減少が大きな環境下でも、全国1位を取り続けているところにある。 そんな会社を率いる横田氏は、「いちばん大切なことを大切にする」という理念のもとに経営をされている。 「全社員を人生の勝利者にすること」を会社の目的とし、「勝利者とは自分の可能性を最大限に発揮できる人」であり、そのためにも「経済につながる道徳を追求する」ことを大切にされている。 このように書くと、想いにあふれ情熱的で感覚的な要素が強いのかなとも思うかもしれませんが、横田氏は理系の方で、このように想いや感覚によって行くところも、理詰めて考えているからこその結果なのかもしれませんね。 実際本を読むと、完全に理屈でも納得させられます。 以下では、基礎基本ではあると思いますが、横田氏も重要視されおり、私自身も改めて見つめなおそうと思ったものを3つピックアップします。 1.自分で気づかせることが一番の教育 ===== 当たり前のことを人並み外れた熱心さで続けること 他人と過去は変えられない。変えられるのは自分と明日。 他人を変えようなどと不可能なことをするのではなく、自分で気づかせ、自分で自分を変えるきっかけをつくってあげる 自分で考え発言し行動し反省することで成長する ===== 社員全員の可能性を最大限に追求することを大切にされているからこそ、自分で気づかせ、自分を主体的に変えていくことを重視されている。 確かに、人から言われたことははじき勝ちです。特にプライドが高い・自信がある人ほど優秀な人ほどその傾向があると思います。 逆に自分で考えて決めたことは責任の所在が自分にあることが明らかなので、プライドが高く、自信がある人ほどそれを認めざるを得ないですし、その分成長も早いのだと思います。 時には、プライドが邪魔して反省できない人もいるとは思いますが。 2.人材が命 ===== 教育は大切。 しかし採用はもっと大切。 私は創業時から最初の10年間、採用の第一線に立って、使える時間のほとんどを人材確保に割いてきました。 採用活動にかける費用を惜しんだことがありません。 人材の確保が、会社にとって何より重要なことだと考えているからです。 採用するのは年5-10名でしたが、我が社の採用にかける費用は当時でも1000万円以上。これは、同程度の規模の会社の5倍前後に達していたと思います。 30時間の面接でお互いを知る 会社の質は全部人から ※今だけ金だけ自分だけを否定する ===== 教育はもちろん、それ以上に人材の確保に全力を挙げている横田氏。 採用に30時間かけているというのですから、すごいことです。 それだけ、採用したからには全責任を持って「全社員を勝利者にする」という覚悟が伝わります。 だからこそ、一緒に働く人の価値観を非常に重要視しています。 特に「今だけ金だけ自分だけを否定する」ということを言われており、自分という小さい枠だけでなく、同じ会社の仲間を運命共同体として皆で勝っていくことを徹底されているなと感じます。 このトップの信念の強さが、きっと会社の経営に直結しているのだなと思うと、一度ぜひ会社にお邪魔させていただき、お会いしてみたいものです。 3.主体性を磨け ===== リーダーシップとは主体性のこと 自らを経営する力を一人一人がつけていくこと トップが自分を変えることができれば会社は変わります。 ところが自分を全く変えようとせず会社を変えようとしている経営者が多いのが現実です 全員が一体となってチームワークを発揮できるようにするため、経営者には、最大限の注意と努力が必要 ===== 逆説的かもしれませんが、会社を一つの船として、皆が全員で勝っていくためにも一人一人が主体性を持つことが重要になるということです。 会社の一体感が、”依存”に向かうと責任のなすりつけ合いが起こり問題が起こりがちですが、一人一人が自立し”協力”体制にあるなら力が掛け合わされて全体が引きあがるように思います。 最後にある「全員が一体となってチームワークを発揮できるようにするため、経営者には、最大限の注意と努力が必要」というところに、経営者としての力量と器の大きさが試される気がして、気が引き締まります!! 何度でも読み返したくなる1冊です。
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同じ中小として人材確保、育成、理念などなど頭で分かっている当たり前な事でもいざ仕事として取り組むと忘れてしまう事。学ぶべき所が沢山詰まってました。
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■トヨタ販売 A.目的と目標は、全く違ったものである。目的を達成するための方法論が目標だ。会社の場合、売上や利益は目標であり、目的は「社員を幸福にする」など、そうありたいと思う姿である。会社は目標ではなく、目的を大事にしなければならない。 B.ネッツトヨタ南国は、設立当時から...
■トヨタ販売 A.目的と目標は、全く違ったものである。目的を達成するための方法論が目標だ。会社の場合、売上や利益は目標であり、目的は「社員を幸福にする」など、そうありたいと思う姿である。会社は目標ではなく、目的を大事にしなければならない。 B.ネッツトヨタ南国は、設立当時から来店集客型の営業を志向し、飛込み営業も早い時期にやめた。モットーは、「今日の1 台より、将来の100 台を!」。すなわち、目先の1 台を売るよりも、100 人の人に会社の存在を知ってもらい、好意的な印象を持ってもらう方が、長期的に見れば有益と考えている。
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