ブックイーター(1) の商品レビュー

カネタケ製菓(著者)

2015/04/05

好き！

食べること、の表現が本当に好き。
「食べる」って、こんな演出にも使えるんだな！こんな使い方、素敵だな、好きだな。

土鍋の「熱した後すぐ冷ましたらヒビが入る」を後々主人公の心そのものに繋げてくる、好きだー！

透明感があって、でも感情的…素敵…

華やかさはないのにこんなにもきらきらと、描けるんだなぁ…

世界の隅っこで手を繋ぐようなラブストーリーが好きなので、、うーんよかった。

ストーリーを淡々と紡ぐ人なのかと思いきや、登場人物たちの会話を描くのがとても巧い。
会話の端々でそのキャラクターの性格が現れていて、モノローグや本の引用も巧いのだけれど、この人会話表現だけでも話を作れるのでは…？と思った。

演出は少女まんが等に比べれば地味だけど、決して恋心、恋愛の表現として物足りなさは感じない。

むしろ日常の中のときめきみたいなもの、平たく言うと恋心？をしっかり掴んでる描き方、だなぁ、と、、

私は好きですね。おすすめ。

2014/03/12

タイトルに騙されて買った。ブックイーターってはじめの数ページの物語も結論もない走り書きみたいなまんがのこと？ひどい。そのあとすぐに次の全然関係ない物語がはじまっていて締りのない構成で、わかりにくい。さして意味のないせりふの繰り返しが非常にくどくて不快。絵も単調。酔う。初心者のようなタッチ。言い方悪いがよくネットで公開してる漫画家志望のひとの練習作品みたい。編集なにやってんだ。

2013/12/02

面白いです。難しくて、そして何だか懐かしいです。
面倒臭い人達の恋愛模様、でも、恋愛はフツーに見えても面倒くさいものですよね。
本を読まないと死んでしまう宇宙人・・・いいなぁ
そんなこと干支一回り違うオトナに言われたらイチコロですよね。
はははは。
絵の好みと絵の完成度で☆×４です

2013/09/18

表紙とタイトルに騙されましたな。別に本の話ではない。
ちょっとクセのある人々の恋愛バナシでした。最初の話が好き。いややと思うわー出て行くくだりのとこ。というくらい、変わった人々に同調できるなかなかなマンガ。

2013/09/01

本屋で帯に煽られ、見本の小冊子開いた瞬間から惹きつけられるものがあって衝動買い。結果：面白かったです。

同じサークルに所属する男女のオブニバス恋愛群像劇。
最初は人物同士の関係が明確に示されていないので、その辺を理解するのに苦労します。でもそれも物語のテイストになっていて、読み進めていくうちに関係性が紐解かれる過程が非常に面白いです。
同時発売の2巻まで読んで、もう一度1巻から読み直すと意外な人物が早い段階から登場していたりしてまた別の楽しみも味わえます。
あと、カバー外すと素敵なものが見られます。軽くネタバレがあるので2巻まで読んでから見るのが個人的におススメです。

表紙の雰囲気的に男女のグチャドロな愛憎劇も彷彿とさせますが、全くそんなことはなく、人間の感情の深い部分まで描きつつ読後感が嫌味なく爽やかにまとまっているが良かったです。
この巻では、『みらいのおもいで』の二人が私的にお気に入りです。
桃ちゃんかわゆす。