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吉野賛十探偵小説選 の商品レビュー

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2013/10/23

創作篇22編、随筆篇4編収録。(現在判明しているかぎりの吉野名義の作品すべて) ペンネームの由来はデビュー当時の住所が台東区吉野町3-10だったことから。 著者は盲人教育に半生を捧げた教師で、作品も盲人視点のものが多い。それ以外の作品もあるが、特色としては盲人ならではの感性で事件...

創作篇22編、随筆篇4編収録。(現在判明しているかぎりの吉野名義の作品すべて) ペンネームの由来はデビュー当時の住所が台東区吉野町3-10だったことから。 著者は盲人教育に半生を捧げた教師で、作品も盲人視点のものが多い。それ以外の作品もあるが、特色としては盲人ならではの感性で事件に関わったり解決したりする面白さで、ミステリとしては少々弱いかも。 ベストはやはり代表作の「鼻」か。 「ロオランサンの女の事件」で作中でたびたび言及されている「剃刀男」というのが気になる。(巻末の解題によれば、現在までのところこの作品は確認されていないらしいが)

Posted byブクログ