石垣りん の商品レビュー
児童向け「日本語を味わう名詩入門」シリーズより 「石垣りん」を図書館よりお借りしました。 作画は福田利之さん。新緑のような柔らかな色に、可愛らしいアイテムが並ぶ表紙が目を惹きます。 女性が外で働くことが稀だった時代に、14歳で銀行に就職し、詩作を続けながら定年まで勤めあげられた石...
児童向け「日本語を味わう名詩入門」シリーズより 「石垣りん」を図書館よりお借りしました。 作画は福田利之さん。新緑のような柔らかな色に、可愛らしいアイテムが並ぶ表紙が目を惹きます。 女性が外で働くことが稀だった時代に、14歳で銀行に就職し、詩作を続けながら定年まで勤めあげられた石垣りんさん。 強さというのか、気丈さというのか。 生きると同じように、真っ直ぐに向き合った詩が 22篇、そのどれもに「いのち」を感じます。 私の前にある鍋とお釜と燃える火と/手/用意/子供/表札/くらし/崖/ちいさい庭/童謡/朝のパン/洗たく物/儀式/新年の食卓/略歴/行く/空をかついで/荷/鮎/父の日に/時の記念日に/太陽の光を提灯にして/虹 私が一つ敢えて挙げるならば「ちいさい庭」を。 貧しい暮らしの中、老婆が育てる朝顔。 『花が咲くのはこれだけ』。 そこにささやかだけれども生きる喜びがあり 好きです。
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地に足のついた生活者の詩。とても苦労されて、生涯独身で生きた女性。簡単な言葉で、ずしんとくる詩。表札はすごいなあ。
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過去を見つめ、過去を認め。 今を見つめ、今を認め。 未来の自分は、ただ自分であるように。 強いように見えるけど、ただ真っ直ぐなだけ。
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