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西洋人形は夢を見る の商品レビュー

3.3

5件のお客様レビュー

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2017/04/08

世間知らずなのはわかるんだけど、人馴れしてない割には気安いな。 それがつまり相性が良いということなのか。 ついでにその格闘技術は誰に習ったのだろう…。

Posted byブクログ

2016/08/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

これって続き物にするつもりだったのかなぁって思うくらい、最後の謎がとけていません。幽玄との対決を予定していたのかなぁ。 キャラとしての撫子は結構好きでしたし、絹江が殺されたところでは、誰が何のために殺したのか予想がつきませんでしたが、ちょっとだけ血のつながらない親子のイケナイ関係を想像しちゃいました。。単に普通に殺意を持っていたってオチにはがっかり。 撫子と千崎の最後のキスシーンもちょっと唐突感がありました。 氷堂れんさんのイラストはきれいでした。

Posted byブクログ

2014/05/29

相良穎さんの第1作目を読破。 雑誌cobaltの新刊案内で、「あ、このイラストかわいいな」って思っていて。 でもうっかり買うの忘れていまして。 で、相良さんの別の作品(第2作目)を読んでみて、こちらも手に取ってみた次第です。 えっとですね……。 ものすごくおもしろかった...

相良穎さんの第1作目を読破。 雑誌cobaltの新刊案内で、「あ、このイラストかわいいな」って思っていて。 でもうっかり買うの忘れていまして。 で、相良さんの別の作品(第2作目)を読んでみて、こちらも手に取ってみた次第です。 えっとですね……。 ものすごくおもしろかったです。 っていうか、本当に私好みの作品でした。 ケンカップルぷまいです(*´Д`)ハアハア ものすごく集中しちゃうと、歩くこともままならなくなってしまう撫子。 口や態度は悪いけれど、なんだかんだと正義感(?)な不良警官。 時代も大正時代で、私の興味を引くには十分な要素もりだくさん。 ああ、本当、なんで発売当初に買わなかったんだ、私orz それだけが悔やまれる。 新作総選挙対象作品だったので、ぜひこちらの作品を推したのに!! と、後悔にうち震えるくらい気に入った作品でした。 作中で「鷹の翼を得た」という表現があって。 最初は「?」ってなっていたのですが、不良警官さんの名前を見てはっとしました。 千崎銀鷹(ぎんよう)、なのです。 なるほどー、そういうことかー。 ああもう本当にすてきだよな、この人ってば。 撫子と千崎さんのやりとりにはにやにやしっぱなし。 撫子の付き人・玉響(たまゆら)もいいキャラでした。 「新婚生活は邪魔します」って言葉にやられたwww 邪魔するんかいwww ってwww ライトミステリー風味なので気負わずにさらっと読めます。 なので読破した後また再読したり(苦笑) それにしてもーー 最初は「新人さん? でも受賞作とか見てないなあ」って思っていたのですが!! 第2作目のあとがきで全部持っていかれました。 ま、まさかの……と。 びびったわー。 まじびびったわー。 笑 いやはや本当におもしろかったですー(*´▽`)

Posted byブクログ

2013/10/30

コバルト総選挙で『西洋人形は夢をみる』と競った作品です。 残念ながら、続刊はなし。 事件ものですが、推理ものというほどでもなく、恋愛面も浅い。 撫子と千崎と玉響の関係をもっと書き込んで欲しかった。 続刊も見据えてのラストの、某人物の逃亡に、続刊がないぶん中途半端だと感じてしまっ...

コバルト総選挙で『西洋人形は夢をみる』と競った作品です。 残念ながら、続刊はなし。 事件ものですが、推理ものというほどでもなく、恋愛面も浅い。 撫子と千崎と玉響の関係をもっと書き込んで欲しかった。 続刊も見据えてのラストの、某人物の逃亡に、続刊がないぶん中途半端だと感じてしまって残念。 http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-3162.html

Posted byブクログ

2013/09/11

“「今ではちがうと?では、命ある人形がある、と?」 互いに、肚を探り合うように、じっと相手の目を見つめている。 千崎は、玉響の襟首をぐいっとつかみ、さらに顔を引き寄せた。 「この事件の調査のために、オレは先代の月灯斎のことを部下に調べさせた。が……孫どころか肉親がいた形跡さえ、ど...

“「今ではちがうと?では、命ある人形がある、と?」 互いに、肚を探り合うように、じっと相手の目を見つめている。 千崎は、玉響の襟首をぐいっとつかみ、さらに顔を引き寄せた。 「この事件の調査のために、オレは先代の月灯斎のことを部下に調べさせた。が……孫どころか肉親がいた形跡さえ、どこにもなかった!言え、あの女は何者だ」 「…………」 「あの…人形に対する執着。それに……いくら集中してるからといって……あれではまるで……」 思い出しながら、ためらいがちに言葉を並べる千崎は、最終的に黙ってしまった。 襟首をつかまれているはずの玉響のほうが、落ち着き払っている。 「チッ……」 いつまでも何も返さない玉響に、千崎は根負けしたように手を離した。その手のひらが汗ばんでいたことには、そのとき気づいた。”[P.47] 探偵に惹かれて。 なんとなく展開が早いなぁと思ったり。 人物とか展開とか良かったけど、なんとなく薄っぺらかった。 “バッと手を放されて、千崎は床にゴツンと頭を打った。 「ゴホッ、ゴホッ!くそっ、じゃじゃ馬め!」 「そっか……」 馬乗りの体勢のまま、撫子はしばらく考え、再び千崎につかみかかる。 「悔しいーっ!!千崎さんに崎を越されるなんてーっ!!」 「ぐわっ!落ち着け!!」 千崎は撫子の顔を押し出すように引きはがそうとするが、手を放さない撫子は顔をつぶされながらこらえる。 「仕方ないだろう。おまえはずっとあの家に籠っていたんだ。見てきたものが少なければ、想像が及ばないのも当たり前だ」 「むぐぐぐ……」”[P.187]

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