八月の残光 の商品レビュー
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8月と言う事で、図書館の企画コーナーにあったので借りてみました。 苦労に苦労を重ねて作戦実施にまでたどり着くのですが、その辺りのび描写が軽いです。もっとたくさん障害が出てくることを描いても良いと思うんですけどね。 それと、『闘いに参加する意味』を問うシーンがあるんですが、たぶん、それがこの本で一番描きたいところですよね?もっと紙面を取って書いてよかったと思います。
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終戦間際、破天荒極まりない作戦に挑んだ、 誇り高き6人の男を描く傑作冒険ロマン 残された希望を乗せて、 幻の攻撃機「流星」三機は飛び立った。 アムール川の大鉄橋を爆破せよ! 極東ソ連軍の兵站を断ち、満洲の邦人130万人の命を守れ! 昭和二十年五月一日、ベルリンが陥落。 日本との中立条約を破棄し、ソ連が参戦してくると考えた連合艦隊参謀・桐山静雄は極秘行動を計画した。 特殊攻撃「閃作戦」。 そのために集められたのは五人の男。 そして、幻の攻撃機「流星」が三機のみだった。 このわずかな兵力で窮地の日本を救えるのか? 海軍の動きを掴んだ陸軍も密かに動き出し、ソ連にはそれを阻む秘策があった……。 (アマゾンより引用) 最後の突撃のとこはちょっと感動(PД`q。) あんまり戦争ものは好きじゃないけどね…
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第2次世界大戦末期、ソ連の参戦が危ぶまれる中、ソ連の補給路を絶つために、シベリア鉄道の橋の破壊を目指す特別攻撃を進める日本軍将校と隊員の物語。クライマックスは、結構ハラハラドキドキだった。作戦は完全には成功しなかったけど、ちょっとした奇跡により生き残った人たちがいるのはうれしい。...
第2次世界大戦末期、ソ連の参戦が危ぶまれる中、ソ連の補給路を絶つために、シベリア鉄道の橋の破壊を目指す特別攻撃を進める日本軍将校と隊員の物語。クライマックスは、結構ハラハラドキドキだった。作戦は完全には成功しなかったけど、ちょっとした奇跡により生き残った人たちがいるのはうれしい。(フィクションだけど)
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歴史秘話的ストーリーが好きなかたは、『エトロフ発 緊急電』、『ストックホルムの密使』、『ベルリン飛行指令』がお薦めです。
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勝ち馬に乗っているうちは、誰でも英雄のように振るまえるもの。負けが見えてきたとき、そこから逃れられなくなったとき。その状況で、どんな態度でいられるか。 そういうときの有様が、生き様の美しさにつながるんじゃないでしょうか。 戦争末期という中、滅びの美学がもてはやされる敗色濃厚な状...
勝ち馬に乗っているうちは、誰でも英雄のように振るまえるもの。負けが見えてきたとき、そこから逃れられなくなったとき。その状況で、どんな態度でいられるか。 そういうときの有様が、生き様の美しさにつながるんじゃないでしょうか。 戦争末期という中、滅びの美学がもてはやされる敗色濃厚な状況で、生き様見せたチームの話です。 滅びの美学。 それが、この閃作戦に携わった人間に、ないとは言いません。多かれ少なかれ、感じてはいたはず。 ただ、無鉄砲な投げやりな気持ちを、覆い隠すためだけの、メッキの美学ではなかったんだろうな、と感じました。 人生の中で、全てをかけるだけの目的を見つける。それに全てをかけていく人間。 その姿は、感動します。 これこそ、生き様。 すごした年月じゃない。想いの強さです。
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面白かった前作に続く戦争秘話物。 今回は航空作戦。 流星とか四式戦とか百式機関短銃とか、検索しながら読み進むのが楽しい。 「少人数で最大の戦果を上げる」物としてしっかりツボを押さえている。 途中、もう少し山場が欲しい気がするが、ページ数が限られたかな。
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対アメリカではなく対ソ連との戦記に興味があったから手に取る。 お話しがちとできすぎかな。 シベリア鉄道に乗ってみたいなと思ったかな。
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この時期に読むにはもってこい。8月11日、日本帝国海軍のある極秘の作戦。 冒頭の序章の問いかけは終章に作戦の結果として間接的に答えがある。 陸軍と海軍のライバル意識。 ソビエト軍と日本軍の探り合い。 零戦ばかりが目立つ日本軍の歴史だが一切登場せず、流星という二人乗りの爆撃機がの最...
この時期に読むにはもってこい。8月11日、日本帝国海軍のある極秘の作戦。 冒頭の序章の問いかけは終章に作戦の結果として間接的に答えがある。 陸軍と海軍のライバル意識。 ソビエト軍と日本軍の探り合い。 零戦ばかりが目立つ日本軍の歴史だが一切登場せず、流星という二人乗りの爆撃機がの最後に残した光。 太平洋戦争を肯定する事もなく、否定することもなく、ある1日のある一瞬を成就するためだけにストーリーが進む。 救うのは日本本国ではなく、満州で生活をしている日本人。 このストーリーは映画で見たい、と本気で思った。
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時期だし、太平洋戦争ものを、と思って読んでみましたが…、 ちょびっと出来過ぎ感もありましたが、作り話なんですね~。 となると…、まずあり得ないと思われる設定は、御都合主義的だし、 登場人物のエピソードも、いろんなとこから取って付けた感じだし、 正直、太平洋戦争ものについては、戦...
時期だし、太平洋戦争ものを、と思って読んでみましたが…、 ちょびっと出来過ぎ感もありましたが、作り話なんですね~。 となると…、まずあり得ないと思われる設定は、御都合主義的だし、 登場人物のエピソードも、いろんなとこから取って付けた感じだし、 正直、太平洋戦争ものについては、戦記の創作って好きじゃなぃ…。 少なくとも、戦時中および戦後に実際にあった出来事の数々は、 経験していない作者の想像力をはるかに超えた出来事だと思ぅし、 それをどれだけ脚色せず、ドラマチックに伝えることができるかが、 小説家の腕の見せ所だと思ぅのですが…。 といぅことで、辛口なコメントとなりまして、どぅもすみません。 評価は…、「並」といぅことで…。
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