ド・レミの子守歌 の商品レビュー
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表紙のイラストや挿絵は旦那さまで、あとがきは息子さん。すごく素敵な家族だなと思う。 平野レミさんと言えば、料理番組での、天真爛漫で大胆なイメージが強かった。子育てに対しても、小さいことは気にしない「ぶっとんだママ」なのかなと想像していたけど、意外とそんなことなかった。一般的な母親たちや、私とも同じように、些細なことにも一喜一憂して、全力で子育てに励む、普通のお母さんだった。(失礼) こんなに明るいひとでも、育児の最中に、自分の将来に漠然と不安を感じたりするんだと知って励まされたし、今この瞬間にも、世界中にそんなお母さんがたくさんいるんだろうなと思えた。 その一方で、たまに不安になったり落ち込んだりしつつも、最後は切り替えてポジティブな言葉で淡々と締められている感じが、「あ、やっぱり明るい人なんだな〜」っていう感じがした。 「子どもにかかりっきりなものだから、ちょっと心配になることがある。このまま子どものつきそいで一生終わってしまうのかしら。今は無我夢中だけど、子どもが大きくなってはっと気がつくと、もうシワクチャになっているのかしら。そう思うと子育ては悲しいもののようだが、私は楽しくってしょうがない。」 「でものどかなところでもお母さんがキーキーしていたら何にもならない。のどかでない東京の真ん中でも、子どものためにせめて私がのどかでありたいと思う。」 「私は唱のおかげてずいぶん勉強した。人間的にもうんと成長したような気がする。あんなにわがままだった私から、わがままがとれて、今まで持ち合わせていなかった思いやりや、やさしさが生まれてきた。唱に対する思いやりがきっかけになって、だれに対してもその人の気持ちをわかろうと努めるようになった。結局、子育ては親育てなのだと思う。」 あとがきの唱さんも言うように、こうやって子育てに前向きに励んだ母親の記録って、将来の子どもにすごく勇気を与えてくれる気がする。
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軽快な文章で、息子のお昼寝の合間合間に楽しく読みました。フフッと笑いが漏れたり、心がじーんとしたり、あたたかい気持ちになります。 息子はちょうど1歳0ヶ月。レミさんの妊娠から出産、長男4歳にかけてのエピソードが盛りだくさんで、これからこんなに楽しい可愛い成長を見られるのか、と楽し...
軽快な文章で、息子のお昼寝の合間合間に楽しく読みました。フフッと笑いが漏れたり、心がじーんとしたり、あたたかい気持ちになります。 息子はちょうど1歳0ヶ月。レミさんの妊娠から出産、長男4歳にかけてのエピソードが盛りだくさんで、これからこんなに楽しい可愛い成長を見られるのか、と楽しみでなりません。
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来週から産休に入る同僚に貸すつもりで、ついでに再読してみたらやっぱりおもしろい。 レミさんが想像以上に普通のお母さんなんだけど、ユニークで、楽しい様子が目に浮かぶよう。 唱と名付けられ、赤ん坊の頃から音楽が好きだった男の子が、今では立派なミュージシャンになってるなんてこの頃のレ...
来週から産休に入る同僚に貸すつもりで、ついでに再読してみたらやっぱりおもしろい。 レミさんが想像以上に普通のお母さんなんだけど、ユニークで、楽しい様子が目に浮かぶよう。 唱と名付けられ、赤ん坊の頃から音楽が好きだった男の子が、今では立派なミュージシャンになってるなんてこの頃のレミさんに想像ついたかな? 所々に出てくる和田誠さんも素敵だし、 和田唱さんによるあとがきも最高です。 永六輔さん作詞、八木正生さん作曲、デューク・エイセス歌の「ウェルカム ミスター ショウ」 音源が残っていたら聴いてみたいものです。
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レミさんがシャンソン歌手だったなんて知らなかった…! 子育ての甘い部分を感じさせてくれる本です。まだ妊娠中に読むと、産休後に仕事復帰していいのかな…子どもの成長を側で見ていたいな…と思えてきました。
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テレビなどで受ける印象とは違って、意外に普通の母親だったレミさんがいました。有名人の私生活のぞきではなく、普通の妊娠、子育て日記として読んでいただきたいですね。
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唱さんがお腹の中にいる時から幼少期の子育てエッセイ。 悩みもあっけらかんとしていて爽快。 あたりまえで見逃してしまいそうなところにもレミさんの気づきがあって、そういう見方もあるのかとはっとさせられました。 レミさんの声が聞こえてきそうなくらい、素直で愉快です。
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なんと昭和50年代の平野レミ子育てエッセイ。 テレビで見る今の平野レミは騒々しく、ちょっとがさつで、でも元気なおばさんという感じだが、子育ても時代からそういう人だったみたい。でも、息子に注ぐ愛情の描写はなんとも懐かしく、読みながら娘が小さかったころを思い出して、ほっこりした。 実際の子育ては大変で、特に最近は育児のネガティブな情報ばかりが氾濫しているし、実際子供の数が減っているのも、出産や育児みたいなめんどくさいことを避けるからだろうな。 出産を経験する女性陣の苦労が分からんからのんきなことを言うてるのかも知れない、育児の苦労もまだまだお母さんが主体だろう。でも名、この本読んだら子供と一緒にいる時の幸せな気分を思い出せてんなぁ。 何が良いって、実はあとがきが良い。何しろエッセイに書かれた赤ん坊が37歳になって書いているという仕掛け。これはレミさんたまらんかったやろな(笑
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2017.6 レミさんの子育てエッセイ。悩みも不安もあるけど、やっぱり子育てはおもしろおかしくした方がいいな。こんな明るくのびのびした家で過ごせば子どもはきっと大丈夫だ。何を目指すよりいつも笑いがある家をめざしたい。
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平野レミさんの、妊娠・出産・子育てエッセイ。 長男唱くんは、どうやら、私の妹と同年代らしい。 時代背景や、バラエティに富んだ人間関係も面白いが、 何よりも、 平野レミさんの まっすぐ悩み、 まっすぐ驚き、 まっすぐ喜ぶ、 パーソナリティーがおもしろい。 こどもはさぞかし困ったこと...
平野レミさんの、妊娠・出産・子育てエッセイ。 長男唱くんは、どうやら、私の妹と同年代らしい。 時代背景や、バラエティに富んだ人間関係も面白いが、 何よりも、 平野レミさんの まっすぐ悩み、 まっすぐ驚き、 まっすぐ喜ぶ、 パーソナリティーがおもしろい。 こどもはさぞかし困ったことだろうなあ・・・。 と思いながら読んだ。 そしたら、あとがきが、長男の唱さん。 やはり、こども時代はおもしろいお母さんを、なかなか認められなかったらしい。 ほんとうに、楽しくて、豊かで、しあわせな親子だなあ・・・。 いいなあ・・・。
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自分の年齢が上がるにつれ、あの突き抜けてる感をたまらなく魅力的に感じるようになった平野レミさん。本作は彼女がご長男である和田唱さんを妊娠したところから、出産、育児を綴ったエッセイ。まだまだ若く、料理の仕事も始める前とはいえ、やはりすごい人でした(笑)
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