広汎性発達障害児への応用行動分析 の商品レビュー

佐久間徹【著】

2022/01/04

発達障がい児の発達支援をしている身として色々と考えさせられました。
「言語獲得がなされていないことは、将来的に本人にとっても家族にとっても悲惨」との言葉、、重みを強く感じますし、不適応行動の消滅ではなく弱化を目指すという考え方やその手法も新たな学びになりました。
この業界の慢性的な人出不足が解消して、もっと1人1人に向き合える環境が整えばいいのになと思いますし、個人に合わせた支援に割ける時間が少ないことにもどかしさを感じます。

2020/04/27

応用行動分析とはを知りたい。専門書は高いのでまずは知りたい。に最適とかと思われます。筆者は自閉症の言語獲得が専門のようですが、おそらく現場で働いてる人には色々な場面で「あるある」「なるほど」がちりばめられてる1冊だと思います。福祉職、教育職の方々の現場で苦労していることが少しは解消されるかもしれません。専門書ではなく新書ですので、筆者の気持ちの部分が強いです。

2013/08/28

評価が難しい。
技法とその理論？問題解決能力は疑えないが、雑談が多いので、それだけを別にしてあればと思う。
著者の訳によるはじめての応用行動分析に、療育の最初の頃に出会っていたことに思い当たって、その非常な幸運に驚いている。この順序なら、そして根気があるなら、オススメである。