クニ子おばばと山の暮らし の商品レビュー

椎葉クニ子【著】

2020/10/19

『りんたろうといのちの種』でもハイライトされている焼畑の火入れの儀。この本でも全文が引用されており、どんな本であれこの文言を読むと身震いさせられる自分に気づく。

大なる世界の小なる者として生きていくこと、また小なる者として自らの内奥に在するミクロコスモスを理解し、整えること。そんな生き方が表れる文章であった。

何も「椎葉が一番」と言っているわけではないけれど、この本を読めば椎葉に行ってみたくなることは請け合いである。生きるということの本質が、みえてくるはずだ。

2017/09/14

20170914 日本が無くしてきたものがここにあると思う。個人の生活なのだが、それを実践するには前の時代からの遺産を大事に相続する事が絶対条件。
日本としての未来をどうするか？そのために何を守るか？普遍な幸福を理解出来る人が生きている今が最後の機会なのではないか。などと考えさせられた。

2015/04/11

山奥の村で、昔ながらの生活をするおばあちゃん。
これだけ読んでいると、現代とは思えないようなかんじがするが。

程度の差はあれど、ばあちゃん世代の生き方・暮らし方はこんなかんじだったんだろうな、と思う。

2013/10/29

「ほうきを玄関におくと魔払いになる」。
昔から言われているそうです。

熊本大学：アイスクリン