オタク・イン・USA の商品レビュー
アメリカオタクの圧倒的な熱量は、日本と違って当時はすぐに情報が出回らない特別なアンダーグラウンドなコンテンツだったからだ。 どんなコンテンツでもそうだが、ある程度情報が少なかったり規制がかかることでそれに対しての執着心からとんでもないgeekなOTAKUが完成される。
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日本のポップカルチャーが、どのようにしてアメリカで受容されてきたのかを記した、アメリカ人オタクによるルポである。 よくバラエティ番組で垂れ流される、「日本のマンガとアニメは国境を超えて大人気!」というお気楽な言説を、気持ちよくぶっ壊してくれる(人によってはドン引きしてしまう内容もかなり多めだ!)。 国境を超えるってそんなに甘くねぇんだよな。やっぱり。 なお、本文で扱われている内容は200年代前半のもので、文庫化されるまでの間に、オタクを取り巻く状況は大きく変化した。文庫版あとがきでは「その後」について紹介されているが、やはりこれも苦いものばかりであった。
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面白かったです。 英語名のなんちゃって作者名かと思ったら、本気のアメリカ人でした。 アメリカオタクの黎明期から現在までが、あらゆる項目について書かれてる。 一つ一つの章は短いながら、みっちりと濃い未知の世界。 手ごろな厚さの文庫本、しかもオタクなネタと思って甘く見ていたら あまり...
面白かったです。 英語名のなんちゃって作者名かと思ったら、本気のアメリカ人でした。 アメリカオタクの黎明期から現在までが、あらゆる項目について書かれてる。 一つ一つの章は短いながら、みっちりと濃い未知の世界。 手ごろな厚さの文庫本、しかもオタクなネタと思って甘く見ていたら あまりに濃すぎて読み進むのに時間がかかる! 日本のオタク黎明期でさえ、 情報を探し仲間を探し深くかかわっていくのは大変だったのに、 まったく言葉の違う異国で、中途半端なまがい物などに紛れながら、 日本にあるホンモノへ向かっていく情熱の凄さといったら。 まあその延長線上に、 私がドイツサッカーを追っていたことなんかも同じものだとを思えば そんなに他人事でもないし、 好きになってしまったらやってやれないことはないのだと思う。 それにしても、オリジナルの改編(合体やら追加やら)・クオリティの低いグッズ・ 放送時間のいい加減さなどなどに阻まれながらも 惹かれていく、のめり込んでいく、その力はものすごい。 そしてネットで簡単に情報が手に入るようになった今、オタクであることとは まったく次元が違うのは、日本もアメリカもかわらない。 広いジャンルを網羅して、なお語りすぎず、 単なる情報に終わらず一通りの状況をリアルに知っている人によって書かれていて、 コンパクトにアメリカのオタク状況を知るには格好の本。
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あとがきにて アメリカの日本マンガやアニメのオタクは2013年の時点でかなり社会的に肩身の狭い思いをしているように感じた 日本のコミックを販売している500店舗もあるチェーン店の本屋が潰れるとかまじでやばい
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町山さんの著作かと思い、図書館のネット予約したら、思いがけない本だった。(笑) 良く知らない分野なので、逆にへぇ~というような話が読めて良かった。 ゴジラや仮面ライダー、ピンクレディがアメリカで、どういう風にウケたり、ウケなかったりしたのか全く知らなかった。 ただ、いかんせん、冗...
町山さんの著作かと思い、図書館のネット予約したら、思いがけない本だった。(笑) 良く知らない分野なので、逆にへぇ~というような話が読めて良かった。 ゴジラや仮面ライダー、ピンクレディがアメリカで、どういう風にウケたり、ウケなかったりしたのか全く知らなかった。 ただ、いかんせん、冗長。 だらだらとオタクの長話を聞いているような感じで、後半は飛ばし読み。 これは自分にアニメ等の予備知識がないせいもあるが、なんでもかんでも紹介せず、もう少しテーマを絞った編集にすれば良かったと思う。
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今から少し前の(といっても10年ぐらい前か?)アメリカのオタクたちの姿。 町田 智浩訳で読みやすいです。というか、訳者の名前を見て、これは信用できると買った1冊です。 感じは、町田の本とよく似ている。まぁ、文体もよく似ているし、話の進め方にも、かなり町田のアドバイスが入ってい...
今から少し前の(といっても10年ぐらい前か?)アメリカのオタクたちの姿。 町田 智浩訳で読みやすいです。というか、訳者の名前を見て、これは信用できると買った1冊です。 感じは、町田の本とよく似ている。まぁ、文体もよく似ているし、話の進め方にも、かなり町田のアドバイスが入っているそうなので、自然とそうなるのかと思います。 どうしようもないアメリカ。でも、元気なアメリカ。オタクも元気。 いや、オタクって、することあるから、いつもけっこう元気なんだと思います。なにかを全力で愛していいというのは、心の安定につながる……かも。 でも、やっぱり日本と同じように、世代間のギャップがあったりして、グループ化はしていくみたいです。
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これは、ちょっと本として評価し辛いな。 判んない人には、判らないどころの話やないやろう。 私は、この世界に片足は入ってるので。 こういうのを外の目から見てもらえるのを読むのは面白いのだ。
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アニメやマンガなどの、日本のいわゆる「オタク文化」が いかにしてアメリカに浸透していったのかをつづる一冊。 いやー、そういうことだったのか。 そんな風に捉えられ、 そんな風な文化風土の中で そういう思惑で広がっていったのだなぁ、 と、いろんな意味で「ほほう」満載でした。 うー...
アニメやマンガなどの、日本のいわゆる「オタク文化」が いかにしてアメリカに浸透していったのかをつづる一冊。 いやー、そういうことだったのか。 そんな風に捉えられ、 そんな風な文化風土の中で そういう思惑で広がっていったのだなぁ、 と、いろんな意味で「ほほう」満載でした。 うーん、やっぱり感覚は違いますね。 この本は文庫版なので、最初に出てからもう数年が経っています。 いろいろその後の変動もあるんでしょうが、 同じものを好きでいる者同士は大切。 国策やら文化の違いやらで めんどくさいことにはなってほしくないもんです。
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アメリカのオタク文化をアメリカ人オタクが書いた本。訳は破天荒映画解説者でお馴染みの町山智浩。 2006年刊行の本の文庫化なので情報は古いがまあそれはしょうがない。 それでも著者本人の子供時代のエピソードからアメリカでのオタクの歴史がわかるのでカバーできる。 多分日本の初期のオタク...
アメリカのオタク文化をアメリカ人オタクが書いた本。訳は破天荒映画解説者でお馴染みの町山智浩。 2006年刊行の本の文庫化なので情報は古いがまあそれはしょうがない。 それでも著者本人の子供時代のエピソードからアメリカでのオタクの歴史がわかるのでカバーできる。 多分日本の初期のオタクもそうだったんだろうけど、昔の方が団結してるんだろうなぁ、と思う。今はジャンルがどんどん細分化されてさらに情報が容易にネット等を通じて手に入るのでもう昔ほどの仲間感はないよね。 下手な日本人より日本のこと詳しいんだろうなぁ。 まあ一度読んでみてください
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アメリカのオタクたちの歴史。2006年に出版されたものの文庫化だから、この中の最新情報になる部分はとても古い。しかしオタクの始まり部分はもう動かない事実なので、楽しく読んだ。オタク文化はクールジャパンと言い出す前から既にここまで愛されていたのだな。
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