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呉越春秋 湖底の城(四巻) の商品レビュー

3.5

8件のお客様レビュー

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2017/12/01

年に1冊しか出ないので、すっかり忘れていた。さっまとめて読むぞ!~父と兄のために楚王を伐つ決意を強くした伍子胥は、褒小羊の養育を斉にいる孫武に依頼し、彰乙の手下・黒基と黄犀の操る船で延稜に帰還し、主従の妻が懐妊したことを喜んだ。呉の将軍である公子光は旗艦に伍子胥を招き、目標は淮水...

年に1冊しか出ないので、すっかり忘れていた。さっまとめて読むぞ!~父と兄のために楚王を伐つ決意を強くした伍子胥は、褒小羊の養育を斉にいる孫武に依頼し、彰乙の手下・黒基と黄犀の操る船で延稜に帰還し、主従の妻が懐妊したことを喜んだ。呉の将軍である公子光は旗艦に伍子胥を招き、目標は淮水の州来であると知らされ、鐘離で対決になった。楚が大軍であるにも関わらず出てこれない理由は、令尹の子瑕の病が篤く、司馬も兵を引いた。伍子胥の進言で追撃し雞父で大戦果を上げたのち、小国の陣を襲うことを計画し、先頭には帯同した囚人を立たせて、奴隷を得たい小国の虚を突いて撃破し、逃げる楚軍も追撃し、先の楚の太子の母を呉に迎えることに成功し、楚の司馬も自刃した。海賊と思われる永翁から与えられた図は玄門というらしく、視察して円柱も見つけたが近づく方法はない。干育という若者から年に数日、水が引いて壇が現れることを知り、足場を組んで棺を手に入れ、3歳ほどの童女の骸骨と金塊や玉が手に入った。楚王が淮水を下ってくると知らされ、公子光は淮水を下って越から送られた船に満足して引き上げるところを追尾して襲ったのだ。終纍は、呉王が公子光の瑕瑾を探していることを朱旦に教えられたと明かす。父兄の仇の楚王は死んだ。公子光が危ういなら、自分たちの身も危ないと伍子胥が思い始めた矢先、越の大夫・胥犴の訪問を受け、越・允常の大夫に迎えようという。断った伍子胥は帰りに終纍が襲われることを察知し、終纍は家内を粛正してから鱄設諸を寄越し、楚の苑氏に黄金の盾を作らせる。しかし、淮水を下って呉の領地を侵した報に、呉王・僚は将軍を出さず、子二人に軍を率いらせ、自分は公子光を撃つ決意を固める。公子光も雌雄を決する時が来たと呉王を自宅に招いて地下に潜めた私兵で襲うことを計画したが、伍子胥は尋常な人では捧げ持つことが出来ない魚の蒸し物を力自慢の鱄設諸に持たせ、大魚の中に隠した剣で呉王暗殺を果たしたが、鱄設諸も呉王の護衛兵に殺された。呉王が死んだことを知ったた伍子胥は王城へ赴き、将軍が死んだと誤解して王城の兵を出した諸燓を逆に王城で迎え撃つ。呉は新王の下で黄金期を迎え、子胥も大夫として食邑を得た~伍子胥が爽やかな人物に描かれているので佳い

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2017/10/11

伍子胥は呉の公子光に従軍し、楚との戦いに。呉においても呉王と公子光の間に微妙な空気が流れる。孫武を訪ね、人材獲得へと動き出す。范蠡が初めて10歳の賢い童子として登場。また呉王夫差も公子光の「すずやかな」孫として登場。将来を予感させる演出が巧み。物語はいよいよ公子光が呉王闔閭として...

伍子胥は呉の公子光に従軍し、楚との戦いに。呉においても呉王と公子光の間に微妙な空気が流れる。孫武を訪ね、人材獲得へと動き出す。范蠡が初めて10歳の賢い童子として登場。また呉王夫差も公子光の「すずやかな」孫として登場。将来を予感させる演出が巧み。物語はいよいよ公子光が呉王闔閭として即位。いよいよ佳境に入っていく。宮城谷がこれまで描いてきた鄭の子産、斉の晏嬰なども登場する。著者の世界が立体的に繋がってくる。

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2014/05/01

第四弾 ペースが遅い? 呉での内紛?太子光が呉王を目指す 協力する伍子しょは? 相変わらず伏線の謎が!

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2013/08/25

子が親や親族を殺して王になることが余りに多すぎる。それしかない感じ。色々な謎が解けて面白かった。新たな謎もあり、これからどうなるか楽しみです。まだまだ復讐するには時間がかかりそうですが、伍子胥も力をつけてきて、更に大きな展開もありそう。 登場人物 塼設緒 力士 伍子胥の紹介で...

子が親や親族を殺して王になることが余りに多すぎる。それしかない感じ。色々な謎が解けて面白かった。新たな謎もあり、これからどうなるか楽しみです。まだまだ復讐するには時間がかかりそうですが、伍子胥も力をつけてきて、更に大きな展開もありそう。 登場人物 塼設緒 力士 伍子胥の紹介で公子光の臣となる 千育 漁夫 財宝を見つける時に活躍 終纍 公子光の嫡子 華英 宋の臣 華登の娘 呉王の元にいた 軼符 元宋人 伍子胥の邑を任せられた あらすじ 伍子胥は孫武に子羊を預けた。伍子胥と右佑に子供が生まれた。公子光が将軍として楚と戦い、伍子胥の策も当たり大勝した。桃永の義父から貰った地図の謎を解き、金、真珠を手にいれた。財宝と共に子供の遺骨も入っていたが、そのために墓を建てた。呉王と公子光の仲が悪くなり始め、互いにスパイで動向を探り合う様になる。身の危険を感じた公子光は王への謁見を病気を理由に欠席するようになった。公子光は、病気が治ったらそれを示すために呉王を招かねばならない。 公子光がその時に王に殺されると考え、伍子胥は策を考えた。策の為に黄金で作った盾の作成を塼設緒を使者として依頼させた。そんな中、楚王が逝去する。仇をうてなくなった伍子胥はがっかりする。呉王は楚王逝去の隙をついて太子2人に楚を攻めさせ、季子を外遊にだす。公子光はさらにその隙をつき、呉王を殺す為の策略を伍子胥に頼む。伍子胥は気がすすまない様であったが、協力する事を決意する。伍子胥に頼まれた塼設緒は巨魚の中に刀を隠し呉王を殺すが護衛に殺されてしまう。外遊から帰った季子も公子光を新たな王と認めた。屯は華英を楚にいる父の所へ送って行く事になった。

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2013/07/28

今回は呉子胥と呉子光による呉王の誅殺の巻。途中で楚王の逝去も知るが、まずは呉子光を王にしなくては自分の思いは果たせないとその力になる。五子光は王になり闔閭となる。あの有名な呉王闔閭、その頃越の夫差も登場する。まあ、そこで今回は終わり。でもなんか、話が緩やかにあっさり進んではらはら...

今回は呉子胥と呉子光による呉王の誅殺の巻。途中で楚王の逝去も知るが、まずは呉子光を王にしなくては自分の思いは果たせないとその力になる。五子光は王になり闔閭となる。あの有名な呉王闔閭、その頃越の夫差も登場する。まあ、そこで今回は終わり。でもなんか、話が緩やかにあっさり進んではらはらどきどきが無いのは自分だけだろうか。 中で晏子も出てきたからちょっと晏子も読み返してみたい気になった。

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2013/07/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

伍子胥の生涯を描く中国戦国歴史小説第4巻目。 今回は呉の政権交代クーデターがメインストーリーです。 このクーデターも流血少なく、鮮やかに描かれており、宮城谷さんらしい主人公の活躍です。 これで、呉王闔閭による全盛時代に突入、伍子胥も晴れて表舞台に躍り出て、後は孫武を待つだけとなりました

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2013/07/27

中国の古典史記に題材を得た作品。伍子胥を取り巻く人々が多すぎて覚えられないのは私だけか。1年に一回の刊行では、ついつい忘れてしまう。続編が早く読みたい。

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2013/07/18

『呉越春秋 湖底の城 第四巻』を東京堂書店で購入し、併設のカフェで読んでいます。18時半からの月例会の終わるのが待ち遠しい。 読了しました。呉王僚を謀殺するのがメインでした。その後の収束を初めて読んだ気がします。後のライバルの范蠡が登場したり、楚だけでなく越も台頭する中で伍子胥...

『呉越春秋 湖底の城 第四巻』を東京堂書店で購入し、併設のカフェで読んでいます。18時半からの月例会の終わるのが待ち遠しい。 読了しました。呉王僚を謀殺するのがメインでした。その後の収束を初めて読んだ気がします。後のライバルの范蠡が登場したり、楚だけでなく越も台頭する中で伍子胥の活躍が楽しみです。うーん。第五巻が待ち遠しい。

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