不実の男 の商品レビュー
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『不実の友』『不実の男』 攻めがめっちゃいい感じにクズ男で、大変良かったし、その男から離れることが出来ないでいる受けも愛しかった…… 攻めの言葉を全く選ばない言い方に傷ついている受けが、それでも攻めが好きで離れられないところが愚かで愛おしかった。 攻めは、独占欲って言いながらも自分以外に行かないっていう自信が少なからずあって、それでも「だっておまえ俺以外とか無理だろ」って呪いをかけるように言うのも愛おしい… 『誰かと夏』 個人的に1番好きです。 おじさんと少年(?)の死への温度差が最高にいい。
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2015/01/06 【やや好き+】この作家さんの描くクズ男とモラトリアムな雰囲気が苦手だったがこの短編集はイイ。 死にたがりまでプラスされててどんより感が増量されてるんだけどどの話も最後に少ーし救いがあるので読後感が爽やか…ん?あれ?もしかして錯覚か?(笑) 乾いた中にドロドロ...
2015/01/06 【やや好き+】この作家さんの描くクズ男とモラトリアムな雰囲気が苦手だったがこの短編集はイイ。 死にたがりまでプラスされててどんより感が増量されてるんだけどどの話も最後に少ーし救いがあるので読後感が爽やか…ん?あれ?もしかして錯覚か?(笑) 乾いた中にドロドロな混沌があってそこからほんの少しだけ違う場所へ移動していくリズム感みたいなのが結構気持ち良かった。
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来年の春には 制服も終わりです と 彼は言って それきり口をきかなかった 横顔はもう 大人のそれだったのだ
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3.65ぐらい。山田酉子さんの作品って、いつも絶妙っていうか、微妙っていうか、悪い意味の微妙じゃなくて言葉通りの微妙。完璧じゃないけどオオオッ?て内側にしみこんでくる感じ。 毎回「買って損したってことはないけどそこまで満足感は得られなかったな…」と思うんだけど、今回のは比較的満足。 死にたがりばっかっていう時点でよし買おうって決めてたんだけど、いいな~好きな暗さだ~。 表題作はそこまで印象に残らなかったけど、一緒に自殺をしに行く話の「俺はあなたと死にたかったな(うろおぼえ)」だとか、ヒューストンのその発想だとか、すごく好き。 この方の短編は、うまく短編ってことを利用してる短編だと思うんだよなあ。切り方が絶妙。そんで、あんまり深く踏み込まずに読める。言い換えてしまえば雰囲気漫画ってことなのかな? これからもこの方の漫画はついつい買っちゃいそうだなあ。
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死にたがりばかりで、なんとも言えない読後感…。そして表題の攻めがクズすぎて…クズ男を愛でられる広い心は私にはなかった模様…。
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