名画で読み解く「ギリシア神話」 の商品レビュー
なかなか面白かったけど、基本から理解するには難しかったかな… 子どもを食べるクロノスの絵が怖すぎて、何度見ても慣れなくて、終いには本持つのも怖くて、仕方なくマスキングテープでそのページ開かないようにしながら読みました。笑 神々ってほんとにもう。
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「神々の上に君臨する女好きの最高神 ゼウスとは」 多くの絵画にその世界観を描かれているギリシア神話。今回ご紹介するのは全知全能の存在である神「ゼウス」の物語。彼が描かれた絵画も併せてお届けします。 * * * ゼウスは、ティタンのクロノスとレアの息子であったが、父クロノス...
「神々の上に君臨する女好きの最高神 ゼウスとは」 多くの絵画にその世界観を描かれているギリシア神話。今回ご紹介するのは全知全能の存在である神「ゼウス」の物語。彼が描かれた絵画も併せてお届けします。 * * * ゼウスは、ティタンのクロノスとレアの息子であったが、父クロノスを倒して、オリュンポス12神の最高神として君臨した。彼は雲や雨、雷など気象を自在に操ることができる天空の神で、ローマ神話に取り入れられると、ローマの全能神ユピテルと同一視された。 ゼウスの王宮はオリュンポスの中心にそびえ立ち、ほかの神々の宮殿と比べてもひときわ豪華なものだった。王宮の中央にある広間では、しばしば神々の宴が開かれ、その席でゼウスはごちそうや音楽、女神たちの優美な踊りなどを楽しんだ。また、ほかの神々との合議の上、今後世界に起きることを決めていた。とはいえ、ゼウス自身が世界の運命そのものを操っていたわけではない。世界が運命どおりに進行するように取り仕切っていたのである。 ゼウスは強力無比な至高神だったが、一方で無類の女好きの面があり、多くの女神や人間の女性を妻や愛人にした。 ゼウスの最初の妻は、知恵の女神メティスである。 ウラノスとガイアから、「いずれメティスから生まれる男子に王の座を奪われる」との予言を受けていたゼウスは、メティスを自分の腹のなかに取り込み、その知恵で窮地を助けてもらおうと考えた。そこで変身の能力を持つメティスをだまして水滴に変えさせると、それを一飲みにしたのである。 こうして知恵の女神メティスを体内に取り込んだゼウスは、メティスの持つ知恵を手に入れ、名実ともに神々の王として君臨した。 ■ゼウスを鑑賞できる絵画 『悪徳を雷で打つゼウス』 作者:パオロ・ヴェロネーゼ 制作年:1553~1554年 所蔵先:ルーヴル美術館 ~『名画で読み解く「ギリシア神話」』(吉田敦彦 監修)より抜粋
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